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25. 忘れてないよ 忘れてないよね(あなたに会いたいという話)
このフレーズに触れて誰を想いますか。
今そばにいない人、会うことが難しい人、もうずいぶん会っていない人
−私たちはあわなくても変わらないよね、といいながらほんとうは会いたくてしかたないあなた−
一人で飲むことが好き。もちろん「飲む」ということが好きでそれが前提になるし、大勢で飲むのが嫌いなわけではない。けれど、「一人」で飲む時間がたまらなく好きだ。居心地の良い店でマイペースにグラスを傾ける。本をめくりながら、ぼけっと煙をはきながら、寂しくなれば店主・店員・お隣さん・常連さんを相手に話をする。満足すれば帰るだけ。こんなリラックススペースは他にない。
知らない世界の話を聞くのが好き。芸能界、格闘技界、マスコミ、学生、教職、デザイナー、留学生、・・・未知の世界への第1歩はいつも変わらずにドキドキする。
連絡先の交換をすることもある。お互いに酔っているから気分よく交換する。けれど暗黙の了解。店を出れば自分の世界へ帰り、No.は封印する。いつ会えるか分からない、でも会えたら嬉しい。それは大人になってしまった私のささやかな楽しみだ。
でもたった一人だけ、あなたに会いたくて仕方がないときがあります。東横線のとある駅で小さなバーを営んでいましたね。その店が閉まってからもう5年近くたちました。その後、渋谷の新しいお店に呼び出されたときは嬉しくて、嬉しくて。一人で行くようなお店でないのに、何度も足を運びました。渋谷のお店が突然閉まってから2年がたちました。私からはあまりかけたことのないあなたの携帯へ連絡をしました。あなたは、父のように私を甘やかし、兄のように私に説教し、友人として私のそばにいてくれました。あの時の私を一番近くで見ていたのは、間違いなくあなたです。ルール違反は承知の上で、あのお店で出会った人に会うときは、あなたのことを尋ねます。もう繋がらないとわかっているあなたのNo.に何度もコールします。
元気ですか。とてもあなたに会いたいです。あなたも会いたいと想ってくれていますか。
でも、それよりも、
忘れてないよ 忘れてないよね
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ご訪問ありがとです。なんかちょっと寄っただけのつもりがなんかつぼにはまっちゃいました。 銀色夏生なんてめちゃ久々だったんだけど。また来ますね お気に入り入れておきます
2005/10/16(日) 午前 0:06 [ bab*f*ce*217 ]
はじめまして やさしい文章に惹かれます 桃乃ぱんだの「ききわけのよい恋」という本を読んでほしいと思いました 機会があればぜひ!
2005/10/16(日) 午前 0:31
kajuさま。拙宅へのお越しありがとうございます。「つぼに入った」とのこと、なんて恐れ多くも嬉しいお言葉を頂戴してしまいました。ありがとうございます。銀色夏生は私、読んだことがないのですけれど、ただワンフレーズが信じられないほど切なく心に染み入るものですから、色々と思い出しては綴っております。またのお越しを心からお待ちしております。
2005/10/16(日) 午前 9:17
kozrepandaさま、いらっしゃいませ。「やさしい文章」と言っていただいてとても嬉しいです。特にこの「忘れてないよ 忘れてないよね」を綴っているときは、とても静かな気持ちでした。俗人である私がこんなに静かな気持ちになることも少なく、その影響が出たのかと…(笑) 早速amazonで「桃乃ぱんだ」を調べてまいります!
2005/10/16(日) 午前 9:21