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春日大社から歩くこと15分くらいでしょうか。住宅街の真ん中に新薬師寺があります。
「新」とはつきますが、奈良時代に創建されたお寺です。
このお寺の見所はなんといっても十二神将でしょう。
干支ごとに守護神ともいうべき神将たちは、ほぼ人間と等身大の大きさ。
その力強さは、鍛え抜かれたアスリートの様相を呈しており、見ていると惚れ惚れとするような身体つきをしています。
無駄なものが全くない、今風にいえば体脂肪率一桁といったところでしょうか。
仏ガールなるものが流行っているというのも頷けるのはこういう仏像を見ると感じてしまいます。
その中でも特に有名なのは、伐折羅(バサラ)神将。戌の方角を守る神様ですが、昔の500円切手といえば思い出されるのでは。
威厳のある、怒りに満ちた怖い絵柄だなと子供心に思ったものです。
この十二神将、11/12が国宝というのも凄いところです。
残念ながら今年、辰年の辰の方角の神将だけは昭和時代の補作で国宝ではありませんが、それ以外はすべて奈良時代の作と伝えられています。
もともとは色彩鮮やかな像だったようで、NHKの特番でCGで着色する企画などもあったようです。
国宝の密度でいえばこの新薬師寺は日本屈指のお寺のように思います。
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奈良 古寺巡礼
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東大寺・興福寺には何度も足を運んでいますが、春日大社には足を運んだことがありませんでした。
今回は春日大社まで足を伸ばしてみました。
手水が鹿の咥えた筒から水が出ています。
国宝の社殿。
古の雰囲気を未だに残す、禰宜道
パワースポットでも有名な春日大社。
全く関係ないのですが、これが1000記事になります。
公開していない記事も含めての数になります。
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奈良公園の鹿、
鹿と紅葉の花札のような風景が撮れていました。
たくさんの鹿を横目に、東大寺大仏殿に向かいました。
東大寺に来た一番の目的はこの大仏ではなく、大仏殿のそばにできた東大寺ミュージアムを見に来たというのが目的ではありましたが、ここまで来て、大仏を見ないで帰るのは無粋な感じがします。
昔、奈良のことを愛していた方とお話したときに、その方は、奈良の大仏はヤク○みたいで嫌いだといっていました。
あの螺髪がパンチパーマのようにも見えるし、この大仏の視線がなんとなく、メンチをきっているようにも見えるからなのでしょう。
大仏を撮影するのはフラッシュ以外はOKです。
大きさに圧倒されます。例の古寺巡礼によると、この現存する大仏殿は何度か立替られており、以前はもっと大きな伽藍だったということが書いてあります。昔の伽藍の模型がこの大仏の後ろに置いてありました。
こうした巨大な建物、仏像を奈良時代に作り上げてしまうという人々の人知というものに驚かされます。
当時の巨大な勢力を持っていた貴族・豪族たちの力の誇示ということも建立の大きな目的だったのでしょう。
そうした力の誇示のための仏像ゆえに、やく○のようで嫌い!という感想に行き着いたのかなとも感じさせるくらいのスケール感があります。 |
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古い著書ですが和辻哲郎の「古寺巡礼」という書があります。
大正8年に初版が出され、その後に加筆修正されたものが昭和21年に出された書で、私の持っている文庫本は昭和54年に出されたものの52刷というクラシックともいうべき書があります。
大正の時代に奈良の古寺を訪問・取材しそれを一冊の本にまとめたものです。
日本の古を彷彿とさせてくれる本で、この本で奈良への憧憬を深めた人も多々いたようで、太平洋戦争で戦地に赴く兵士が奈良への思いを馳せていたなどという話もあったようです。
法華寺は、奈良市内の西側に位置しており、古京を遠めに見ることができるような場所だったようです。
今は回りが住宅街になっており、かろうじて春日山を望むことができるのですが、往時を想像してみました。
作者が見たのはこの角度だったのか、今は住宅に遮られている見渡すことのできない風景なのかはわかりませんが、遠めに奈良の市内を望むことができます。
本尊は十一面観音、光明皇后により建てられた寺とのようで、この本尊のモデルは光明皇后というのも一説としてあるようです。
ところで、古寺巡礼、この本を買ったのが6年前だと思いますが、未だに読み終わっておりません。
奈良に行く機会には読み返したりするのですが、なかなか読み進んでいきません。
これも、80年以上前の書というのには、口語と文語というギャップがあるのかな、とも思える感じがあり、字面を見てもすっと入ってこないことがあり、普通の本よりも時間がかかってしまうように思っています。
いずれ読了できるでしょうし、この本をガイドブック代わりに古寺をめぐってみたいと思っています。
このお寺に行ったときにも、この書を手にしていました。 |
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大野寺・室生寺と行き、帰りに長谷寺駅から長谷寺へと行きました。
しかし、これは往生しました。
長谷寺駅とはいうものの、歩くとだいたい20分ほど、行きはまだ良いのですが、帰りが大変なのです。
参堂から駅に向かう道はほとんど山道のような坂があり、最後は息が上がってしまいます。
帰りはタクシーがオススメです。
さて、長谷寺ですが、山門が出迎えてくれ、その先には有名な回廊が続いています。
花が多いお寺で、特にアジサイはたくさん株がありました。もう季節ではありませんでしたので、ほとんど咲いていませんでしたが。
本堂を真正面から。ここは清水寺のような舞台があって、その舞台の上から本堂を撮って見ました。大悲閣の銘板。
香炉を支える邪鬼。辛抱強い表情が印象的です。
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