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日本獣医師会がボランティア派遣リストを作成している。
登録すれば、要請があり次第、現地投入される。 どの機関からも交通費などの支給が無い場合は、獣医師会が負担する。 ここまではよい。 問題は、5月20日の時点で宮崎県が公式に「獣医師は足りているからいらん」と宣言していることだ。 足りているだと? 何かがおかしい。 あの防護服は通気性ではない。 炎天下で合羽を着用しているに等しい。 暑いからといって、現場でジッパーを下げて風をあおぐ行為はタブーだ。 口蹄疫のウイルスが身体に付着しないように「密閉している」からだ。 衛生に精通した獣医師なら、誰でも知っている。 しかもそれを、二枚重ねで着用している。 着た直後から、汗がふきだす。 汗は着衣の外へは漏れ出さない。 あせもが、身体のいたるところにできている。 痒みを通り越して、痛い。 現場ではそれをタオルで拭くことはできない。 安全圏に脱出するまで、ジッパーはきっちりと閉められている。 頭痛がしてくる。 脱水症状の前兆だ。 危険な兆候だ。 朝の5時半から、作業が始まっている。 終わるのは、8時を過ぎることもある。 マイクロバスに揺られ、暗い役場の駐車場にたどりつく。 倒れこむ。 ジッパーを下げたくても、腕が上がらない。 白い長靴を脱がせてくれる人がいる。 長靴を逆さにすると、信じられない量の汗がじゃぶじゃぶと地面へこぼれてくる。 生き地獄だ。 こんな作業、一週間ももたない。 それなのに、人は足りている!? |
7. ハンターと感染症
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最近、増員要請で、他府県、政府から増員受け入れています。足りているの見解は?。です。
と言うか、なぜに、獣医が殺やらねばならん。 これ自体が問題である。
やっと、別の場所のサーベイランスを行ったようですが、 リングワクチネーションに苦渋の決断された方が、我々の犠牲は、無駄になったのかと、おっしゃられておりましたし。 梅雨に入ってます。
2010/6/19(土) 午前 11:01 [ おみぞ ]
>おみぞさん
足りているというのは、どうも他府県公務員獣医師だけで足りているという意味かもしれません。私のような自営の開業獣医師は変にプロ意識があるので、使いにくいのかもしれないです。
要請を受けないまま現地入りした個人やグループ開業獣医はボランティア扱いです。
>なぜに、獣医が殺やらねばならん。
ありがとうございます。
もともと動物の命を助けるためについた職業です。
逆のことをするのは、不本意ではあります。
しかしその意味を、必要性を誰よりも理解しているのも私たちです。
私たちはプロです。
自分の手の中で命がこぼれていく感覚は、むしろ獣医師以外に体験させてはいけません。
心がきっと折れてしまいます。
2010/6/19(土) 午後 6:17
現状において、獣医がしなければならない、仕事があります、科学者として、サーベイランスです。 これがまったく、なされていません。 2箇所のみです。
2010/6/19(土) 午後 6:24 [ おみぞ ]
>おみぞさん
これだけウイルスの拡散を許してしまっている現状でサーベイランスだけをつかまえてウイルス飛散の原因になるとは言えないですが、向こう百年の未来のためにもデータは必要かと。
いち科学者として、組織染色や高倍率での画像は一度見ておく必要性は感じています。ホルスと水牛で主徴が違うのであればなおさらです。
2010/6/19(土) 午後 10:34
専門的な話は分かりませんが、口蹄疫終息にはまだ時間が掛かりそうですね。初期初動の不味さも有るでしょうが、現状の改善に政府はもっと力を注いで欲しいものです。
2010/6/21(月) 午前 11:14 [ ナイトハンター ]
>ナイトハンターさん
指揮系統が強力かどうかも大切です。
都城は瞬時に大量の獣医師を結集させ、数時間で決着させました。
こういう機動力は、政治力でもあると思います。
2010/6/22(火) 午後 4:28