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大好きな作家の最新刊。
発売を楽しみにしていたある日、中学二年生の野々香は、学校の手洗い場の角で忘れ物の本をみつける。
好奇心から書店のカバーを外してみると、それは、まだ発売されていないはずの最新刊だった!
野々香と、クラスの図書委員・高峯秀臣は、本の持ち主の正体と、どうやって手に入れたかを探り始める―。
大切な本との出会いをめぐって巻き起こる、賑やかでやさしい物語。   (内容「BOOK」データベースより)


世間では中2病という言葉もあるくらい微妙なお年頃。
いやあ、こんな中2になってくれれば親としては嬉しいな^^
本が大好き、本がきっかけで新しい人間関係が広がる・・・中2。
いいよね^^
大崎さんの作品ですので、本への愛がたっぷり。
それに明らかに悪いという人もいないし、子どもが読むには最適かも。
もちろん大人も楽しめます。

最初は野々香と秀臣のべたべたなラブストーリーが中心になるのかとも思ったけど、残念!
期待したほど恋愛には重きがなかったですね^^;
また作中に謎はあるものの、そこまで複雑なものでもなくサラリ。
後半は絵本の読み聞かせの話も出てきて、参考になりました。


厚みもそこまでないので、サクッといけます。
軽く読みたいときにどうぞ♪
想い出の中に取り残されていた謎をめぐる、ミステリー珠玉集。

あの事件は、結局誰が犯人で、どう解決されて、彼や彼女はどうかかわっていたのだろう──。
知らされていなかった真相が、時を経て、意外なきっかけから解き明かされる。
多彩な趣向が味わえる、五つのミステリー。   (内容紹介引用)
 
 
タイトルから可愛らしい作品を想像していたのですが、ちっがーーーう!!!^^;;
あらすじにあるように、忘れ物は”物”ではなく”真相”。
知らなくていい”忘れ物”も世の中にはあるよねぇ。。。
 
既に図書館に返却してしまったので、記憶に残ったものだけで失礼します。
 
一番残ったのは「沙羅の実」ですね。
ラストでくるんと引っくり返り、どこかにヒントがあったのか探す作業アリ^^
最後の会話は泣きそうでした。
それから3話目の「雪の糸」。
1時間のズレ、それが何か影響を与えていたのか、ひんやりした気分で読みました。
時間が正しくないときがいいこともあるんですね・・・めったにないと思うけど。
 
逆に「君の歌」はあまり印象がないんですよねえ。
読んで「なんじゃそりゃ」と思った記憶しかない^^;;
あ、発想の仕方が私にはないな、って思ったんだな、確か。
 
期限に追われながら読んでしまったので、文庫になったらもう一度じっくり読みたいです。
特に「沙羅の実」!!!(←自分への課題)

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北海道、旭川。
平凡な高校生の僕は、レトロなお屋敷に住む美人なお嬢様、櫻子さんと知り合いだ。
けれど彼女には、理解出来ない嗜好がある。
なんと彼女は「三度の飯より骨が好き」。
骨を組み立てる標本士である一方、彼女は殺人事件の謎を解く、検死官の役をもこなす。
そこに「死」がある限り、謎を解かずにいられない。
そして僕は、今日も彼女に振り回されて…。
エンタメ界期待の新人が放つ、最強キャラ×ライトミステリ。    (内容「BOOK」データベースより)
 
 
わーい、イラストの櫻子さん、かわいい〜♪♪
でも話の中の櫻子さんとイメージが合わなーいT T
話し方が独特だからでしょうかね。
会話のシーンに表紙を眺めて「違う」って何度も思ってしまいました。
すみません、どうでもいいことで。
 
骨が好きと言う割に最初から最後まで骨の話、ということでもない。
特に最後の話はほとんど出てませんでしたね。
でもずーっと骨、骨!言われても困るのでこれくらいでちょうどいいのかな^^
あ、2番目の…第二骨に出てきた山路さんはすっかり櫻子さんのファンのようで。
なんせお礼にトド1頭分の骨を送った来たくらいですからね^^
お礼に骨、これからもあるんでしょうかねー。
そうそう、最後の話は薔薇というだけで何となく気づいてしまったのですが、これってそれを狙ってあったりするのかしら^^;;;


櫻子さんに振り回されっぱなしの正太郎も良いのですが、ばあやさんのご飯が美味しそうでした。
なるほど。
個性的で外見キレイ系主人公の櫻子さん。
シモベのように付き従う可愛い男子キャラの正太郎。
美味しい料理。
そして謎。
読者が好きそうな要素がたんまり入ってたんですね。
どんどん続きも出ているようですし、図書館で見つけたら借りていくことにしようっと。


ちなみに我が家では夏場になると、外の手洗い場に落ちて這い上がれなくなったカベチョロの干からび死体が見かけられます。
きれいに肉を落としたら…(^^;)))
オーストラリアの田舎町に流れてきたアフリカ難民サリマは、夫に逃げられ、
精肉作業場で働きつつ二人の息子を育てている。
母語の読み書きすらままならない彼女は、職業訓練学校で英語を学びはじめる。
そこには、自分の夢をなかばあきらめ夫について渡豪した日本人女性「ハリネズミ」との出会いが待っていた。
第29回太宰治賞受賞作。    (内容「BOOK」データベースより)
 
 
2014年の本屋大賞4位の作品。
たまにはこういう話も読まないといけないですね。
今の自分の境遇に感謝するとともに、世界のどこかで必死に生きている人がいることを
改めて考えさせる話でした。
 
