東野圭吾

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強力な生物兵器を雪山に埋めた。
雪が解け、気温が上昇すれば散乱する仕組みだ。
場所を知りたければ3億円を支払え―そう脅迫してきた犯人が事故死してしまった。
上司から生物兵器の回収を命じられた研究員は、息子と共に、とあるスキー場に向かった。
頼みの綱は目印のテディベア。
だが予想外の出来事が、次々と彼等を襲う。
ラスト1頁まで気が抜けない娯楽快作。    (内容「BOOK」データベースより)
 
 
はっはっはー。
冬、春と通り越して梅雨に読んじゃいましたねー^^;
でももともとスキーの経験もないわたくしですので、冬に読んだからと言って
「雪山に行きたい!」とか思うこともないんでしょうね。
うむ、いつ読んでも変わりなしっ!^^
 
生物兵器を雪山に埋めた葛原、最初はなんてクッソみたいな奴だ!と思っていましたが、
その後更に彼を上回る悪役がいましたねー。
まぁすこしお間抜けなお遣い役がいたから助かりましたが。
雪山にいる人々(根津や千晶、中学生たち)は良いとして、
研究所の人たちはなんでこう考え方がおかしかったんでしょうね。
そんなに鬱屈するような仕事場なのかしら^^;;
彼らの「なくなった」ことを隠そうとする時点からおいおいおいおい・・・という気持ちになりましたし。
その後も必死で変な理由をつけながら協力をお願いする態度は叱りたいやら情けないやら。
よっぽど中学生たちのほうが自分のやったことに対して反省もするし、謝りもする。
偉いじゃない!!
大人よ、頑張れ。。。と同じ大人としてはへこみましたね。
 
スキー(スノボも?)というもともとスピード感のあるものを使っているせいか、
作品全体もノリノリ(←古い^^;;;)の超特急ワールド♪
解決か?と思っても、東野さんはまだまだ解決してくれず。
意地悪ぅ〜!と思いながら楽しみました。
先ほども申しましたように、スキーの経験がないので、雪山というものも映像くらいしか知りません。
が、一緒にびゅんびゅん飛ばしたし(頭の中で)、休憩でコーラも飲んだし(頭の中で)、
雪の中にも埋もれたし(頭の中で)、いやあ、雪山満喫^^
実際は寒がりなので行きたくないけど、想像だけならとっても楽しい。
 
 
生物兵器、どうか出会う日がありませんように。
 
 

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悲劇なんかじゃない これがわたしの人生。
極限まで追いつめられた時、人は何を思うのか。
夢見た舞台を実現させた女性演出家。
彼女を訪ねた幼なじみが、数日後、遺体となって発見された。
数々の人生が絡み合う謎に、捜査は混迷を極めるが…。   (内容「BOOK」データベースより)
 
 
宮本康代の店、スナック「セブン」で働くことになった田島百合子。
田島百合子が親しくなった綿部。
何年もの月日が流れ、田島百合子が亡くなった。
そのことを綿部に伝えたのだが、帰ってきた返事がそっけないものだった
しかし百合子には一人息子がいるという。
その息子の名前は「恭一郎」。
 
越川睦夫の部屋で押谷道子が亡くなっていた。
越川も行方不明。
また同時期にホームレスの死体も見つかった。
2つの死亡事件は関係があるのか?
 
捜査する松宮はある老人ホームへと行き着く。
その老人ホームには問題のある女性を預かっており、道子はその女性を知っている風だったらしい。
その女性は何者なのか?
またアサイヒロミとの繋がりは?
 
 
すこし長めに書いてみました♪
読み始めてすぐはどれとどれが続いているのか分からなくなりまして^^;;
話がすすむと繋がりが見えて混乱することもなかったのですが。
と言うよりぐいぐい話に引き込まれましたね。
この人が犯人、と思っても隠された真実までは分からない。
もどかしい思いでいっぱい!
 
