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この家、あたししかいないのに、人がいっぱいいるような気がする・・・・・・
ようこそ、丘の上の幽霊屋敷へ。
恩田陸が描く、美しく不穏なゴーストストーリー。
小さな丘の上に建つ二階建ての古い家。
この家は、時がゆっくり流れている。
幽霊屋敷と噂されるその家にすむ女流作家は居心地のよいこの家を愛している。
血の海となった台所、床下の収納庫のマリネにされた子どもたち・・・・・・
いったいこの家にはどんな記憶が潜んでいるのだろう。
幽霊屋敷に魅了された人々の美しくて優雅なゴーストストーリー。
恩田陸が描く幽霊屋敷の物語。
ラストには驚愕の書き下ろし短編が! (内容紹介引用)
ぞわ〜ん。
コタツよ、いてくれてありがとう。
そう思ってしまう1冊でした。
今日は久し振りに冷えた一日だったけど、これを読んだせいもあったのかも^^;;
タイトルは『私の家では何も起こらない』ですが、逆です。
起こりまくりなのです!
それも恩田さんのタッチでぞわぞわなことがいろいろと。
想像通りのホラーとして「私は風の音に耳を澄ます」。
これは病に倒れた少女をこの家に住む女性が拾った話です。
少女は親元を逃げ出したいと思っていたのでいいタイミングだったのですが・・・
途中までは少女は少女だと思っていただけに、あの母親の驚きようには「へ?」と思ってしまいました。
でもそうですよね〜、そうでないと困りますよねぇ^^;
コミカルなホラーとして「あたしたちは互いの影を踏む」。
ラストシーンは想像するととんでもない光景なんですよ。
でもこの二人の大女の様子を見ていると大したことがないように見えるのが不思議で。
アップルパイとじゃがいも・・・しばらくは遠くに置いておきたい。
なぜかじーんとしてしまったのが「俺と彼らと彼女たち」。
新しい住人のためにこの家を修復しにやってきた大工さん親子の話です。
この話を読んでいると存在することがもっともだ!と思い、
思わず家の中をキョロキョロしてしまいました。
理解し合えない相手ではないということも分かった^^
実はきちんと理解できなかった話が一つ、「我々は失敗しつつある」なんですが、
これって・・・なんでしょう?^^;;;
どういう立場の人の話なのかも分からなかった。
理解できないのが悔しい^^;;
他にもしっとりとしたホラーとか穴ホラーとかあります(何それ)。
この家を舞台にした種類の違う恐怖感を味わうことができ楽しめました。
分からないのが一つ残っているのは心残りですけど。
先日、近所の読書友だちと話していて「恩田さんの作品は合うのと合わないのとある」と言われました。
これを薦めるのは難しいかな^^;
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