働きながら学校に行き、二人の息子を育てる。
私が今、この日本でそういう立場になってもサリマのようにはできないなと思うことを
サリマは母国ではない土地でしなくてはならないのです。
頼る人もいない。
言葉も通じにくい。
環境に馴染みやすい息子たちにはバカにされる。
そんな中で必死に生きるサリマ。
真面目にこなしていく彼女が周りにも認められるのは当たり前だとは思うのですが
理不尽な嫌がらせを受けたりする可能性もなくはないですからね。
本書ではそういうことはなく、当然のようにサリマが認められていく様子を見れて良かった。
後から考えると最初の周りとのギスギスしていた感じはサリマ自身に理由があったのでは?とも思うのですが。
新しい土地ですから、自分の殻に閉じこもってしまう気持ちも分かるけど・・・。
意外に周りは暖かい目の人が多かったですよね(最初は興味からジロジロ見たりすることはあるかもしれないけど)。
 
 
また日本人の友人「ハリネズミ」とも最初の出会いからは考えられないくらい親密になって
互いに支え合う様子は読んでいる側としても安心できてよかったですね。
ただハリネズミに襲った不幸はきつかった。。。
異国で気軽に病院にも行けない環境で起こったこと。
それを母親のエゴで死んだと言ったハリネズミの気持ち。
思い出しただけでも苦しい。
 
逆に一番良かったのは息子二人と分かれる駅のシーン。
詳しくは書きませんが、「うわ〜」と涙が出ました^^
またその元ともなった次男の学校での発表シーンも良かったですね。
あれは技巧を凝らした文章じゃないからこそ、胸を打つものがあったと思います。
変な話ですが、同じことを母国でやってもなかなか同じ感動はもたらされないと思う。
私が息子の学校で同じように淡々とした作文を読んでも・・・感動してもらえないんじゃないかなぁ^^;;
その人となりとのバランスが重要なんでしょうかね。
 
 
「母親として、一本の樹のように太い幹と生い茂る葉のシェルターで雨風から子供を守りやがて自分より背の高い、見上げるような木に育て上げるため、絶対に折れません。私のサリマは誇りを忘れません、決していじけません、曲がりません、そして、あきらめません。」
 
全然立場は違うけど、同じ母親に対する言葉として、ハリネズミの書いたこの部分は教訓として心に留めておきたいと思いました。
 
 
 

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所轄署から警視庁本部への転属が決まった西澤は、意気軒昂として桜田門に向かう。
だが、所属は期待していた捜査一課ではなく捜査二課。
横領や詐欺事件を捜査するその部署は、同僚をライバル視するエグい捜査員の集団だった。
事件の全体像を示さず捜査情報も出さない二課にあって、誰よりも狡猾で悪事に長けた知能犯を
西澤は追いつめて落とすことができるのか?
犯人・同僚・上司・協力者…。
事件に関る人間の裏表を、かつてない緊迫感で描く新しい警察小説。  (内容「BOOK」データベースより)
 
 
相場さん、初読みです。
警察小説なのですが、主人公の西澤がちょっとポヤンとした青年のため、お堅い感じはありませんでした。
いあ、ほんとにこの西澤くん、大丈夫〜?と心配になるくらいポヤン、です^^;
「保秘」「十二桜」「あたり」「へそ」の4編あるので、最後にいくにつれてそれなりの成長を見せていくのかと思いきや見事に裏切ってくれます(笑)。
まあ、周りがとても優秀な方々ばかりってことなんでしょうね。
 
すこしずつ簡単に。
 
「保秘」
西澤の高校時代の同級生で銀行員の美恵子が「妹はある人物から会社の金を使わせ貢がせている」と聞き調べ始めると・・・
―――うわー、引っ掛かってるー!!!^^;;
異動してすぐだからしょうがないのかもしれませんが、あまりにもガードが緩すぎません?
でもこの時はまだ最初だし、と思えたんですよねえ。
急に親しくなる旧友ほど怪しいものはないですね。
 
「十二桜」
会社の金庫からお金を抜いたと思われる浅沼登吾。
定年間近の大岩から特別協力者で百貨店の外商部に勤める二瓶千恵子を紹介され、
千恵子から浅沼の情報を教えてもらうのだが・・・
―――最初の大チョンボから始まり、なんだかスッキリしない話でした。
最後はパア〜っとしてましたけど、私はそれについていけませんでした。
大岩さんはこの結末、どう思ったんでしょうねえ。
 
「あたり」
”都庁の役人が袖の下をもらっている”
バーで知り合った男性からの情報だが、追い詰めている最中に自殺してしまった。
そして再び同じ男性から情報をもらうのだが・・・
―――私は疑ってましたけどねえ^^;;;
なんでここまで人を信じてしまうのか不思議なくらいなんですが。
大岩さんの魚釣りからどう流れていくのかと思いましたが、見事にその通りになりましたね。
 
「へそ」
西澤は岡本の取り調べを行っているが、なかなか落ちない。
金融庁と証券取引等監査委員会が気づく前に落とさねば!
―――既に異動して2年が経っているのに、こんな感じなの?!^^;;;
これも真藤の一声があったから助かったわけで、西澤の手柄ではないような気がしてしまいます。
それに女性の扱いもあまりお上手ではない様子。
西澤のいいところは?と聞かれて答えられません。
こんな主人公、珍しいですよね。
 
 
事件そのものは面白かったけど、西澤のダメっぷりが受け付けません^^;;
ちょっとでも成長して欲しかった。。。
 
 

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