瀬尾まいこ

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食べ物の描写に毎回やられっぱなしです。。。
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正体不明、明らかに年下。
なのに「お兄ちゃん」!?
結婚を控えた私の前に現れた謎の青年。
その正体と目的は?
人生で一番大切なことを教えてくれる、ウェディング・ストーリー。   (内容「BOOKデータベースより)
 
 
結婚する前に読みたかったな^^
タイミングとか勢いとかではなく、結婚話を進めながらじんわりと感じる幸せ。
この人好きなんだな、という思い。
いえ、私自身、そういう気持ちがなまま結婚した訳ではないのですよ^^;
でもこういうスローな恋愛というのもいいなぁと。
 
主人公の望月さくらの前に現れた自称”お兄ちゃん”。
普通なら怪しすぎて関わりたくないものですが、かなり強引なお兄ちゃんだったため
さくらも振り回され続けます。
いえさくらだけでなく、婚約者である山田さんもぶんぶん、です^^
かなりおかしな状況なのに、お兄ちゃんという存在をすんなり受け入れられた山田さん。
私はこの時点で「山田さん、すごい!結婚OK!!」と思いましたねぇ^^
 
さて謎に満ちていたお兄さん。
その謎を解くのはさくらの過去。
詳しく書くとネタバレになってしまいますのでやめますが、
単純にこういう人間の繋がりっていいなぁと思いました。
過去に蓋をしてしまい、開けそうになるのを必死でこらえていたさくらでしたが、
蓋を開けるきっかけともなった「きんぴら」が登場。
くぅ〜!きんぴら、美味しそう♪
忘れていましたが、瀬尾さんもお腹が減る作品を書く方でしたね^^
これからきんぴらを作るたびに「根のものは力がつく」という言葉とともに、
この作品を思い出しそうです。
 
 
春なんだなぁ。。。
 
あの手に襷を繋いで、ゴールまであと少し!誰かのために走ることで、つかめるものがある―。
寄せ集めのメンバーと頼りない先生の元で、最後の駅伝に挑む中学生の夏を描くみずみずしい傑作青春小説。    (内容「BOOK」データベースより)
 
 
駅伝の話、と言えば私のベストとも言える『風が強く吹いている』を思い出してしまいます。
で、比べてしまいます^^;;
でも決してこちらの作品、見劣りすることはありません。
だって中学生だもの。
抱えているものも背負っているものも違うんですもの。
差が出てもいいのよ!と強くフォローを入れながら読みました。
が、その後の展開も良いのか悪いのか『風が強く〜』と一緒。
その区を走る人の今とこの駅伝に出るまでのちょっとした話。
駅伝の話となるとこうなっちゃうのかなぁ。
 
ちなみに少し細かく書いていきますと
 
1区 設楽  大人しめの陸上部員
2区 太田  暴れん坊の不良
3区 ジロー バスケ部でムードメーカー
4区 渡部  吹奏楽部の仮面カタブツくん
5区 俊介  桝井に憧れる陸上部の2年  
6区 桝井  陸上部部長
 
というメンバー。
どの子も好きだったなー。
設楽は太田との不思議な関係が好きだった。
太田がいつの間にやらライバル視しているところとか^^
太田はあの野獣的な性格が好み。
中学生ですもの、かわいいもんです。
でもタバコをやめて褒める周りっていうのも・・・問題?^^;;
ジローは渡部が言うように太陽のような男の子でした。
母親もそんな感じだったし、大人になってからもいい性格のまんまなんだろうな。
渡部はばあちゃん子というのがツボ。
いいじゃんいいじゃん!!
そんな渡部の性格を見抜いた俊介もこれから伸びシロのある性格のように思えて楽しみだな。
桝井はね、できすぎ。
でもそれが良い。
設楽が頼りないと思っていたけど、桝井章ではちゃんと支えになっているのが良かった。
そして顧問の先生が陸上の専門的なことは全くダメなのに(美術の先生^^;;;)、
生徒を見ること、信じること、働きかけることに関してはさすがだなぁと思うことばかりでビックリした。
あ、ビックリしたら失礼なのかしらん^^
 
 
走るというだけでなく、それを何人もで襷を繋いでいくのが駅伝。
その襷を渡す一瞬のやり取りに見えるそれぞれの思いが印象的でした。
 

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一人でだって生きてはいける。
でも、あなたとだったらもっと楽しい!
瀬尾まいこの魅力を凝縮した、傑作長編恋愛小説!

