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一匹狼の職人・時蔵と女だてらに細工師を志す錺工房の娘・お凛。
周りと打ち解けず、独り黙々と細工に打ち込む天才肌の時蔵に振り回されながらも、
お凛は時蔵に惹かれていく。
そして、反発し合っていた二人の心が銀細工を通じてかさなった時、
天保の改革で贅沢品が禁止された江戸の町に活気を取り戻す、驚天動地の計画が動き始めた…。
若い男女の哀しく切ない恋模様を描く本格時代小説。 (内容「BOOK」データベースより)
うわーーーーん。
久し振りに泣きました><
切ないんだよ、苦しいんだよ。
これが恋っちゅうもんだよ、おっかさん(誰?)。
とにかくお凛と時蔵の関係(byお凛視点)がたまらない。
現代人には到底難しい恋愛ですよね、こういうのって。
それにしても水野忠邦!!!
天保の改革って歴史で勉強したときにはいいもんだと思っていました。
だって「改革」っていうくらいだし質素倹約というのも悪くはないし。
しかしこれを読む限りではあまりにもひどいですねー。
歌舞伎役者・市川團十郎を追放したというのにも驚きました。
そりゃあ一般市民はモヤモヤもしてくるわなぁ。
そんなきつい世の中を必死に生きるのは錺屋(かざりや)である椋屋のお凛。
亡くなる前の義兄から工房を任され、五代目の決定権までもらってしまい、さぁ大変。
更に超マイペースで彼にしかできない業を持っている時蔵まで加わり益々大変なのです。
五代目が誰になるのか?
五代目が決まったらお凛と祝儀をあげるのか?
義兄から言われた3年という猶予の間、お凛はどうするのか?
女性はお凛、お凛の姉・お房、お凛の友人・お千賀くらいですかね。
男性はかなり豊富で(ここらへんが私好み^^)同じ工房仲間では留さん、音助、伍一、他数人、
お千賀の兄・伊左衛門に父・広左衛門、同心・青木などなど。
いやはや、お凛モテモテ^^
主軸は時蔵との恋愛ですが私は伊左衛門もなかなかいい男だと思うんだよなぁ。
家族からは嫌われていたけど^^;;;
もちろん恋愛話だけでなく錺屋としての本職の方も良かったですね。
女だから職人にはなれない、と父親から言われてもその才能のため細工をするお凛。
自己満足でやってきたものが友人であるお千賀に認められたときにはこちらも素直にうれしかったです。
時蔵が吹き込んだ新しい細工法には嫉妬心から生まれる色んな厄介事がありますが、
それもこれも含めてこの椋屋の発展の元となっていました。
全てに無関心だった時蔵が初めて怒りを表した時、柴太郎が痣だらけになった時など
音助たちに対してメラメラと怒りの感情が湧いたのですが、最後の山車の危機に駆けつけたことで
全てチャラですよね^^
この時の青木も含めた一体感には痺れました。
ただ最後が、最後が〜〜〜〜TT
あまりにも悲しすぎます。
なんで、としか言いようが無かった。
だから終章での彼の登場にはかなり救われました。
あの終章は短いながらも存在感が大きいですよね。
じんわりとお凛のこれからの幸せを願いました。
作品的には宇江佐さんっぽいかなぁとも思います。
強い女性と彼女を囲む信頼できる人たち。
深い人間関係と職へのこだわりとが見事に一体化した良い作品だと思いました。
これからも西條さんを追っかけるぞ〜^^
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いやあ、紅子さんの記事でもう一回読んだような気になっちゃいました。そうだったそうだった!
時蔵の研ぎ澄まされた刃のような人物像が、いかにも天才!って感じのエキセントリックさで凄みがありましたね〜。傷つきつつ反発しつつ惹かれていくお凛ちゃんの気持ちもわかる気がします。
やっぱりこういう人は激しい光を放つ代わり、燃え尽きるのも早いのね・・
「ゴメス」とはまた違った魅力の作品でした^^
2009/9/3(木) 午後 11:17
とにかくラストがウルウルですよね。
遺言無視して後を継がない理由がなんとも・・・。技術に込められた魂だけでも北の地に届けるだなんて(涙)そしてその技術を永遠にしたいだなんて。お凛〜〜〜〜〜っ!ですよね。(号泣)
時蔵もなんだかんだとっつきにくいけど、実は男気あふれるいい奴に収まりましたね。結果、かっこいい奴の地位を私の中で獲得しました。
これは宇江佐さんが好きな人は絶対好きな作品ですよ。
私も早速、図書館からまた西條作品借りてきました。
2009/9/4(金) 午前 8:52
もともとが好きな作家さんでvvどの作品も大好き!というワタクシ。。。最高でした!!この作品!!!
