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留学のため、わたしはもう少しで日本を去る。
留学先がどこなのかはまだ秘密だが(隠す必要性も無いのだが、とりあえず隠しておく)、何をしに行くのかとふと思う。
ずっと留学はしたいと思っていた。
今ようやくその夢が実現しようとしているわけだが、そこで何を学ぶべきなのだろう?
実際のところ、わたしがやろうとしている研究など、どこに居たってできる。
正直な話、留学しなくてもできるのだ。
それにもかかわらず、留学しなければならない理由はどこにあるのか?
この問題に対して、はっきりとした答えは無い。
ただ、一つだけ言えることは、日本にいるのと海外にいるのとでは、この世の見え方がずいぶん違ってくるということだ。
おそらくそういった視点や発想の転換が、おのずと研究内容にも影響を与えてくるだろう。
それに、研究のためだけに留学をするわけではない。
自分という人間の成長のためにも留学は大きなメリットになると思う。
この世に生れ落ちて約四半世紀、日本社会にどっぷり漬かって今まで生きてきた。
きっと違う社会で暮らしてみれば、今まで当たり前すぎて考えることすらなかった日本人としての自分という存在を、いやでも意識させられるだろう。
その時に、自分自身もまた変化を迫られることになるだろう。
かの社会で暮らすことによって、自分自身がどう変化するのか。
これが今とても興味のあるテーマである。
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