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>ナイトハンターさん
ええ。
宮崎の口蹄疫は大変ですね。 僕は牛と豚の獣医師ですので、それがどのように大変かを良く知っています。 20年前の台湾ではたった2週間で島全体に蔓延しました。 餌も制限区域内に運び入れることができず、豚は餓死寸前に追い込まれました。 豚が腹を空かしたときの声をみなさんはご存知でしょうか。 地の底から天を仰ぎ見るように叫ぶのです。 声の限りを尽くして。 台湾では、農家がそれに耐え切れずに豚を山や道端に放しました。 スニーカーとジーンズのテレビクルーがそれを追いかけ、何も着替えず、消毒もせずに農家を訪問して取材しました。 ほどなくパンデミックが台湾を襲いました。 台湾の人たちは、ショッキングな報道でもう誰も豚肉を食べようとしませんでした。 台湾の豚肉価格は暴落しました。
畜産農家は、生きる気力を断ち切られました。
今、僕の仲間の獣医さんがたくさん宮崎に駆けつけてます。 宮崎一国で口蹄疫を食い止めるため、殺処分をしています。 現場の農家さんも「苦しむのは俺たちだけで十分だ。この病気を他の農家に味わせたくない。頼むからこの町の家畜を殺処分してくれ。俺の家畜をやってくれ。」と獣医さんに伝えてきたそうです。 全国からかけつけている獣医さんは、移動もホテル代も食事代もレンタカーもすべて自腹です。 そして地元に帰るには豚と接触を断ち、一週間カンズメになってダウンタイムをとらないと戻れないのです。 もどっても、誰もその獣医さんに診療依頼をだそうとしないと思います。 収入は、途絶えるでしょう。 それでも駆けつけています。 僕にも「現場はもう限界だ。体力も精神もボロボロだ」 「頼む、交代に来てくれ」と依頼がきています。 これは戦争です。
獣医師と農家とウイルスとの戦争です。 |
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そんな大変な状況なのに、民主党政権は殆ど何も手を打っていないなんて、更に報道にも圧力を掛けているようです。怒りを覚えます。何か僕らにできること有りますか?
2010/5/14(金) 午後 6:28 [ ナイトハンター ]
切なすぎるな・・・
情報の拡散くらいしか出来ない自分が悔しいわ
2010/5/14(金) 午後 6:40 [ うりゃタソ ]
>ナイトハンターさん
ぼくは今まで口蹄疫について黙っていました。
それが風評被害を防ぐことだと信じていました。
でも考えてみれば、
「きゃはっ口蹄疫?何それ、きもーい」みたいなリア充は
このブログにゃ来ませんね。
日本人の9割、あるいはそれ以上の方はまだ情報統制によって
この存在をスルーしていると思います。
そんなら、もうちょっと書きたいなぁ。
2010/5/14(金) 午後 6:58
ネットニュースでは次の様な報道がなされています。
首都圏のマスコミは一切触れていません、真実はいかに?
○政権発足後 こてまで行われていなかった口蹄疫先進国 韓国より「豚または牛」家畜飼料」の輸入を始めましたか?
○口蹄疫対策実績のある 自民党よりの42項目の対策要求書受け取りの予定をキャンセル
○宮崎県の東国原知事が自民党寄りの為、口蹄疫対策を遅らせたという情報
○国(民主党)からは、口蹄疫の消毒液が支給されず、県などが用意した言う
○赤松大臣は帰国後、宮崎入りをせず、栃木県に行ったという報道(写真付)
2010/5/14(金) 午後 7:21 [ 岸田 ]
消毒剤は、足りてます、ただ、主力の炭酸ソーダが全国で、使われるために、品薄になってはいます。 消石灰は、大丈夫です。ビルコンSなんて、高額なので必要ありません。推薦もしていません。
農水省消費・安全局動物衛生課は、以前の経験者もいますので、この辺はやっています。
情報規制もかかっていません。
農水も
現場での取材は、本病のまん延を引き起こすおそれもあることから、厳に慎むよう御協力をお願いします。
宮崎県も
今後、報道機関には発生状況や防疫対策の進捗状況について適時情報提供に努めることとしますので、確認農場及びその近隣農家や防疫作業現場周辺での取材は、本病のまん延を引き起こすおそれもあることから、厳に慎むとともに、生産者等の関係者が根拠のない噂などにより混乱することがないよう、御協力をお願いします。
とは、いっては、おりますが。
2010/5/14(金) 午後 10:55 [ おみぞ ]
TVは、あまり興味がないようです。スポンサーの問題があるかも。聞き取りした者のいわく。
報道は、いりません、ろくな事を書きませんし、いいませんから。
英国の2001年の時の、信用できないの1が報道、2が、ネットでしたから。
獣医からの情報が信用できる、多かったですし。
民主党を動かすのは簡単です、あなた方の選出の議員に、言えばいいのです。
FMDで、緊張が走らない、農省なわけがありません。 現在、担当官は、政務次官をレクチャーしていますし、消費・安全局動物衛生課は、24時間体制で、つめてます。
動物衛生研もつめてます。
ただ、県の防疫員が、不足してはいます。
埋設地の問題が一番大ききです。
と殺に関する問題が、薬剤投与はもうすぐ限界が来るでしょう。 直接、と殺銃の使用が・・・。銃殺は法的に、無理でありますし。
どのくらいの範囲に現在、感染があるのは、未確認のところがあるのが現状でしょう。
感染の拡大が、4月20にと時点で、どのくらいに出ていたかは、未定です。今ぐらいに会った可能性はあります。
2010/5/14(金) 午後 10:55 [ おみぞ ]
>うりゃタソ
うりゃタソが口火を切ってくれたのはすごくうれしい。
でも本当だったらそれは僕の役目なんですけどねw