が、分かってしまうと今度はなんと悲しい・・・。
家族ってなんと強い絆で結ばれているんでしょう。
いや、この事件もきちんと裏を知っているから、そういう思いになれるんでしょうか。
一般的に流れるニュースだったらそこまで掘り下げられることは少ないでしょうしね。
事件は事件。
決して許されることではないんだから・・・冷静に冷静に。
 
それでもやはり・・・泣きますね^^;;;
特に私は先日の父の件もあったので。
ぐぐっと掴まれてしまったなぁ。
でも他に幸せになる道はなかったのでしょうか。。。
 
また加賀さんのお母さんについても分かりましたね。
そして加賀さんも分かったからか、自分の新しい人生を踏み出そうとしています。
えーーーー?!
と喜びよりも驚きが先に出ちゃった私。
人間ちっちゃいな^^;;;
 
 
次でいきなり「発展」してませんように。。。

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東野圭吾の代表作、「ガリレオシリーズ」の最新短編集。

ビル5階にある新興宗教の道場から、信者の男が転落死した。
その場にいた者たちは、男が何かから逃れるように勝手に窓から飛び降りたと証言し、
教祖は相手に指一本触れないものの、自分が強い念を送って男を落としてしまったと自首してきた。
教祖の“念”は本物なのか?
湯川は教団に赴きからくりを見破る(「幻惑(まどわ)す」)。
 
突然暴れだした男を取り押さえようとして草薙が刺された。
逮捕された男は幻聴のせいだと供述した。
そして男が勤める会社では、ノイローゼ気味だった部長が少し前に自殺し、
また幻聴に悩む女子社員もいた。
幻聴の正体は――(「心聴(きこえ)る」)。
 
大学時代の友人の結婚式のために、山中のリゾートホテルにやって来た湯川と草薙。
その日は天候が荒れて道が崩れ、麓の町との行き来が出来なくなる。
ところがホテルからさらに奥に行った別荘で、夫婦が殺されていると通報が入る。
草薙は現場に入るが、草薙が撮影した現場写真を見た湯川は、事件のおかしな点に気づく(「偽装(よそお)う」)。
 
劇団の演出家が殺された。
凶器は芝居で使う予定だったナイフ。
だが劇団の関係者にはみなアリバイがあった。
湯川は、残された凶器の不可解さに着目する(「演技(えんじ)る」)。

読み応え充分の4作を収録。
湯川のクールでスマートな推理が光る、ガリレオ短編集第4弾。           (内容紹介引用)
 
 
うげ。
“最新短編集”のはずが図書館で予約して、手元に回ってきて、
読んで、これを書いている間に『ガリレオ8』が出ちゃいましたね^^;
おまけに東野さんの作品だから読み出すとするするする〜っと読み終えてしまって・・・残念。
今回は更にあっさりとしたものが多かったような気もしますしね〜。
 
「幻惑(まどわ)す」と「心聴(きこえ)る」はこういうトリックですよ!とちゃんと説明はできないけど、
こんな感じのものなのかなぁという想像はつきました。
「心聴る」のほうは注意書きがありましたが・・・普通に存在していたら怖いですね。
それこそおかしくなってしまいそう。
「偽装う(よそお)う」は4作品の中でも印象が薄め。
このアウディの女性が感じいい人過ぎて苦手だ、と思ってしまったからかな。
「演技(えんじ)る」はそのトリックになるほど!
ただ犯人の本心に気付くのはなかなか難しいかと。
いや・・・犯人?
あまり書くとネタバレになりそうですが、読まれた方は分かって下さいますよね?^^
あの人の気持ち、普通の主婦をしている私には一生理解できないでしょうね。
 
 
丁寧なあらすじに対してあっさり(雑な?)感想となってしまいました。
頭の中では福山さんが颯爽と活躍していたんだけどな〜。
またこれもドラマ化されるのかな。
 
夏休みを伯母一家が経営する旅館で過ごすことになった少年・恭平。
仕事で訪れた湯川も、その宿に滞在することを決めた。
翌朝、もう一人の宿泊客が変死体で見つかった。
その男は定年退職した元警視庁の刑事だという。
彼はなぜ、この美しい海を誇る町にやって来たのか…。
これは事故か、殺人か。
湯川が気づいてしまった真相とは―。 (内容「BOOK」データベースより)
 
 
あーあー、夏に、真夏に読みたかったよ^^;
最近すっかり予約するのに出遅れてしまって。
特に東野作品は田舎でも大人気。
ちょっと出遅れるとドドーンと待たされてしまいます。
増すカレー度(一発変換)、いえ、マスカレードも10人待ち。
今年中に読めるのかなぁ・・・
 
さて今回の作品、湯川さんと恭平くんの戯れがとても新鮮でした。
湯川さんらしくないという意見も目にしましたが、そんなに違和感あったかなぁ。
恭平くんもそこまで子どもらしい子ども、というより幼くはなかったし。
子どものいる身分としては「こういう家庭教師がいてくれたら・・・」という感じです^^
 
