えぇ!?獣医さんが鉄砲持つってヤバくない?

鉄砲もって、9年もたっちまった!あと1年で。。。

3. 狩猟免許

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獣医さんと狩猟の関係
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固定目標とはいえ、生まれて初めてクレーを粉砕したことで「快感が全身を貫いた」と書きたいところだったが、思いのほか冷静な自分がいたことの方がかえって新鮮な驚きであった。
確かに目標を撃破できたことは嬉しい。しかしそのわずかな余韻の後にもっと自分を律する気持ち、冷静になって次の手順を踏もうとするクールダウンのパワーが圧倒的だったのだ。

僕は銃を解放し、右肩の上を空薬莢がすっ飛んでいったのに少々驚きつつも銃口を下にして待機ポジションをとった。
「うん。もう一枚、やってみようか。次は5番射台からだ」講師は言って、再びパイプの上にクレーを立てた。5番射台へと場所を変えた。ここからだと距離は20メートルくらいだ。さっきより数メートル距離がのびたことになる。僕はポケットから7・1/2号散弾の実弾を1発取り出して講師の合図を待った。
そういえば、この業界では実弾とは言わない。「実包」というのが正解だ。
写真は有名な25番さんのHPから(無断ですゴメンナサイ)紹介させていただいている
http://taka25th.cathand.com/
が、直径2.41ミリメートルの微細な散弾をミッチリとプラスティックケースが文字通り「包んで」いるのがわかるだろう。最大235メートルの到達距離を可能にする火薬が根元に存在している。しかしクレーを撃破するだけのパワーはせいぜい40メートルかそれより少し遠いくらいが限界らしい。
粉々に粉砕する為には近い距離ほど有効打となる。

「撃っていいよ」講師が言った。僕は実包1発を下段の薬室に込め、機関部を閉じた。基本姿勢を思い出し、先ほどと同じように狙いがクレーに行くのを待つ。そしてためらわずに引き金を引いた。
クレーは同じように粉砕した。肩へのキックバックは驚くほどではない。これもショルダーパッドをしているからかもしれないが、発砲に驚いて目を閉じてしまうような衝撃にななっていない。それがより一層自分を冷静にさせているのかもしれない。

「じゃあ、本番といこうか。1番射台からひとつづつクレーを飛ばすからな。撃ったら順に次の射台に移っていくんだ。5番まで打ち終えたら、再び1番に移動だ。今日は教習だから、一回のコールで1発だけ込めるんだ。初心者だから、どの射台も真っ直ぐにクレーは飛んでいく。よく狙って撃て」制御室(プーラー)にいる場長が指示を出した。

1番射台に立って、僕はバックストップを見渡してみた。ここは天然の崖を利用したバックストップだ。岩のいたる所から低い広葉樹が葉を広げている。一部の岩場からはなんと温泉の湯煙が噴き出している。なんとも気持ちの良い風景ではないか。朝日が差し込み、緑の色彩にも明暗が分かれる。空気が澄んで、どこか湿度のある硫黄のにおいが時おり鼻先をかすめていく。
僕は深呼吸をして、それから実包を1発込めた。教わったとおりに膝にクッションをもたせ、薬室を閉じ、頬をきつく銃床にあててスタンスをとって射出口に銃口を向けた。

「あぃっ!」
言うや否や、クレーが真っ直ぐ射出された。あまりに声に即応した射出なので面食らった。慌てて銃口を向けて自分なりに「ここだ」というポイントで引き金を引いた。クレーの皿はそのまま滑空をつづけ、バックストップに情けなくぶつかり音を立てて転がり落ちた。
記念すべき初クレーは、こうして的外れの結果となった。
「あちゃー。。。」思わずため息がこぼれた。さすがに落ちこみはしたが、今になって思えば始球式みたいなもんだと(無理やり)納得させている。どんなスラッガーだって、空振りしなくちゃね。

「ためらわずにドンドンいけ。」講師が僕のすぐとなりでフォームチェックをしながら言った。
気を取り直して次の射台へと移り、掛け声までの儀式をたどった。

「あぃっ!」
同じように真っ直ぐクレーが飛ぶ。銃口も真っ直ぐ追従させた。激発したとたん、オレンジ色が四方に砕けたのがわかった。今度はじわりと胸の奥が熱くなった。嬉しい。そして面白いっ
僕は射台を変わっては、真っ直ぐに飛ぶクレーを追い続けた。

