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学生時代、北海道に「鉄道旅行」をしたことがありました。 一週間、道内の全路線&特急・急行列車に乗り放題の「ワイド周遊券」。 呆れるほどひたすらに、乗りまくりました。 「上砂川支線」。 函館本線・砂川駅を基点に上砂川駅まで、わずか7キロちょっとの「大赤字路線」。 「函館本線・支線」という「特例扱い」を受けていたため、道内のローカル線がどんどん廃止されていく中、かろうじて生き残っていた貴重な路線でした。 上砂川駅の小さな木造駅舎の中には、所狭しと「映画ロケの写真」が。 高倉健さん・根津甚八さん・烏丸せつこさん・・。 「凄い人が訪れた駅なんよなあ」と、しみじみ。 誰もいない待合室で、缶ビール片手に思わず口ずさんだのが「舟唄」でした。 復路・砂川行き。 私以外の乗客は、たったのひとり。 なのに、委託業務と思しき改札のお姉さんは、わざわざホームに出て「たった2人の列車」に向かって、深々とお辞儀をして見送ってくれました。 今でも目を閉じると、はっきりと思い出せます。 綺麗な人でした。 それからわずか2年後の94年、けっきょく上砂川支線は廃止になってしまいました。 何度も何度も観た映画なのに。 齢・37だからなのか、なんだか「涙がポロリと・・」です。 健さん&倍賞さん。 烏丸せつこさん・古手川祐子さん・いしだあゆみさん。 大滝さん・稔侍さん・甚八さん・室田さん・邦衛さん・雷太さんも・・。 木村大作さんのカメラワーク&宇崎竜童さんの音楽も含めて、みんながみんな、素晴らしいです。 そしてそして、やっぱり阿久悠さん。 お酒はぬるめの 燗がいい 肴はあぶった イカでいい 女は無口な ひとがいい 灯りはぼんやり 灯りゃいい しみじみ飲めば しみじみと 想い出だけが 行き過ぎる 涙がポロリと こぼれたら 歌い出すのさ 舟唄を 沖のかもめに 深酒させてヨ いとしあの娘とヨ 朝寝するダンチョネ ・・ トミー・リー・ジョーンズまでもが口ずさんだ(笑)、素晴らしい名曲です。
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