「戦場に輝くベガ」

プラネタリウム番組「戦場に輝くベガ」の上映情報や感想を紹介するページです。

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ベガ実行委員会 事務局の松尾知です。
うれしいニュースです。
この夏「戦場に輝くベガ」が本になりました。
 
タイトルもプラネタリウム作品と同じく
「戦場に輝くベガ」です。
出版社:一兎舎(いっとしゃ)
著者:鈴木一美さん・浅野ひろこさん
値段:1260円
2011年8月15日の終戦記念日にあわせての出版です。
山梨や長野の新聞などで出版を紹介する記事を目にした方もいらっしゃるのでは?
 
ぜひお手にとってお読みになってみてください。
 
 
 
 
「8月16日は旧暦の七夕です」という高橋真理子さんの解説で今日の星空を楽しんだ後、戦後65年目のベガを鑑賞してきました。
何度目かのベガ。心に落ちる音楽にのせて、銀河の搭乗員からの視点で星空が広がります。
繰り返されるベガの上映にも日々、発見があり進展があることを感じた今日の上映でした。

まずは毎年、繰り返し上映されることの大切さ。日常の仕事や学業に忙殺され60年あまり前の悲劇と教訓を忘れがちな私たちが一時、記憶を呼び覚まし、その記憶を次代に引き継ぐ8月という月。この時期に日本の幾つかの土地でベガが上映されていることが本当に意味があるのだと思い返しました。

そして今年は終戦65年目。65年前1945年は沢山の人の命が奪われてしまいました。3月の東京大空襲。4月からの沖縄戦。8月の広島・長崎の原爆投下。そして世界各地での戦。
65年目というのは終戦から65年でもありますが、先の大戦中もっとも多くの方の命が奪われて65年なんだなと、ベガの輝くプラネタリウムの星空を見ながらそんなことも思い返しました。星空の元に過ぎゆく時間は想像するという時を与えてくれます。

そしてベガの番組を核とした人との繋がりと科学的な広がり。
今年の山梨県立科学館には「高度方位暦」の実物が展示されています。
高度方位暦の詳しい説明は折々に触れますが、ベガがプラネタリウムの番組であること、科学館で上映されている意味も、この高度方位暦の展示が深みを与えてくれます。
ベガで訴えている星が武器として利用されていた時代のまさしく証人であり、実物から紐解かれるメッセージは科学的側面、戦時中の歴史的考察、そして科学史としての位置づけと様々に広げてくれるように感じました。
高度方位暦の考察は今まさに始まったばかりです。この時代の証人からのメッセージを一言でも多く感じてられれば、「戦場に輝くベガ」をより深く学ぶことが出来ることを確信しました。
この夏の山梨県立科学館でのベガの上映は番組の普遍性と可能性を再認識させてくれたように思います。

イメージ 1

↑ 山梨県立科学館での展示

イメージ 2

↑ 高度方位暦と手回し計算機

ベガ委員 松本

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みなさま
ベガ委員会事務局の幡野です。
 
8月に入り、戦争関連の報道や特番、新聞記事が、例年より多く目につくようになりました。
やはり戦後65年の節目の年のせいでしょうか・・・。
さて、この夏のベガ上映のお知らせです。
 
■高松市市民文化センター プラネタリウム (香川県・高松市)
  期間:上映中〜9月26日(日)の土・日・祝・夏休み
  時間:15時15分からの回
■山梨県立科学館
  期間:8月14日(土)〜17日(火)
  時間:午後17時15分からの回
※山梨県立科学館では、作品に登場する「高度方位暦」の実物が、上映期間中に展示されます!!
 
