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「ショーシャンクの空に」(1994年) 皆さんには、「忘れられない映画の思い出」、ありますか? 以前勤めた会社に、私が生涯で一番(一方的に)愛していた女性(ひと)がいました。 初出社して、席が隣同士になった瞬間に、「ひとめぼれ」。 決して美人というわけではなかったけれど、惹かれるものがあったんでしょうね。 そこまで「ビビッ」と来たのなら、一押し・ふた押しするのが、普通です。 が、悲しいかな、私は生来の「意気地なし」。 すぐに仲良くなれたのに、「それ以上」を求められずにおりました。 入社3年目の、春のことです。 「クサカベさん、Jリーグが好きでしたよね?」と、聞いてきた。 彼女は、高校時代に野球部のチア・リーダーをしていたので、野球の話はよくしました。 が、当時まだ「Jリーグブーム」に沸いていたサッカーの話になると、「サッカーはあんまり・・」。 急に、どうしたの?? 「私のお母さんが勤めてる会社が、今度Jリーグのチームを持つことになったんです」。 彼女のお母さんは、某・大手建設会社で事務員をなさっていました。 ああ、「あの会社」かぁ・・。 平塚・・・だよね? 「そうなんです! だからお兄ちゃんも私も、お母さんから”一緒に応援しよう!”って・・(笑)」 「クサカベさんは、浦和レッズが好きなんですよね? でも、”平塚”も応援してあげてくださいね・・」 駒場競技場に、サッカー観戦に行きました。 浦和レッズが、福田正博の4ゴールでベルマーレ平塚を撃破。 あまりの嬉しさで、彼女へのお土産に・・と、平塚のシャープ・ペンシルを買いました。 「嬉しい!! こんなの、売ってるんですね!!」 本当に嬉しそうに、胸のポケットに挟んでくれました。 何度も、思いました。「俺もキング・ベル(平塚キャラ)になりたい・・」(呆笑)。 「浦和レッズって、”Jリーグで一番弱いチーム”なんですよね? なんでベルマーレ、負けちゃったんだろう・・(悲)」 生涯で一度だけ、「ベルマーレのサポーターになろうかな」と思った瞬間・・でした。 一度ぜひ、一緒にベルマーレのゲームを・・と、思いました。 その夢は、叶いませんでした。 「今年の秋に、結婚することになりました」と、告げられたのです。 自分の今までの気持ちをハッキリと告げて、「ケジメをつけさせてほしい」と、デートに誘いました。 結婚祝いに簡単な手紙を添えて手渡し、「楽しくも哀しすぎる一日」を、過ごしました。 数週間後に、彼女が「御祝いのお返しに・・」と、洋画のレーザー・ディスクを持ってきました。 添えられていた手紙には、「この映画を、ぜひクサカベさんに観て貰いたいんです」と、あった。 「夢や希望を忘れずに、素晴らしい人生を送ってください」とも、書かれていました。 大体、「どんな映画なのか」が、わかった。 とても観る気には、なれませんでした。 レーザー・ディスクは、開封もしないまま、後輩に譲ってしまいました。 10年後、初めてこの映画を観ました。 モーガン・フリーマンの、熱烈なファンに・・なった。 彼の作品をアマゾンで購入したことがキッカケで、マイページのオススメコーナーに「ショーシャンクの・・」(DVD)が出てきました。 今晩、数年ぶりに・・観た。 いろいろなことが思い出されて、なんだか泣けました。 彼女は、何年か前に風の便りで「二児の母になった」と、聞きました。 「夢も希望も失って、惨めな人生を歩んでいる」現在の私を知ったら、どう思うだろうか・・。 今でももしベルマーレを応援しているのなら、「昨日の夜の出来事」も、知っているのだろうか・・。 いや。 そんなことはもう、どうでもいい・・んですよね。 もしまた、バッタリとでも会うことがあったなら、今度は私が言ってやろう。 「どうして、ベルマーレなんかに負けちゃったんだろうね・・?(笑)」 映画のラスト・シーンは、真っ青な太平洋の大写し。 「ベルマーレ」(美しい海)・・です。 いい映画だったよ。 ありがとう。カヨちゃん。 チキショー。 「湘南ベルマーレ」、応援してやってね・・。 |
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2009年11月22日
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