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今朝ヤフーでこのような記事が掲載されていた。
セキュリティに携わる人間にとっては悪いケースでもあり課題でもあるケースでもあるので紹介したい。
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フジテレビ(東京都港区)のスポーツ情報番組「すぽると!」の放送前のスタジオに今月14日深夜、不審者が侵入していたことが25日、分かった。
同局によれば、男は新聞記者を装ってスタジオ内に侵入。スタンバイをしていた三宅正治、内田恭子両アナらに「内田アナと結婚の約束をしている」などと話しかけたため、番組スタッフが防災センターに通報。駆けつけた水上署員に連行された。アナウンサーらにケガなどはなかった。
同局広報部では「夜間で受付が閉まっており、新聞記者を名乗られたため警備員や番組スタッフが通してしまった。入館システムの強化を話し合っている」と語った。
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問題点は、1、警備員がその責務をまったく果たしていないこと、2、入退館の規則がTV局側で規定し、徹底していたのかというところに集まると思う。
特に夜間の時間帯は進入した後は内部を物色されるなどの窃盗行為の他、万一これがTV局の占拠を狙ったテロリストだった場合はどうなるか、大げさと思われるかもしれないが、十分ありうる話なのである。
(クーデター時には必ず放送局を占拠するのはセオリーだ。)
おそらく「新聞記者=もめると面倒な相手」という先入観や偏見があったのではないか。少なくとも入館許可証をチェックするかあるいは記者証を確認するということは最低限しなければならない。
もし所持していなければ、丁重に入管をお断りし失礼のないように退館願うまでのことであり、所持していれば、それが規定のものか、偽造ではないのかなどそこで初めてプロとしての「目」と「勘」を発揮することになるのである。
TV局側にも入退館時の規則が関係者含め利用者に告知、徹底されていたかどうかも大きな要素になる。告知にしても明示でなくてはならない。そういったルールが基本にあって安全管理の土台ができるのである。
いずれにしても日本人は人がよいのか、それともただ甘いのか、あるいは自己責任意識が薄いのか、安全はまだまだただという感覚が根強いと感じさせられる事件であったと思う。
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