高度方位暦については、このブログの中で、すでに紹介されていたかと思いますが、簡単に説明すると、太陽や星の高度を記したデータ集。
戦争末期にベテランの偵察員が少なくなってきて、作品に出てくる和夫さんのような促成の偵察員でもすばやく現在地を調べることができるようにと開発されたものです。
 
この高度方位暦の実物は、長らくみつかっていなかったのですが、ベガ委員でもある、山梨大学大学院の高橋智子先生が、海上保安庁海洋情報部の倉庫を調査して、発見されました!!パチパチパチ・・・。
これまで、委員会では「実物がないのなら、水路部OBや偵察員だった方々にヒアリングして復元しよう!」という話もあったのです。
 
高度方位暦は、実際のところ航行中に使用されていたのか?使われていたのなら、どのように・・・?
という謎も、実物の発見・公開で新たな証言がでてくるのでは・・・、と期待しているところです。

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皆さん
しばらく時間がたってしまったのですが、10月31日から11月3日まで、お台場・国際交流大学村で行われたサイエンスアゴラ2009に、当委員会は、展示ブース出展(4日間)とワークショップ(11月1日)を行いました。
イメージ 1


ベガ委員会の展示ブース

ブースには交代で委員会のメンバーが立ち、交流しました。
私は、急に仕事の予定が変わり、前半は参加しましたが、後半ちょっと出られなかったりしましたけど。

いま、小さな記録報告集を編集中です。
できたらウェッブに掲載すると思います。

さて、11月1日は、元水路部の井上圭典さん、斉藤甫さんを招き、戦争時代の暦・表編纂と斎藤さんの経験のお話、日本の天体暦独立推算の歴史のお話を井上さんの経験も含めてお話いただきました。

イメージ 2


ワークショップの様子

最初に、委員で、商船大学(現海洋大学)出身で、練習船日本丸乗船経験もある松本考史さんに、航海用六分儀の使い方体験をレクチャーしてもらい、みなで体験。
その後、井上さんから地球上の経緯度観測についての基本的なお話をいただきました。

後半は、2組にわかれ、井上さんと語り合うチームと、斎藤さんと語り合うチームに分かれました。

特に、斎藤さんの組では、戦時中の暦の利用。ある意味で、死地に向かう兵士たちに、「迷わずに」そこに行くことを示すことに、暦は役割を果たしました。
このことについては、また、あらためて書きたいと思いますけれど。

さて、しかし、斎藤さんのお話を聞きながら、少しの違和感というか、ショックに感じた人(私もです)がいました。

ある委員は、
「私の感想は、斉藤さんの生き生きとした感じ、強い緊迫感ではない風に感じる様子に
まずちょっとショックを受けた、というか、予想と違ったというか、そんな印象を受けました。
戦争は絶対にいけないことであり、それをベガなどを通していかに伝えていくか、ということを考えるよりも、
戦争の時代のなかにもいろんな生活があり、同じ人の中にもいろんな心持があることを感じて、
すべてを一緒に一つの視点からだけ見るのでは、当時のこと、天文航法のこと、
戦争と科学のこと等について、自分の考えとしてですけど、
間違った考えをもってしてしまうんじゃないか、そんなことを考えました。」
と、メールを下さいました。

私は、しばし考えました。同じ様なことを感じ続けていたからです。

それは、「2つの心」とでも言えるものかもしれません。

一つは、「戦争は悲惨だ」と斎藤さんがおっしゃった時代に対する思いです。これは、戦争は二度と嫌だという元女学生たちへの聞き取りでも聞く言葉に通じます。

もう一つは、「自分がたとえ特攻に送り出した兵士に計算した図表を持たせたことは間違っていない。むしろ誇りに思っている」という思いと斎藤さんの言葉です。勤労女学生たちも、「お国のために、兵隊さんが無事に帰って来ることを信じて、ただひたすらに作業した」ということをやはり「誇り」に思っているようでした。「星が武器となった」という『ベガ』キャッチコピーに、「私たちの仕事は、「武器」を作ったわけではない!」と強く訴えられた気持ちも同じことから発せられることでしょう。当時の自分たちの働きには、みなさん、絶対の自信と誇りを持っている…ということ…。

