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21. 何かがとても清らかで死んでもいいと思った(静謐な無の話) 私の大好きな漫画家「槇村さとる」の作品の中に 「死んでもいいと思えるくらい美しい景色は人生に3回ある」 というような内容の記述があります。 根っからの楽天家であり小心者でもある私には、当時は良く分からない感覚でした。 まだ若いですし、やりたいことはたくさんありますから死にたくないですし。 そんな私が、「死んでもいい」と思うことなんてないと思っていたのです。 18歳の時、福岡県の門司市を訪れました。 門司港公園のベンチでただぼんやりと、対岸の山口県を眺めておりました。 その日はとても風の強い寒い日で、友人は早く先に進みたいようでしたが 私はその空気の中で足が全く動かなくなりました。 いつまでもこの中に、漂っていたい感覚に陥りました。 死にたいと思うほど悩むことはなく 静謐を追い求めるほど愁えた現実があるわけではなく けれど、ふと、今、この時に死んでも悔いはないと思ったのです。 ただまっさらで、何もない無の自分になったのです。 間違いなく、あの時「何かがとても清らかで死んでもいいと思った」のです。 いずれまたあのベンチに座り、強い風を感じてみようと思います。
あの時と同じ静謐な空間に私が在ることはないのだと、そう分かった上で、 それでも、あの地を訪れるのです。 |
銀色夏生
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いかん、また泣けてきた‥でも、だいじょうぶ
2005/10/23(日) 午後 8:25
ヴィーさん、アタシは「死にたいくらい」に出会ったことはまだないですけど、そういう動きたくない情景の時は、周りの人が見えなくなりませんか?お友達も一緒だったみたいですけど、アタシだったら「この瞬間周りに誰もいらない。(失礼だけど)」って思っちゃいますね。
2005/10/23(日) 午後 10:06 [ ピンクエレファント ]
このお題を消化しようと「25のお題」を眺めていますと、本当に切なくなってきます。わかります、泣けてきますよね! 泣いてしまいましょう、そして立ち直りましょう!!! がんばらなくてもいいんですよー。ほら、私のブログですから(笑)
2005/10/23(日) 午後 10:34
りぅむさん、そうですねぇ! 声をかけられて初めて「はっ」としたというか。何といいますか、本当に「まっさら」で何も思わなかったのですよ。「もういいかなぁ・・・(悟り)」みたいな、気分はお坊さまです(笑)
2005/10/23(日) 午後 10:36