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外来魚

おとといのスポーツニッポン紙に
「温暖化にしといて”輸入”NGって変じゃない?」
と題したコラムが掲載されていました。
著者は東京海洋大学客員教授、奥山文弥氏です。

”日本産イセゴイ”
わが家の水槽にターポンが3匹泳いでいる。フロリダやコスタリカに棲息する
巨大化する種類とは異なり、あまり大きくならないパシフィックターポンである。
標準和名はイセゴイという名前だ。うちのは熱帯魚店で買ってきたインドネシア産。

で、このターポン。外来魚なのは間違いないのだが、沖縄にもたくさん棲息するから、
外来種としては扱われない。インドネシア産と沖縄産では遺伝子は違うだろうけれど、
それを気にする人はいない。
同一海域の魚なら、日本にもともといなかったタイリクスズキだって、
すぐお隣の台湾にいるのだから、養殖用に輸入しなくたって
これだけ温暖化して、異常気候、異常海流があるため、それに乗ってきても不思議は無い。
川崎港にホオジロザメが来るご時世である

”グッピーが要注意外来魚?”
淡水魚に関しても私はそれほど悲観していない。特定外来生物に指定された
ブラックバスやブルーギルのほか、環境省のホームページには
要注意外来魚のリストが載っている。
それを見ると、すでに日本に渡来して日本の魚のように思われている
ソウギョやライギョ(カムルチーやタイワンドジョウ)、ニジマス、
熱帯魚にはグッピーが入っていた。
驚くことにナイルパーチやマーレーコッドなど「こんな魚知らんぞ」
という種類までもが入っている。

”環境省の対応も…”
私が思うに侵略的生物は、何を隠そうわれら人間である。
さらにその日本人はその食料ですら自給自足できない環境にいて、
他国から大量に輸入して食べているにもかかわらず、
「生き物はダメ」となる。何か変だ。

話題のオオクチバスに関しては、12月1日から漁業権のある4湖と
管理釣り場に対する許可が下りて、正式な遊魚営業ができることになっているが、
10月28日現在、環境省の指導通りに申請書を提出した管理釣り場には、
何のお知らせも無いそうだ。
大騒ぎした割には、その後何も見えてこない。変わっていない。
この件によって、人間は自然の支配者になってはいけないのだと、
最近思うようになった。

引用ここまで

ちょっと長くなりましたが、この奥山氏の言いたいことこそ「何も見えてこない」ですね。

まず、最初に話題にしている「ターポン」という魚について。
奥山氏はタイリクスズキを持ち出して
「異常気象によって日本に来ることもあるじゃないか」と外来魚を肯定していますが、
タイリクスズキは海水魚ですよね?海はつながっていますから、
日本に来ないとは言えないでしょう。
でも、ターポンは淡水魚ですよ?
淡水魚は海を泳いできたりしませんし、空を飛んだり、陸上を歩いたりはしません。
人間が持ち込まない限り違う水系に行くことはないですよね。
ここでもう奥山氏の論理は崩れます。

そして、グッピーを引き合いに出して環境省の施策を皮肉っていますが、
ここでも奥山氏は大きな間違いをやらかしています。
ここで名前の挙がっている
グッピー、カムルチー、ソウギョ、ライギョ、ナイルパーチ、マーレーコッド
いずれも奥山氏がテーマとした「特定外来生物」には指定されていません。
これらは「要注意外来生物」というくくりで、
取り扱いに注意とうたわれている生物であって
罰則規定のある「特定外来生物」ではありません。
混同させるような文章で彼は何をしたいのでしょうか?

また、「淡水魚に関しても私はそれほど悲観していない」と言い切っているが
本当にこの人は大学で教えるほどの研究者なのだろうかと
疑ってしまう。
実際、琵琶湖沿岸の大津漁協のデータでは、平成4年から平成10年までの間に、
ブラックバス、ブルーギルなどの外来魚の水揚げは7倍になっているのに対し、
在来種(フナやエビ、モロコ等)の水揚げは3分の1以下に減っているのである。
芦ノ湖、野尻湖では外来魚が確認(この言い方は変ですね。密放流)されると
ワカサギが激減。
霞ヶ浦でも同じような状態になっています。ま、芦ノ湖は日本で始めて
ブラックバスが輸入され放流された場所ですから、なんとも言えませんが、
外部から隔離されているはずの閉鎖水系である芦ノ湖だから放流が許可された
経緯がある。
ここでも、全国に「生息域を広げた」ブラックバスに人間の影がちらつく。

極めつけは「侵略生物」と人間を批判する。
彼の言いたいことは何なのか?
じゃあ、あなたは完全自給自足なの?外来種の野菜や果物は口にしていないんですか?
完全なるダブルスタンダード。
在来種の魚が減った原因には護岸工事や河川の水質汚染もあります。
ですが、琵琶湖のデータはごく最近のもの。河川の汚濁が緩和されつつある昨今の
ものだということも外来魚の影響の大きさを物語っているのではないでしょうか。

ちなみに奥山氏が環境省の対応に難癖をつけていましたが、
環境省のホームページを確認したところ
この申請の締め切りは12月1日でした。
なんのこともない。まだ締め切り前だっただけのことなんですね(笑)
奥山氏の真意を疑います。

閉じる コメント(1)

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全文ほぼ同意ですがターポンは海水魚ですよ

2013/7/23(火) 午後 5:12 [ 未知 ]


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