「よしもういいだろう。あんたは25枚中16枚を当てた、この時点で合格決定だ。十分だ。ここから先は特別ステージだぞ。ひと息いれて、残り3ラウンドみっちり鍛えてやる」場長が言った。

そこから先は必死だった。
次のラウンドでは「左きつめに飛ぶぞ」「次は右いくからな」という指示が次々繰り出され、僕はクレーの行く先に集中して銃口をスイングさせた。
「足が伸びきってるぞ。クッションを使って膝を折り込んでスイングさせろ。スイングは下半身だ」講師の的確な注意がとぶ。
素早くスイングし、早い位置でクレーを捕らえると「バキャッ」と皿が粉砕される。
「そうだぁっ!その感覚だ。おぼえておけよ!!」と場長。しかし、とき既に遅く、たった今の自分のスイングが思い出せない。自分がどう動いてクレーを捕らえたのか、うまく記憶をたどれない。
もどかしさと共に次々と射台を移っていった。

さらにラウンドが進むと、場長は「どっちに飛ぶか言わないからな。自分で反応しろ」と言ってきた。
これには正直いってかなり参った。予測のつかない方向にクレーが行くというのはまるで反応できない。
「下撃ってるな。しっかり合わせていけ」と講師が言う。
その通り。僕は照準できないまま下を通過させ、つい発砲してしまったのだ。
「頬が離れていく。伸び上がっては絶対に捕れないぞ」とまた指導される。
その通りだ。クレーを見ていて、銃口の位置をまったく忘れていた。それでは、ダメらしい。
びしゃびしゃに指摘されながら、だんだんと体力がなくなっていくのを僕は感じていた。

最終ラウンドでは、頬が痛くてうまく照準を合わせられなくなってきた。場長が察して「ラスト5本はストレートだ」と言ってくれた。あれ程自信のあったストレート、立て続けにぼくは2本を外してしまった。修正して残りを全部捕ったが、打ち終わってみて頬の痛さに根をあげる自分にだんだん自信を持てなくなっていた。
「やれやれ、この衝撃と俺は本当に向き合って続けていけるだろうか?」そうつぶやいた。
嬉しさもあったが、不安材料も出てきた。

でもやってみるしかない。ここまでくるのにかなり面倒な手続きを踏んできたじゃないか。自分に決着がつくまでやってみよう。そう思い直し、場長と講師に礼をのべて頭を下げた。

頬の下は腫れて、2発くらい殴られたような痛みが1週間続いた。
不安を抱えたまま、自分の持つべき銃を何にするか、そろそろ決めなくてはならない時期となった。

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2005年8月31日
今日は前回講習を受けた県営クレー射撃場で本番の狩猟試験です。
射撃場ですから、場内には当然クレーしているお客さんがいて、ポイィーンと飛んでいくオレンジ色のクレーをめがけてドッカンドッカン撃っている。
あー、いつかオイラもアソコに立って「はいっ!!」とかやるんだろーなー。でもね、聞くところによると掛け声は何でもありなんだそう。
「ッハァァ!!」だと成金ベンツ親爺みたいでいやだなー。なんか山にドーベルマン連れてって獲物のマガモ喰われて怒って鉄砲ひんまげて獣医さんに「このバカ虚勢してくれや。あったま来たから200万のSKB買ってやったわっ!がはは」とか言いそうな(妄想ですからっ(汗))。。。
もっとこう、ぷりてぃぃな掛け声ってないかな。
「っにゃは!」とかだったら、絶対クレー当たらないだろうなー。

。。。狩猟試験の話でしたね。
午前中はペーパーテストです。「適切なものはどれか」とか「正しいものはどれか」とかの比較的回答しやすい問題ばかりでした。前回猟友会で販売している2千円の分厚い問題集買うかどうか相当迷って買わなかったんですけど(あんなん1週間でどないして勉強するの!)、がっちり時間いっぱい粘ってやりました。いつも思うのですけど、みんななんでさっさと書き終わって退席するんでしょう?
僕があまりにもアタマの回転が遅いんだと思うという結論は後回しにして(オイッ)、試験なんだから何度も見直さなくて良いのでしょうか?僕なんか見直ししていて「あ!ヤベ!天然記念物のカモシカ撃ってよし。に○ツケてるぅぅ。。。獣医さん、マジでヤバくない!?」とヒヤリハット1問ありました。
いやー、リアルで獣医さんがカモシカ撃ったら、翌日新聞の三面記事はすごい事になってんだろーなー。
テストももう後半15分くらいだと僕ととなりのオッチャンの二人だけ。オッチャンむずかしい顔でウンウン唸って解いています。

