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今年の春に 母が亡くなった あっ すいません しんみりしないで どんどん読んで下さいね 本題までの前フリなので・・ 大正生まれで今年86歳の母は 私が誰かは判らなくなっていたが 身体はいたって丈夫な性質 だが 歳には勝てない・・ 数年前から ちょこちょこと入退院を繰り返した 何回目かの入院で 医師から「今回は 覚悟しておいて下さい」 と言われたが その数が片手を過ぎてくると 緊張感も薄くなっていた 今年3月に入院したときも 「今度こそ ダメかも・・」と言われながら あっさりもち直し のんびりと退院の支度をしていた矢先に コトン・・と亡くなった 心の準備など とっくに出来ていたつもりだったが・・・ 私はかなり動揺した・・・らしい それ 葬式だ何だで 慌てて治療院を閉め 予約の患者さんには日時の変更をお願いして まだ 充分に発酵していなかったけど 天然酵母「麦蔵」の種継ぎをして 実家へ向かった 「豆さん 冷凍庫に酵母が入ってるけど どうしたの?」 と 自宅に戻って 冷蔵庫を開けたマメ夫さんに言われても 「冷凍庫? そんなところに入れるわけないじゃない」 ・・・と まるで覚えが無い私 ・・・が 我が家の小麦天然酵母「麦蔵」は私しか触らない マメ夫さんが触ると よく死ぬので 何年か前から ずっと私の管理下に置かれている 天然酵母も生き物だから 乾燥状態なら1ヶ月程はもつが 生身のまま凍らされては死んでしまう まさか 私がそんな大ポカをする訳が・・ しかし 実際「麦蔵」はカチンコチンに凍っていた 生きていれば 今年の夏で5歳になる筈だった 生まれる迄の苦労 誕生の歓び 共に作ったパンの数々が思い出される・・ ごめんね 「麦蔵」・・・ 「豆さん 仕方ないよ」 「また今年作ろうよ」 「うん・・・・」 容器から出して 捨てようとしたが 何故か あきらめきれない 本当に死んじゃったの? ねぇ麦蔵? ぐずぐずしている私にマメ夫さんが 急に何か思い出し 話しかけてきた 「豆さん もしかしたら大丈夫かも・・」 「とにかく 温かい所へ置こう!」 誰かの本に 書いてあったって 「酵母を凍らせると 強い酵母だけが生き残って より品質の優れた酵母になる」 氷河期がきて 殆どの生き物が死滅しても 環境に適応できる強いモノは何とか命を繋いでゆく・・・ そうゆう理屈のようだ 果たして「麦蔵」は 何とか発酵したが 見るからに弱々しい・・ とりあえず「種継ぎ」して 不安な気持ちのまま いつも通り冷蔵庫へ入れた そして 2ヵ月後・・・
以前より ふっくらと膨らむ〜♪ 少し目立ち始めていた イヤな酸味もほとんど消えてしまったっ♪ ・・といいことづくめなのよ♪♪ いや〜 災い転じて なんとやら・・だね〜 だからと言って 今度「麦蔵」が弱った時に また冷凍するか?・・・と聞かれても ちょっと その勇気は無い 今のところは 最後の手段だと思っている もしかしたら 天国へ行く途中の母が「おちゃめ」をしてくれたのかもしれないから・・ 一応 基本事項を載せておきますね♪ (今回の情況) 元種120グラムを 3倍容積のタッパーに入れ 約36時間冷凍庫保存 後 常温に置き普段の7割程度の発酵で通常の種継ぎをし冷蔵庫へ (7割の発酵でも 表面が平らになった為 種継ぎしました) 普段3日で発酵してくるところ 4日かかったが無事膨らむ この回のパンは 既にかなりいい状態で焼ける |

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