この2つの思いやこころが一人の人間の中に同居していること。これは事実の様ですね。

私はむろん「戦争を知らない世代」です。ですから、その時代は「想像」するしかないのですが、こうした2つの心が、一人の中に同居していることには、よくよく考えないと「想像」も至らぬことの様に思います。

『あなたは当事者ではない』…。

こんなタイトルの質的心理学の本をかつて読みました。戦争経験の話はないのですが、さまざまな場面で、「当事者」の視点を「非当事者」が紡ぎ出すときの、いろんなギャップやすれ違いや、共感にいたる道筋について書いてありました(『あなたは当事者ではないー〈当事者〉をめぐる質的心理学研究』著:宮内洋 今尾真弓 北大路書房)。

当事者ではないことは、自明のことですが、さまざまな「当事者」の声を集め、その本質を紡ぎ出す行為もこの委員会の役割の一つなのだろうと思っています。

ブース展示を見て交流して下さったみなさん、ワークショップに参加して下さったみなさん、どうもありがとうございました。

また、ゆっくりとみなさんのお話に耳を傾ける機会を創りたいと思います。

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みなさま
「戦場に輝くベガ」のなかで、なかむつまじく伊豆の「お宮の松」に並ぶ戦時中のご夫婦の写真が出て来ます。当時、二式大艇の偵察員であった平山幸夫さんご夫婦です(現在山形県在住)。

平山さんは、写真の提供だけではなく、天測の知識を「ベガ」制作者の高橋・跡部両氏の取材で伝授された、いわば「和夫さん」のモデルのお一人。

その平山さんのことが、昨年の福島市こむこむ館での上映・展示を通じて「山形新聞」が取り上げたことをきっかけに、同じく山形のTV局「さくらんぼテレビ」がドキュメンタリー番組にしました(今年6月放映)。

この度、フジテレビでの放映が決定しました。
来る10月24日(明日!)AM3:35 〜 4:30 放映!!!

深夜ですが関心のある方はご覧下さい。一瞬だけ、「戦場に輝くベガ」も登場します。

山形新聞記事
http://yamagata-np.jp/news/200808/15/kj_2008081500250.php
(リンク切れあればご容赦…)

FNSドキュメンタリー大賞・天空の座標を見つめて 〜秘史"特攻輸送"5千キロ〜
あらすじ
およそ170万人もの兵士、38万人の民間人が犠牲となった太平洋戦争の終戦からはや64年。実体験として戦争を知る世代も少なくなり、悲惨なその記憶は年々薄れてきている。戦争に身を投じた兵士たちは当時何を感じ、何を思い、何のために命を懸けて戦ったか。
小学校で課外授業の教壇に立つ最上町在住の平山幸夫さん。平山さんはかつて旧日本海軍の飛行艇偵察員として危険な任務に従事した。当時、夜間に目印のない洋上を 飛行する際は、星の高さを測る「天文航法」を駆使して自らの位置を把握していた。平山さんはその正確さから仲間達に「天測の神様」と呼ばれていたという。偵察部隊は攻撃部隊と比べると地味な印象があるが、実は大変危険な任務。護衛する戦闘機もなく、たった一機で敵の艦隊を探し出さなければならない。敵を発見したその瞬間、敵は猛烈な攻撃を開始してくる。また広い洋上で位置の計算を誤れば、目的地にたどり着けず、 燃料切れで墜落する危険もある。まさに常に「死」と向かい合わせの任務だった。襲ってくる戦闘機、死んでいった戦友の顔…。平山さんの戦争の記憶は、いつも満天の星と重なっている。見上げるといつもそこにある美しい満天の星空さえも、敵を攻撃し、身を守る武器になってしまう「戦争」。番組では、平山さんの貴重な証言や思いを通して、改めて平和の尊さ、平和への祈りを多くの戦争を知らない世代に伝えていく。

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