北村薫

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北村薫 『玻璃の天』

上流家庭で育つ花村英子と花村家の女性運転手・別宮みつ子(ベッキーさん)が
身の回りで起こる不思議な謎を解決する“ベッキーさんシリーズ”第二弾。


読んだのは半月ほど前のこと。
感想を書いたメモが行方不明となっていたので、今となってしまいました。
うーん、記憶が怪しいかも(^^;;

「幻の橋」
英子は友人の内堀百合江から声をかけられた。
百合絵は祖父・晃二郎と犬猿の仲だという兄弟の洋一郎の孫・東一郎が気になるらしい。
まずは祖父同士の仲を元通りに・・・と仲違いの原因を探すうちに新聞の死亡広告に行き着く。
その広告にのっていた冨田ツルとは一体何者か?
そして東一郎が内堀家へ持ってきた浮世絵が消えてしまったのはなぜか?

上流階級ってこんな感じなのねーと改めて思ってしまいました。
ま、兄弟喧嘩(?)は今も昔も変わらないと思いますが(笑)
事件とは全く関係ありませんが、内堀家のお話の会に出てきた、陸軍少尉・若月英明が気になります。
これから先、英子と再び出会うことがあるのか?
それからベッキーさんの運転する車中での段倉のひと言
“大和撫子は、一という字も知らぬように見せてこそ奥ゆかしい”
・・・・・・・・・・・・・張り倒すぞ、こら!(笑)
この点に関してはちゃんとベッキーさんがやっつけてくれたので問題ないですけどね(^^

「想夫恋」
『あしながおぢさん』がきっかけで、仲良くなったお箏の得意な清浦綾乃。
綾乃と手紙のやりとりをするようになった英子なのだが、
ある日、綾乃から「“松風みね子”の名で書いた英子の手紙に住所まで書いてくれ」と頼まれる。
そして後日、その封書が見つかった時、綾乃は姿を消していた・・・。

おおお!!暗号ですとな!
ということで、せっせと考えました(結構暇な人^^;)。
でも、でも・・・こんなん分からんわい!(笑)
楽しかったので良しとしますけど。
でもこの暗号、誰も解けなかったら綾乃さんはどうなったんでしょうねー?
それからこの話で宮城道雄の“春の海”をヴァイオリンの女王が聞いて弾いてみたいと言い、
ヴァイオリンに編曲したということが書いてありますが、これは事実?
“春の海”ファンとしては(CDを持ってたりする^^)気になります。
それから想夫恋・・・やきそばを思い出した私って(^^;;;

「玻璃の天」
雅吉兄さんと「ミートクロケット(コロッケ)」を食べに行った英子。
その店で見かけた白い服で芸術家の雰囲気をもつ男性と
兄さんも知っていた黒い三つ揃いの背広を着た末黒野貴明。
この二人に英子は再び出会う。
末黒野氏の家の設計をしたのが白い服を着ていた乾原であることを知り、
その家へと招待してもらえることになったのだが、そこには段倉の存在があった。
しかし彼は屋上にはめこんであったステンドグラスの部分からの落下によって・・・。

謎の女・ベッキーさんの過去が少しだけ明らかになりましたが、それは悲しい過去でした。
ベッキーさんだけでなく、乾原の父親と妹の話も悲しいものだったし。
ステンドグラスの明るさ(頭の中では教会のようになってた^^;)とは対照的に
背後には暗いものを感じました。
資生堂パーラー・・・チーズケーキが食べたい(笑)


あらすじを探したいたら北村さんのインタビュー記事を発見!
顔写真も載っていましたが・・・お、おとこぉ〜〜〜?
私は何故か勝手に女性の方だと思ってました(^^;
でもその写真はこちらまでつられそうになる笑顔。
写真で更に好きになったかも(笑)
残念なことに次で最後になるようですね。
ベッキーさんのことももっと詳しく書かれるのかな♪

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北村薫 『盤上の敵』

我が家に猟銃を持った殺人犯が立てこもり、妻・友貴子が人質にされた。
警察とワイドショーのカメラに包囲され、「公然の密室」と化したマイホーム!
末永純一は妻を無事に救出するため、警察を出し抜き犯人と交渉を始める。
はたして純一は犯人に王手をかけることができるのか?
誰もが驚く北村マジック。内容(「BOOK」データベースより)


チェスかぁ〜、ルールは全く知らないなぁ。
「チェックメイト」という掛け声(間違ってる?)くらいの予備知識。
日本の将棋とはまた大きく違うんだろうし、どんなもんだろう・・・?

