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2006年9月6日
シングルトラップ競技を軽く2ラウンドし、と書けばすべて事足りる。
しかしながら、それでは言い尽くせぬ体験だった。
成績を見るとわけるが、結果は惨憺たるものだった。
2ラウンドやっていくうちに、どんどん当たらなくなっていく。
頬を打たないはずの銃床が、頬を打つ。
衝撃をさほど感じない銃が、暴れる。
明らかに射撃姿勢に致命的欠陥がある証拠だ。
ブランクだと思いたい。
しかし、そうではないセリフが二代くんから飛び出した。
「今年は今日で二回目なんですよ、射撃場。」
そう言って笑う彼の成績は23撃破/25枚放出なのだ。
「先月の猟友会地元地区射撃会が一回目だったんですよ。」
「すごいね!練習もしないで、どうしてそんなに当たるの?」
「いえね、先生。これでも持ちはじめの頃はお金たくさん使ったんですよ。」
いったん身についてしまうまで、本当に彼は練習したのだ。
教習終わって数える程度の僕が、この部分で調子だの何だの言うのが甘いのだ。
初心をキープする。
これが今もっとも重要な僕のテーマとなった瞬間である。
さてさて、タイトルどおりのスキート競技だ。
本当に前置きが長くて申し訳ない。
我々は実包を9号に代え、スキート射面へと降り立った。
手馴れたように、二代くんは「シングル、8番抜きで」などとプーラーさんに話している。
何が何やら、さっぱりわからない。
わからないなりに、二代くんを先頭に、3人の後ろを鉄砲持ってついていく。
1番射台とはどこだろうと思っていると、果たして彼は左マーク放出タワーの下に立ったではないか!
「はーい。」
銃床を肘に抱えるように持ち、少し神経質に先台を握った二代くんが言うとクレーはすぐ後ろの放出機から頭ごなしに飛んでいった。
ばきゃーん!!
。。。嘘だろう!?
当てやがったよ。
真後ろから上空を飛んで遠ざかるクレーを、彼はいともかんたんに当てた。
下から上に銃口を向けていくトラップ競技では、ありえない銃口の振り方だ。
つづいて彼がコールする。
今度は向かいにあるマーク側の放出機からクレーがこちらに向かって飛んでくる。
これも難なく二代くんは撃破した。
2番手、3番手の自動銃おじさん達もそれに続く。
さあ、べとの番だ。
。。。て、立ち位置どうよ!?
誰も教えてくれない。
しょうがない。
ぶっつけ本番だ!
「あいっ」
ばきゃーん!
はじめから銃床を方に当て、頬付けしたのが功を奏したか。
クレーはなんとか割れてくれた。
しかし。
しかしである。
成績をみると3撃破/14放出。。。orz...
次のラウンドなどは1だ。
1。
すげー。
スキートって、すげー。
みっちり3ラウンドをやり、4番射台で拾い撃ちして終えた。
「先生、これ当てられるようになったら、うちらの町から鳥消えるね。」などと二代くんが冗談を言う。
。。。当面その心配はなさそうだ。
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