何がいいかってそれはもう全部!!お凛や時蔵を始めキャラみんなの心意気も最高ーーーーーーーーーーーッ❤
どきどきわくわくしながらラストへ一気に進んでいくあのスピード感から、時蔵の死でストンっと一気に落とされる。。。
泣くしかないです。もう号泣しなくて何とするっ!
一緒に泣いて、お凛ちゃんの生き様と今後の幸せを。願いましょう❤
TBさせてくださーい
2009/9/4(金) 午前 11:59
手先の器用な男性陣もよかったですけど、女性陣のかっこよさにもめろめろでした。お千賀、好きですね〜。トラックバックさせて下さい♪
2009/9/5(土) 午前 0:02
おお〜〜、これなのですね。
楽しみにして、また読んでからじっくり記事を読ませて貰います♪
2009/9/6(日) 午後 8:39
ラブリさん>>ラブリさん 打ち間違ったら ブラリさん(数秒前に本当に起こったことです、ごめんなさい^^;)
これは年末ランキング入りかな♪というくらい良かったです。お凛ちゃんがね!いいんだ〜〜〜!基本的に強い女性というのは大好きなのですが、お凛ちゃんは別格。この当時の男性社会(だよね?)でこれだけ“できる”女性が受け入れられるというのは凄いことだと思いました。時蔵については何も言うまい!(笑)仕事にしか興味のなかった時蔵が少しずつ変化していく様子にキューンでした。『ゴメス』にはない繊細さに溢れた1冊でした。あ、『ゴメス』そのものと比べたら駄目か^^
2009/9/18(金) 午後 10:41
coicoさん>>これは文句なしによかった!!!お凛がね、お凛がねぇーTT古風なんだけど行動は現代女性に似ている部分も感じられました。そりゃあモテるはずだわ^^時蔵とのことはほーーーーーんと不幸としか言いようが無いです。かなりキュンキュン読んでいたので青木の言葉には号泣。それでも悲しみだけで終わらないこの作品、大好きです*^^*
また新作が出てましたね♪私も予約中です^^
2009/9/18(金) 午後 10:51
きゃんさん>>ストーリーも人物も良かったですよね!西條さんはこれでまた私の中でのランキングを上げました^^新作ももちろん読みますとも!!
きゃんさんが仰られているようにジェットコースターのような作品ですよね。商売そのものの緩急に、恋愛の緩急、全てが大波小波で乗っている読者は揺られまくりでした。楽しくって切なくて、満喫の1冊でした。時蔵は文句なしに色男だったなぁ^^
2009/9/18(金) 午後 10:56
智さん>>うんうん!男性職場にいるお凛はもちろん、お凛の周りの女性陣が非常に個性的で良かったですよね。お千賀も近くにいたら友だちになりたいくらい好きでした。あと清子さん(でしたっけ?^^;)もあの惚けた会話が面白かった^^西條さんの描く人物って好ましい人が多いですね〜。TBありがとうございました♪
2009/9/18(金) 午後 10:59
ふわちびさん>>そうですそうです^^強烈プッシュしたのはこの作品なのです。きっとふわちびさん好みの人物が出てくると思いますのでどうぞご堪能下さい^^
2009/9/24(木) 午後 10:29
すごくよかったです♪
残念ながら読んですぐ記事が書けなかったので細かい内容が賭けなかったのですが、凜のがんばりが切なかったです。西条さんの他の作品も読んで見なきゃ♪
紹介ありがとうございました。
私の簡単な記事ですがTBさせてくださいね。(^O^)
2009/12/11(金) 午後 5:50
ふわちびさん>>わーい♪うれしいです*^^*去年のベストにも入るほどに大好きな作品です。宇江佐さんの芯の強い女性と似ていて男前な女性ですよね^^もちろん凛だけでなく周りの人物も見事だと思いました。振り返っても好きだー♪^^
TBありがとうございました^^
2010/1/15(金) 午後 10:18
読みました♪
こういう恋愛はやはり現代では無理なのかな〜 先日友人と恋愛感について熱く語ったんですが、現代では相手が見えすぎて、感情がそれ以上高ぶらないんじゃないかと…
職人さんたちもいい味だしてましたね〜
トラバさせてください☆
2010/3/14(日) 午前 8:46
ばんびさん>>確かに“何かを秘めてる”というのは現代人にはないですよね。あ、隠された嘘というのはたくさんありそうですけど(笑)。それに昔は商人と職人、それ以外が少々ですが、今は「どんな仕事内容なんですか?」と聞きたくなるような職も多いですよね^^;
TBありがとうございました^^
2010/5/18(火) 午後 10:58