この作品は全体が大きなチェス盤。
その中で白のキングである主人公・末永純一と白のクイーンである妻の友貴子、
対する黒のキングである殺人犯・石割との戦いなのである。
・・・と書いてしまったけど、話の進み方は白側からのみである(初めの章だけ黒のキング)。
いやぁ、最初は「この奥さん(友貴子)は何を話し出すの?」と思ってしまいました。
だって自宅を殺人犯に乗っ取られて悠長な語り口調で昔話を始めるんだもん。
おいおい、もっと今の時間の出来事にふれてくれよ〜と思い続けてました。
おまけに話の中で突然出てきた“兵頭三季”という女性。
「――殺してやりたい」という言葉とともに、三季によってもたらされた友貴子の残酷な過去。
あまりにも一方的過ぎて、読んでる側としては顔をしかめるしかなかったんですが・・・(読解力不足?)
一体彼女は何を考えていたのか?
最後まで謎でした。

その部分を除けば見事にやられましたし、純一の警察や石割とのやりとりにはドキドキし通しだし、
十分に楽しめる作品でした。
今まで読んできた北村作品とは雰囲気もガラリと違い、新たな一面を見た気分です。
ささ、次は何を読もうかなぁ〜♪

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北村薫 『街の灯』

昭和七年、士族出身の上流家庭・花村家にやってきた女性運転手別宮みつ子。
令嬢の英子はサッカレーの『虚栄の市』のヒロインにちなみ、彼女をベッキーさんと呼ぶ。
新聞に載った変死事件の謎を解く「虚栄の市」、
英子の兄を悩ませる暗号の謎「銀座八丁」、
映写会上映中の同席者の死を推理する「街の灯」の三篇を収録。
内容(「BOOK」データベースより)


『玻璃の天』を読む前に読まねば!ということで読みました。
これまた特徴のある雰囲気ですこと(あれ?うつった?^^;)
この上流階級っぽい上品なお言葉たち、嫌いではないはずなのに読み始めは少々退屈でした。
しかし謎の多いベッキーさんが登場するとがぶりつき!
なぜか「オスカぁル!」と叫んでしまいましたわ(^^;
白黒映画にスッと色が入る感じで鮮やか。
何者?とそればかりがずーっと気になってました。

なので「虚栄の市」「銀座八丁」もベッキーさんが一番の謎。
事件やら暗号の謎よりも何よりもベッキーさん!
思わせぶりな言葉も多かったし。
「お前が英語を教えたとは」みたいなセリフも『玻璃の天』のためのもの?
そりゃあズルイよ、北村さん(^^;

ただ「街の灯」はいつも眠そうな目をしている道子さんの意外な面が見れて新鮮だったかも。
場所もお嬢様方のウフフオホホな都会ではなく、のんびり過ごされる避暑地。
鳥の声やポクポクと馬の蹄の音(頭の中で)。
う〜ん、避暑地最高♪と思っていたら映写会のあのシーン。
リアルに想像してしまい、一緒に「ヒィ」となってしまいました。
実際の映画でもこういう驚かせシーンは苦手なのに(^^;
この話の事件そのものはそう頭を悩ませるものではないのだけど、
道子さんのお嬢様らしからぬ考え方、いや、お嬢様だからこそこんな考え方ができるのか?
ともかくその部分が妙に印象に残ってしまった。


さ、これで心置きなく『玻璃の天』が読めるぞ♪
オス…いやベッキーさん、貴方は何者?

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北村薫 『空飛ぶ馬』

内容(「BOOK」データベースより)
女子大生と円紫師匠の名コンビここに始まる。爽快な論理展開の妙と心暖まる物語。


時と人シリーズを読み終えたので、新しい世界へ♪
これはデビュー作だったんですね。
ほっこり暖かい気持ちになれる作品でした。
何がいいって円紫さんでしょう!(^^
『しゃべれどもしゃべれども』で落語に興味を持った私ですが、
この作品に出会って更に聞きたくなりました。
円紫師匠は今の落語家さんで言ったらどなたに似てるのかしら…?

