「戦場に輝くベガ」

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核廃絶宣言から思う ケータイ投稿記事

みなさま
シゲモリです。
今日、ニューヨークの国連安保理で、オバマ大統領により核を廃絶する宣言がなされました。同時に鳩山首相はそれを受けて私たちがすむこの国の役割を演説されています。
オバマ大統領の核戦争は何も生み出さない…という言葉を胸に刻みたいと思いますし、鳩山首相の述べた日本の役割が果たされることを期待します。
まずは拍手と共に、この宣言を大歓迎したいと思います。

核兵器に止まらず、戦争は武器にならずとも良いものも“武器”の様にします。
夜空に瞬く「星」が良い例で、爆撃機が長距離飛ぶための指標とされ、攻撃のためにあたかも“武器”の様に扱われたのですから。
平和な世の中であれば、星を指標とする「天文航法」は、もし戦争がなくとも利用され、発達していたこととは思う。
しかし、歴史という事実のなかでは、戦争のためにこの技術は改められ、変化してきている。
日本では、第一次世界大戦後、戦争で、海外から入手出来にくくなった航海暦に替わる独自計算による航海暦を求め、それが、物語ベガで女学生たちが計算した「高度方位暦」へとつながっていきます。
天文航法のための暦表は、「天体位置表」という天体の位置を天文現象をまとめた総表にもとづき、そこから、航海、航空に必要な諸表・諸暦が計算されました。独立推算では、天体位置表の計算に鈴木敬信氏が熱心に取り組み、その他の応用的な暦表の簡略化に塚本裕四郎氏でした。両者の違いは、鈴木氏が天文学者としての取り組みとして天体位置表の計算に熱心であったこと、塚本氏が海軍としての組織の使命を前提として開発に取り組んだための「違い」であったようです。戦争の時代の中での天文学に携わる「人」の思いのあり方の違いを見逃すことなくいたいと思います。
戦争のなか、「星は如何に武器にされたのか?」「それに、兵士は、勤労動員の女学生たちはどの様に巻き込まれたのか?」
この視点を物語ベガを掘り下げる上では中心となると考えます。
今年、海軍水路部から続いた「天体位置表」の海上保安庁での発刊は終わり、国立天文台に引き継がれます。GPSというこれまたアメリカの軍事技術のために、必要性は無くなりつつあるその他の航海、航空に使われるその他の諸表諸暦は引き続き海上保安庁によって刊行されます。
戦後65年を待たずして、また、オバマ大統領の宣言がなされる様な時代の動きとも連動して、やっと、日本では、天体位置表とその他の実用的な暦表が腰の落ち着き所に納まった様な感があります。
「二度と星を武器にする戦争があってはならないこと」を念じながら、こうした社会の動きをもしっかりと見据えていたいと思います。
長くなりました。読んで下さってありがとうございます。
では。


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