葉山イエス。
イエスはあだ名。
何に対しても心が広い、キリストのような奴だから。
でも実際は、人に対して無関心だっただけ。
趣味(?)は黄昏と自分探し。
上村小春。
唐揚は苦手だけど、ケンタッキーは好き。
ポカリ派。
自分をしっかり持っていて、決めた事は覆さない。
でも、おばあちゃんの言葉は日本国憲法より重い。
流されるがままの男子と、頑なまでに我が道を進む女子。
ちっともイマドキでもなければ情熱的でもない高校生の二人は、
体育祭の競技“米袋ジャンプ”がきっかけで付き合う事になった。
大学に行っても、“恋愛”と言って良いのか分からない淡々とした関係を続ける二人だが、
一つだけ自信を持って言えることがある。
それは、互いを必用としている事。
でも人生は、いつも思わぬ方向に進んで行き……。
笑って、泣いて、じんわり温かい。
読者の心に春を届ける、著者の魅力がぎゅっと詰まった優しい恋の物語。     (内容紹介引用)
 
 
とーっても久し振りの瀬尾さん作品。
じんわり良かった〜^^
そして瀬尾さんと言えば食べ物(私の中ではそうなっている)。
今回、私のアンテナにひっかかったのはケンタッキー。
食べたくて食べたくて・・・買いました(笑)。
食べたい時に食べたいものを食べられるというのは幸せなことです。
あとポカリも飲みたくなったけど、近くにあったのは残念なことにアクエリさんの方。
熱中症にならないよう飲んどこ^^
 
恋愛小説なんだけど、イマドキな感じではない。
古風というのも違う。
でも二人はお互い好きで大事で・・・と読者を羨ましがらせるような関係なのです、ちっ^^
 
「米袋が明日を開く」は二人が高校生のときの話。
運動会で同じ米袋に入り、ピョンピョンしたことにより仲が良くなった二人。
お兄さんを亡くしたことで周りにあまり打ち解けてこなかった葉山くんが
こんなにも心を許して、楽しんで、おまけに進路まで決めちゃって。
羨まし三昧の章でした。
 
「水をためれば何かがわかる」は大学生の時の話。
葉山くんがタイへ一人旅した話の方が印象的^^
太ったおばちゃん、パーマのおばちゃん、メガネのおばちゃん。
うーん、自己紹介はなかったのだろうか?(笑)
 
「僕が破れるいくつかのこと」は葉山くんが大学生、上村さんが保育士として働き始めた時の話。
いきなり上村さんから別れ話が切り出され、葉山くんとともに戸惑ってしまいました。
そしてお友だちに連れられた合コンにより、鈴原さんという彼女をゲット。
しかし心の中には上村さんの影がチラチラチラチラ・・・どぉーん!
“饅頭も羊羹も最中も食べられる。葉山君も心を決めてよ”が好きだな^^
 
「僕らのごはんは明日で待ってる」は結婚後の二人。
楽しい結婚話かと思ったら予想外に重たい話でした。
家族を作る機会を2度とも失う。
お腹に病気を抱えた上村さんの叫びは読んでいて胸が痛くなりました。
だけどいざ入院・手術が決まった後はいつもの上村さん。
当然、そこには無理もあったのでしょうが、ほっとするものでした。
そしてそれを支える葉山くん。
最後にふりかけを買いに走っている姿はきっとかっこよかったでしょうね。
 
 
あなたがいるから私は大丈夫。
そういう相手にめぐり合えた上村さんは幸せですね。
私もそう思う日が来るかな。
既に来たのかな。
え?見過ごしてた?!(笑)
 

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隼太は中学2年生、陸上部。
ずっとシングルマザーの息子だったが、進級した春に名前が変わり、
ひとりの夜は優ちゃんといっしょの夜に変わった。
優しくてかっこいい優ちゃんを隼太は大好きだったが、しかし、優ちゃんはときどきキレて隼太を殴る……。
でも絶対に優ちゃんを失いたくない。
隼太の闘いが始まる。
隼太は明るい明日を見つけることが出来るのか。
思わず応援したくなる、隼太の目覚めと成長の物語。         (内容紹介引用)
 
 
瀬尾さんの作品は大好きでずっと追っかけていきたい作家さんなのですが、
これは正直あまり好みではありませんでした。
というのも核となっているのが虐待。
新しく父親になった優ちゃんが突然キレて(なぜキレるのか、その理由は結局つかめなかった)、
目の色が変わり(妖怪?)、隼太を殴りだす。
そしてそのことを隼太も優ちゃんも母親には内緒にしている・・・。
中学2年生の男の子がそこまで我慢するかなぁ。
優ちゃんも殴った後にそーんなに後悔するならその前に何とかならないかなぁと
最初の部分から躓きっぱなしでした。
 
更に家の中での隼太と、学校での隼太が違い過ぎるのも気になりました。
隼太本人もそれは気付いていたと思うのですが(そんな箇所があったような・・・←忘れてる^^;)、
あまりにも大きなギャップでした。
特に陸上大会に出るの出ないのでもめた先輩の靴事件。
うーん、あんだけのことをポイっとやっちゃうんだったら、家に、優ちゃんに縛り付けられず
「出て行ってやるっ!」くらいの勢いがありそうなもんですけどねぇ。
家と外との態度が微妙な年頃なのかな?中学2年生の男の子って。
 