事件の方は湯川さんお得意の物理トリック、ではないのがちょっと残念。
あ、でもあまり複雑なものになると理解できなくなるから、これくらいでちょうどいいのか?(笑)
ただ、このトリックは別にガリレオシリーズでなくても良かったのかなぁとも。
それから湯川さん本人も作品内で思っていますが、“献身”再び^^;;
何だかその手の話が最近多いような気がしてですねぇ・・・ちょっと飽き気味。
本当はそういう心って必要なんだろうけど、犯罪に関してはどうなんでしょうね。
 
 
あれ、不満が多いようですが、この作品、好きですよー(遅い?^^;)
とにかく振り返ると湯川さん&恭平くんとのシーンがキラキラと思い出されて。
真夏の思い出、ちょっと(かなり)苦いけど眩しいわ♪
この作品の舞台になった玻瑠ヶ浦ってどこか似たような場所があるんでしょうか。
実験で成功した携帯の画像、見てみたいな^^
 

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寒い夜、日本橋の欄干にもたれかかる男に声をかけた巡査が見たのは、胸に刺さったナイフだった。
大都会の真ん中で発生した事件の真相に、加賀恭一郎が挑む。 (内容「BOOK」データベースより)
 
 
春、予約したつもりが忘れていたらしく、気付くと13人待ち。
その13人を消化してようやく手元に回ってきました。
私の利用している図書館でもまだまだ人気のようで、現在の予約人数は23人(/3冊)。
それでもきっと少ないほうですよね。
よく100人待ちというような話を東野作品の場合は聞きますから^^;
数ヶ月で回ってきたことをありがたーく思わなきゃ。
新刊も出ましたが、今度は何人待ちだろうな。。。
 
さて加賀さんシリーズですが・・・加賀さんってこんな感じでしたっけ?
どうしてもドラマの阿部さんに近寄っているような気がするのですが。
そもそも加賀さんは彫りの深い顔だったかなぁ。
まぁ容姿に惚れ込んでいる訳ではないのでいいんだけど^^;
 
胸にナイフを刺され殺された男・青柳武明と青柳の財布を持って事故死した八島冬樹。
八島は青柳の会社で派遣社員として働いていたのですが、人員削減のため解雇されていました。
そのことが原因でこの殺人は行われたのか?
 
読み始めてすぐにこれだけのことが分かったのですから、残りのページ、どう展開していくんだろうと
考えましたが(嫌な読み方だな^^;)、お見事でしたね。
加賀さんの「なぜ被害者がその場所にいたのか?」という疑問からスルスル〜っと。
そういう疑問を持てるのが加賀さんなのでしょうね。
さすがとしか言いようがないお姿でございました。
 
それから父親である武明のメッセージをちゃんと受け取った悠人くんも◎。
過去のことはともかく、今の悠人くんは良い大人になっていくことでしょう。
最初はなんて冷めた男の子なんだ!と思っていましたが、武明の死によって変わっていきましたね。
それに比べて青柳の会社“カネセキ金属”の方々と中学時代の部活の先生!
困った大人たちですね。
悠人くんのようにもう良い方に変わることはないでしょうけど。
カネセキの方は武明を悪者にしてしまってましたが、これって真実かどうかは分からないですよね。
悠人くんは父親のことを信じていたようだし、私も信じたいと思いますが。
また部活の先生は・・・加賀さんも説教していましたが、先生になってはいけなかった先生ですね。
あー、こんな自分のことしか考えない先生なんて嫌だ嫌だ。
 
それで私が一番考えたのはネタバレになるので名前は伏せますが、お母さんのこと。
どうしても自分と自分の息子とを重ねて読んでしまいます。
もし私がこの立場だったら・・・ここまで穏やかではいられないでしょうね。
真実を知らされたらそのまま復讐に走るかもしれない。
あれだけのことをしてもらったんだから、と許せるのかもしれない。
全てが想像なので何とも言えませんが(十分言ってる?^^;)、これからどうなっていくのか心配です。
ようやく気持ちや生活が落ち着いたのに、また不穏なものになってしまうかも。
もしくは対象が出来た分、その恨みが強くでてしまうかも。
そう考えると“謝る”という行為は誰のためのものなのでしょうか。
・・・あー、こんなことを考えると子どもに「悪いことをしたんだから謝りなさい」という教えができなくなりそう^^;
 
 
残された人物のこれからが気になりますが、つらい目に遭った分、幸せになって欲しいですね。
 

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