しかし、切ないです。
僕も普段、助かる見込みのない牛を安楽死させるときに
水を飲ましたり、今楽になるから、やっと楽になれるからと
声がけをしてからやります。
なんで、農家さんが最高の餌を食わせてからだを撫でてやって
獣医さんに「お願いします。やってください」という気持ちは
すごくよくわかります。
こればかりは、その場を知るものじゃないと出てこない。
2010/5/14(金) 午後 11:09
>岸田さん
はじめまして。
コメントありがとうございます。
>口蹄疫の消毒液が支給されず、県などが用意した言う
消石灰は国が用意しました。ゴールデンウィークに。
移動車の消毒に使うビルコンSやグルタールアルデヒドについてはわかりません。
少なくとも今、獣医師の僕がビルコンSやグルタZは入手不能です。
こんなんで他県にウイルスが浸出はじまったらアウトです。
2010/5/14(金) 午後 11:15
>おみぞさん
コメントありがとうございます。
>ビルコンSなんて、高額なので必要ありません。
すごい理由ですよね。「高額なのでいらない」(笑)
クリアキルと苛性ソーダの混合剤だとこれに変わる消毒となりますが
今現在苛性ソーダが全国で枯渇しています。
したがいまして、他県では入手不能です。
>FMDで、緊張が走らない、農省なわけがありません。
そうですね。でも大臣の外遊まで止められなかった。
しかも大臣、メキシコで「これから日本はもっと豚肉輸入拡大すっから」と変な意気込みみせてました。
なんじゃそりゃ
2010/5/14(金) 午後 11:20
ビルコンSを、使えるのは、養鶏関係、H5N1対策で。 足洗いダライぐらいですしね。
実際は、大臣いなくても、官僚でまわしていましたが、政治指導と言ったばっかりに、政務官が・・・。 これで、前回見たく、北海道ででも出た日には・・・。
畜産関係者からは、一帯処分とリングワクチネーション(接種対象は後日処分される)が出ているようですが、無理だろうな。
長い戦いになりそうです。Mya-98 ですからね。
報道は、こんなお気軽な事いいますから。ろくなもんでないです。
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20100513k0000m070103000c.html
2010/5/14(金) 午後 11:48 [ おみぞ ]
書くか、書かないか・・・迷うところです
私自身も避けてきました。
我等もどこにも行けません。
産業動物の臨床獣医師が激減している、待遇も悪い
そんな中おこったこの惨劇を国民はどう捉えるのでしょうか
コメントに苦悩します
2010/5/14(金) 午後 11:56
>おみぞさん
真剣な討議をありがとうございます。
ビルコンSは近年養豚現場でも使用されるようになりました。
理由はPCV2いわゆるサーコウイルスの消毒です。
このウイルスが強い。
逆性石鹸の踏み込み消毒槽でも感染力を保持する。
今全国の養豚場ではこのような理由からアストップの使用をやめてビルコンやグルタになってきています。
リングワクチネーションですか。
過去にこれで封じ込めた疾病の例をぼくは知りません。
報道リンク読みました。
棒読みしました。
2010/5/14(金) 午後 11:57
現政務官の舟山 康江氏は、北大農学部出ているんですようね。 FMDの怖さは、知っているはずなのですが。
2010/5/15(土) 午前 0:00 [ おみぞ ]
>COWCOWさん
迷いますね。書くか否か。
でもわれわれは所詮職人気質です。
現場屋なんですよ。
なんか最近ね、年なのか涙でてくるんですわ。
あの先生もこの先生も、有名どころが続々宮崎入りです。
しかも全員自腹覚悟。
地元の家畜保健衛生所や畜産農家をも説得して、行くんです。
なんか太平洋戦争みたいじゃないですか。
「あの島がやられたら本土爆撃だ。だから行ってやらんと」
2010/5/15(土) 午前 0:06
>おみぞさん
今ワクチンで封じ込める話が雑誌などで「どうだろうか」などと無責任な提案がされているようですね。
豚の専門獣医から今日いただいたコメントを引用すると、
「対策は、口蹄疫を早期に根絶し、一日も早いFMDフリー宣言をだすことに尽きる。
口蹄疫ワクチンは、絶対に使用しない。
生だし変異するし効果ない。
接種した動物は感染動物と同等に扱われ、市場には絶対にでてこない。
接種したら、時期をみて殺処分を待つだけ。
1600万頭殺処分のイギリスでさえも実施しなかった。」
だそうです。
2010/5/15(土) 午後 5:09
だと思われます。
http://www.oie.int/eng/normes/mcode/en_chapitre_1.8.5.htm
Article 8.5.2.
FMD free country where vaccination is not practised
8.5.2条
ワクチン接種が行われていない口蹄疫清浄国
への復帰が、農省の基本姿勢ですので。
Article 8.5.3.
FMD free country where vaccination is practised
選択外でしょうし。
ワクチンの選択は、農林水産大臣が決定権をもちますし。
ワクチンの抗体取得率とは関係なく。
2010/5/15(土) 午後 6:58 [ おみぞ ]
そうなんですよね。
うちも行けたら・・・と思いますけど、農家が納得できるのかって事が大事ですね。
持って帰ってきたらどうしよう、と不安はあります。
2010/5/16(日) 午前 8:59
>COWCOWさん
農家は納得しないでしょう。
これは科学でも理論でもありません。
日本人のDNAの問題です。
2010/5/17(月) 午後 10:47