虐待そのものについては嫌だなぁと思ったのですが、それ以外のシーンでは良いなと思うものもありました。
特に優ちゃんと隼太が二人で絵本を見るシーン。
いい大人と少年が一緒に読むなんて微笑ましいです。
但し、それも虐待をなくすための方法の一つだったんですけどね^^;;
 
 
虐待、絵本、そして“めんつゆ”だな^^

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大阪の下町にある中華料理店・戸村飯店。
この店の息子たちは、性格も外見も正反対で仲が悪い。
高3の長男・ヘイスケは、昔から要領が良く、頭もいいイケメン。
しかし地元の空気が苦手で、高校卒業後は東京の専門学校に通う準備をしていた。
一方、高2の次男・コウスケは勉強が苦手。
単純でやや短気だが、誰からも愛される明朗快活な野球部員。
近所に住む同級生・岡野に思いを寄せながら、卒業後は店を継ぐつもりでいた。
春になり、東京に出てきたヘイスケは、カフェでバイトをしながら新生活をはじめる。
一方コウスケは、最後の高校生活を謳歌するため、部活引退後も合唱祭の指揮者に立候補したり、
岡野のことを考えたり、忙しい日々を送っていた。
ところが冬のある日、コウスケの人生を左右する大問題が現れて……。(内容紹介より)


うわー、このイラストがすごいぞ!
ヘイスケ兄ちゃんはイケメンのはずなのに、ちっともイケメンじゃなぁ〜〜〜い!!(爆)
弟のコウスケも・・・いや、こちらはこれでいいか(笑)
何だか懐かしい雰囲気を醸し出す絵でございました。

兄弟二人の話なのですが、一方で大阪と東京の話と言っても良いかもしれませんね。
地方に住んでいる私としてはどちらも大きな街、大都会という印象しかなかったのですが
この対比は面白く読めました。
笑いが大好き、美味しいモンも大好きの大阪。
オシャレで流行がコロコロ変わる東京。
でへへ、どちらもほとんど未経験の土地です^^;

スマートに生きてきた兄・ヘイスケ。
ええ、もちろん私はヘイスケ派です(もちろんって・・・笑)
専門学校を一ヶ月で辞めると決め(入学金が返金されるから)、ただ過ごそうと思っていたのに
ヘイスケに関わりたがる人物が約2名。
その後恋人となるアリさん(専門学校の先生)と同級生の古嶋くん。
こんなことを言ったら大変失礼かもしれませんが、古嶋は東京人らしくないですね。
単純で“連れ”という言葉を多く使いたがる熱い人間。
アリさんは東京の女性っぽいかも(旦那の学生生活談ではこんな人が出てくるので)。
そんな二人のおかげで人生の一歩を動き出せたんだし、感謝感謝ですね。
カフェレストランの品川さんもいい味出してたなぁ。
もっと若い印象だったのに五十目前だったとはショックだけど(笑)
あ、そのバイト先に小松菜が入った時、油揚げとの煮浸し、と書いてあり
思わず夕食の一品にしてしまったのは私だけ・・・でしょうね^^;;;

一方、弟のコウスケ。
これまた単純でいい子〜♪
アニキがあんなんだから俺が戸村飯店を継ぐぜ!!と思っていたら、あらら^^;;
さすがコウスケの父ちゃんだわ。
ノホホン生活からいきなり受験生となるのですが、それをバックアップする岡野さんがこれまた良い!
元々、ヘイスケに憧れていた岡野さん、その岡野さんに惚れたコウスケ。
微妙な三角関係になっているはずなのに、上手いこと歯車が噛みあって読んでいる方も幸せでした。
それからピアニスト北島くん。
彼の存在はヘイスケストーリーの古嶋くんのようですね。
大阪にいながらも大阪人っぽくない。
お坊っちゃんのようだけど、意外と内面はワル(笑)。
とても感じの良い少年でした^^

ぎくしゃくしていた兄弟仲も二人の成長とともに緩和。
こうやって見ると人間、一人では成長できないですね。
周りの人たちによって成長させられていくんだと感じました。
確かに青春、羨ましい!!!



※ 後は印象に残った箇所をメモ書き。

・北島君の「ほんまに」はええなぁ。すごい本当、って感じがする。
・(岡野さんへの気持ちを)知ってるよ。っていうか、そんなん全校生徒みんな知ってるんちゃうん?
・夏休みを制するやつが女も制する&冬を制するものが女の子も制する
・なんや流行のIT工業か?それやったら、残ったITとか分けてくれや
・連れってマジですばらしいな
・『若きコウスケの悩み』
・大学生の六十ニパーセントはやりたいことがないらしいで
・受験とは戦いなんやで。身近に応援する人がいてくれたら、勝率が三割はあがるんやから
・てる子
・元気があればなんでもできるって、ニーチェもゲーテも言ってるもんな
・さよならは、どうがんばったってつらい
・コーラ飲んでようが、横っ腹痛かろうが、気にせずに全速力で走れる男になりたい
・ウルフルズ&吉本新喜劇

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