前回お話した距離の目測や聴音検査とか身体運動能力(なんかぴょんぴょん跳ねて合格だった)なんかはこのペーパーテストで不合格だと午後のこの実地検査すら受けれません。緊張してお弁当食べれなかったらどうしようと思ってましたが、気づいたら弁当空でした。
昼食後結果発表です。合格者番号が貼り出されます。オーケー!合格だ。ぴょんぴょん運動なら任せろ。
最後まで粘っていたおっちゃん、残念っ!また来年っすね。一緒にいてあげれなくてゴメンね。
やっぱ夢の中でカワラヒワの群れと一緒にエサをついばんだり、カモシカと一緒に崖這い上がったり、イタチと一緒に鹿の生き血を吸ったりしないと合格しない仕組みなんだよ(するかボケェッ)。

さて、午後の難関「猟銃操作と団体行動」です。
3人一組で隊列を組んで行進させられます。前の人は銃口を下に下げてれば良いのですけど、次の人は銃口は前を向かないよう横向きにしなくちゃいけません。試験官や県の監察官にも銃口を向けてはいけません。トリガーにも指を掛けてはいけません。ついついやってしまうと注意が飛びます。
僕は海外に行くとだいたい撃ちにいってますので(撃ってんじゃねぇかよっ)、その辺の安全操作は無意識に身についていますので大丈夫でしたが、休息方法で真ん中のおっちゃんが激注意されてしまいました。
「銃口を後ろに向けて地面に置いたらいかん!」
!!!これは講習時にも教えてもらってない方法です。ていうか「講習では後ろに向けてれば試験官へ銃口がいかないからいいよ」と言われていた部分です。
おっちゃん納得がいきません(そりゃそーだ)。
「あの、講習ではこうだったんですが。。。」
「そーいうのを屁理屈と言うんだ!黙って聞け。暴発したら銃は前に反動で飛んでいく。木とかに当たって二度目の暴発だ。銃口はお前らに向くことになるんだぞ、気をつけろぉっ」
おっちゃんもはや涙目です。かわいそうとしか言えません。
でも今だとワカルのですけど、県職員の監察官がいるというのがキーポイントです。試験官は猟友会所属の現役ですから、審査を甘くしていないか、適正に試験が遂行しているか観察しているわけです。
ちゃんと厳しくやってますという姿勢もある程度は認めてもらうのが人情ってもんです。
おっちゃん、しゃーないよ。ひと肌脱いでやろうじゃないの

最後は鳥獣判別です。5秒絵を見てカワラヒワ!また5秒絵をみてヤマシギ!と回答用紙に書いていきます。後日結果発表でしたが(合格でした)、成績を教えてもらったら、ここだけは全問正解でした。
獣医師ここに極まれりっスよ。

あ、写真ですね、これボブアレンのトラップベスト。例によって海外通販ゲット品です。コレよっぽど着ていこうかと思いましたが、狩猟。。。ですしねー。やめました。ルンルン度50%低下でしたよぅ。

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2005年8月18日
話が前後しちゃうけど、狩猟者免許って鉄砲の免許を持とうが持つまいが関係なしで取得できる。
最初はマジで!?とびっくりしたけど、考えてみれば鉄砲の免許なけりゃ狩猟できないもんね。だからそんなの関係ないモンねー、と言われた日には(言われてませんっ)納得するしかない。

でもまあ、それはそれでありがたい話だ。だってコレ毎年夏場だけしかやらないんだもん。秋に鉄砲持ってもその冬は指くわえてピヨ助みてなくちゃならないんだもん(撃つ気まんまんじゃんっ)。
いや、だってさ、週間モーニングにでてくる「とりぱん」読むとさー、ヒヨ共って結構いぢわるなんですってば!
はるばるロシアからやってきたツグミをいびるんですよ。もう小公女セーラの園長先生なみにいぢわる。何もツグミが掃除して洗濯して食器拭きするわけじゃないんですけどね、とにかく世の中の陰険ないぢわるをてんこ盛りにしてよくもまあ毎週ネタがつきないなっていうくらいイジワルされるわけですよ。あれ見た翌日の中学校ではさ、同級生と涙うるうるさせて語らいましたよ。
「もういいかげん、そのくらいで許してやろうよ。十分だろぅ?。。。うぅぅっ」
と自分達の無力さに只々落ち込んでおりました(だからねー、一羽くら...)。

