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(上の地図)自作の朝鮮半島地図。若干塗りつぶしてあるところが「関東」の範囲。
はじめに
11月の下旬、紅葉もあらかた落ち、冬枯れの景色があたりを覆う晩秋の頃、私は何故か関東に一人来ていた。
関東といっても日本の関東ではない。韓国の関東である。
「韓国に関東ってあるの?」と不思議に思われる方もいるかもしれないが、実はあるのだ。
場所は韓国東海岸。江原道(カンウォンド)の東半分といえばわかる人もいるだろう。江陵(カンヌン)、束草(ソクチョ)などがある場所だ。
日本の場合、「関東」すなわち「関の東」といえば箱根の関所のことだ。
では、韓国の「関東」は何という関所の東なのか?(これが分かる人は相当な韓国マニアですよ。)
答えは、「鉄嶺関」という関所の東という意味。
鉄嶺関は現在の江原道淮陽(フェヤン)郡と安辺(アンビョン)郡の間にあった関所だ。
さらに豆知識としては、北朝鮮の平安道(ピョンアンド)は鉄嶺関の西ということで別名を「関西」といい、咸鏡道(ハムギョンド)は鉄嶺関の北ということで別名を「関北」という。
鉄嶺関は昔から韓国の東北側の防衛ラインとして重視されてきたところで、14世紀高麗の政治家李穀(イ・ゴク)は、「鐵嶺は國東の要害にして、所謂一夫關に當たれば、萬夫開く者莫きなり。故に嶺以東の江陵の諸州、之を關東と謂う」と述べている(「東遊記」)。
鉄嶺関はそれほど固い関所らしく、日本でいえば不破の関や箱根の関のように歴史的にとても重要な場所らしいのだが、現在は北朝鮮にあるため、見に行くことはできない(ガッカリですね)。
さて、薀蓄はともかくとして、とりあえず11月の末に韓国東海岸にやって来たわけだ。
「何でそんな寒い時期に?」と不思議がる人もいるかもしれないけど、理由は簡単だ。その時期しかまとまった時間を作れなかったからだ。
世の中には私のことを暇人だと思っている人もいるらしいが、実はそうでもない。
休みの日には朝10時過ぎに起きたり、平日の午後2時頃にブログを更新したりしているが、必ずしも暇なわけではない。
何となく忙しく過ごしているうちに韓国生活が9ヶ月も過ぎてしまった人なのだ。
そのせいで、今まで韓国に9ヶ月もいながら、一週間を超えるような長い旅行をしたことが無い。
「韓国で暮らしておきながら、韓国旅行をしないとは何事か?」と自問自答した結果、とりあえず無理やり時間を作って、友人との約束をドタキャンしてまで時間を作って、関東にまでやって来たというわけだ。
そこまでして決行した関東旅行なわけだから、何らかの記録を残さなくてはもったいない。
とりあえず、「どこに行った。面白かった」、「何を食べた。美味しかった」程度の記録でもいいから、記録を残すことにした。
そして記録を残したからには、ブログ上で公開することにもした。
なるべく飾らず率直に、体験したことをそのまま書くことにした。
面倒くさいので、推敲もあまりせず、まとまりの無い文章になっても気にしないことにした。(これは気にしたほうがいいのかもしれないけど・・・)
私が×月×日に何をしたということが事細かく書かれた日記調の文章になると思うけど、とりあえず書いてみます。
私の個人情報はネットを通じて世間に知れ渡ることになりますね。ああ、露悪的。
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