5話ありましたので、少しずつ(もちろん私が忘れないように…ははは^^;)

「織部の霊」
大学に慌てて行ったものの、休講のためプラプラとしていた私。
大あくびの時に出会ったのは加茂先生だった。
加茂先生から大ファンの円紫師匠のインタビューをすることを頼まれる。
後日、インタビューが無事に終わり、3人でおでんを食べていると加茂先生が話を始めた。
どうやら先生は夢の中で出会った人に実際でも会ったらしい。
その人物は武人で茶人の古田織部、それも彼が切腹している様子を夢で見ていたのだった…

「砂糖合戦」
偶然ハチ公前で出会った円紫師匠。
近くの紅茶の店《アド・リブ》へと入ると、女の子の3人組が目に留まった。
彼女たちは紅茶の中に7、8杯も砂糖を入れていたのだが、何のために…?

「胡桃の中の鳥」
仲良しの正ちゃんとともに旅に出た私。
目的地で江美ちゃんと合流して円紫師匠の落語を聞きに行くことにした。
しかしその旅行中に江美ちゃんの車に異変が…?

「赤頭巾」
私が歯医者さんで出会ったほくろさんから聞いた話
“日曜の夜9時きっかりに公園のキリンの前に、赤いものを身に付けている女の子が現れる”
しかし日曜の9時に見に行ったのだが、そこに女の子はいなかった。
ほくろさんの嘘とも思えないのだが…

「空飛ぶ馬」
幼稚園のクリスマス会に現れたサンタクロース。
持ってきたプレゼントは木馬だった。
幼稚園の玄関に大人二人がかりで置かれた木馬だったが、ある日短い時間行方不明に。
木馬はどこへ行ってたのか?


「赤頭巾」は参りました(^^;
メルヘンチックなものを想像していただけに、完全に裏切られました。
おかげで「空飛ぶ馬」の話が数倍良く見える!
この順番の上手さにやられました(^^

ただ、友達の正ちゃんが「キミ」と呼ぶことが気になって…(^^;
どうでもいいのかもしれないけど、どうしてもイメージが合わない。
ほんとちっこいことなんですけどねぇ。

まだまだ先は長いこのシリーズ、楽しみです♪
でもこの2人の関係、微妙だなぁ。。。

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北村薫 『リセット』

遠く、近く、求めあう二つの魂。想いはきっと、時を超える。
『スキップ』『ターン』に続く《時と人》シリーズ第三弾。

「・・また、会えたね」。
昭和二十年五月、神戸。疎開を前に夢中で訪ねたわたしを、
あの人は黄金色の入り日のなかで、穏やかに見つめてこういいました。
六年半前、あの人が選んだ言葉で通った心。
以来、遠く近く求めあってきた魂。
だけど、その翌日こそ二人の苛酷な運命の始まりの日だった→←流れる二つの《時》は巡り合い、
もつれ合って、個の哀しみを超え、生命と生命を繋ぎ、奇跡を、呼ぶ。
(出版社/著者からの内容紹介)


えっと…記事を投稿したのですが、再びエラーで“リセット”されてしまいました(笑)
最近、このパターンが多すぎてうんざり。
何がダメだったんだ?

三部作の最後の作品。
どんな出来事が待ち受けてるのか?と楽しみでした(“リセット”と言う言葉から想像出来なかった人)。
読み始めて30分・・・飽きた(笑)
でもこれって北村さんよね?
だったら途中でうっ!となる瞬間があるはずだわ、とここからは我慢大会のように読みすすめました。
うーん、なんでこんなにも第一部が長かったのだ?
ただもったいつけてるだけ?
それとも斜め読みした私への罰?
ひょっとして途中に物凄い重要事項が組み込まれてた?
私の中での謎はどんどん大きくなるばかりでした。

だから第一部が終わった時は正直、うれしかったですね〜。
でも予想を裏切られ、苦行の時間よ、もう一度。
ナナメナナメ開始。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
うっ!
そう、ホットケーキの場面ですね。
そこまでノリに乗って(単に斜め読み^^;)ただけに不覚!!
泣いてしまいました(笑)

いやぁ、ズルイですよね、この2人。
だって私が一生かけてもできないことを、簡単にやってしまうんだもん。
異性の想い人でなくても、生まれ変わってきて欲しいと思う人はたくさんいるからなぁ。
だから子供を産んだ時も「この子が生まれ変わりだったら…」と考えたりもしました。
そんなまさに奇跡のようなことを、ドラえもんの手を借りずにあっさりやってのける2人。
やっぱ、ズルイわ(ひがみ根性バリバリ^^;)

獅子座流星群やドイツ語の曲なんていうのは良かったです。
「丘をこえて」も思わず口ずさんでしまったし(なぜ知ってる?^^;)
でもやっぱり他の2作品に比べると、少々乙女チックすぎかなぁ。

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