そんなわけで猟銃等講習会の前ではありましたが、この日講習会へといそいそと出かけてまいりました。
もちっと早く気づいてれば地元の会場だったんですが、二回目だと車で1時間強かかる県営のクレー射撃場です。
「弁当持参、猟銃操作できる格好で」
と注釈がありましたので海外通販ゲット品の肩当て付シャツとかヘルパーベルトとか着ていきました。気分はピクニック!もうルンルンです。妻の買い物に付き合ってると何でこんなに機嫌が良いのだ?といつも不思議に思っていましたが、生まれてようやくこの日に気づきました(遅せーよっ)。
今思うとヘルパーベルトなんか無くたって負還にスリング通して背負えば全然必要ないんですけどね、写真みたらもうダメね、欲しかったのね、ハイになってまたアルム御爺になっちゃったのね。

鉄砲免許の講習会は午後に適正試験があるけど、本日の狩猟者免許は本当に講習会だけです。後日の本番に向けてみっちり教えてくれる。後で聞いた話だと、本番の試験管は講習会を受けたかどうかすぐにわかるんだそうです。で、受けてみるとやはり必要ですねコレ。
一週間前の申し込みで送られてきたテキストには増えすぎて自然界のバランスをくずすような鳥獣すなわち狩猟鳥獣の種類がカラーの挿絵で紹介されています。なるほどー、もはや人間の介入なしにはこの日本の自然は成り立たないところまでキテるのか。。。考えてみればこんな土地に1億以上の人間がガンガン道路だの民家だので野生を寸断してるもんな。魚道とか道路下の獣道とか作ってるらしいけど、横断歩道みたいな感覚を自然に押し付けてる時点で問題アリかもね。無いところが圧倒的な田舎じゃネコとかタヌ吉が道路でピッツァになっちゃってるもん。

一度ニャンコが道路でぬたうってる現場に遭遇したことがありました。詳細はグロいので言わないけど、ま、致命的だとすぐにわかる状態だったのね、で、楽にしてやろうと車止めてお注射の準備してたら奴さん、昇天されました。となりのレーンをみんなが興味津々で通っていきます。
「オレじゃないよ!轢いたのオレじゃないってばーっ」と注射器片手に説明を試みますが。。。どうみても獣医さんが動物轢いて治療中の絵に(泣)。くっ

タヌ吉も治療したことがあったな。どう見ても死んでるんだけど、あったかいし仮死状態(たぬきの習性)なワケ。むふふー、タヌ吉くん。獣医さんを騙くらかそうったって、無理ぽよぉ〜ん。
ショック止めと栄養剤をブチューちてあげましょねー。その後タヌ吉は無事!?小屋を破壊して強制退院されたそうです。

。。。そうでした、講習会のはなし。
距離の目測というのがあって、10,30,300メートルを当てよという問題がここのクレー射撃場にて実地ででるのだそう。
「ここに立って言われるからな。そうしたら、そこのゴミ箱が10、灯りのトコが30と教えたってな」
はい。わかりました。
狩猟鳥獣の判別。
「撃っていいやつの名前だけちゃんと書いてな、撃てないやつはペケマークな」
了解です。
80デシベル聴覚試験。
「プーと鳴ったら手を上げる。ウルサイからびっくりしないでな。」
100歳のお爺様の耳元で話すくらいの音でした。生涯現役可です。

その他にも猟銃の安全点検、分解と結合、川や崖を挟んだ猟銃の安全な受け渡し、複数で野山を行動するときの猟銃の持ち方、猟銃を持っているときの休息時の注意点など(実はコレらがスゴク重要)、とにかく他人に対していかに脅威を与えないかという行動をみっちりと教わりました。

ヘルパーベルトですが、ついにその穴に銃床を突っ込むことはありませんでした(だーかーらー要らん物だっちゅぅてんねん!)。くやしかったのでそばにあった自動銃の模擬銃を突っ込んでニヤニヤしてました。はい。何故かわかりませんが、むなしさが胸の真ん中を吹きぬけたのを感じました。

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