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(1枚目)東ソウル綜合バスターミナルの券売所
(2枚目)東ソウル綜合バスターミナルの売店など
(3枚目)束草市外バスターミナル
(4枚目)チョヌ荘の玄関
11月19日 金曜日
とりあえず関東に出かけるため、ソウルの下宿で荷造りを行なう。
午前中に出かけられればいいや、なんてのん気なことを考えていたら、いつの間にか午後2時をまわっていた。(Skypeで友達とチャッティングしていたせいか?)
あわてて荷造りを終えて、下宿の部屋を出て、バスターミナルに向かった。
ソウルにはバスターミナルが(私の知る限り)6つある。ソウル高速バスターミナル(地下鉄3号線高速ターミナル駅)、東ソウル綜合バスターミナル(地下鉄2号線江辺駅)、南部ターミナル(地下鉄3号線南部ターミナル駅)、上鳳市外バスターミナル(地下鉄7号線上鳳駅)、西部市外バスターミナル(地下鉄6号線亀山駅)、新村市外バスターミナル(地下鉄2号線新村駅)である。
このうち、私が行ったのは東ソウル綜合バスターミナルだ。
東ソウル綜合ターミナルでは降りたことはあるが、乗るのは今回が初めてだ。
ターミナルには長年にわたってしみついてきたタバコの匂いがした。
今少しずつ消えようとしている、古いソウルの姿がそこにあるような気がした。
バスに乗る前に飲み物でも買おうと思って、ターミナルの売店をのぞいて見た。
「紅茶(ホンチャ)は無いか?」と尋ねてみると、「紅茶(ホンチャ)は無い。紅蔘(ホンサム)ならある」という答えがかえってきた。
紅蔘(ホンサム)とは朝鮮人参を蒸して乾燥させて赤くしたものであり、ここでいう「紅蔘(ホンサム)」とは朝鮮人参エキス入りの栄養ドリンクのことである。
おいおい、それは名前が似ているだけの全く別物じゃないかよ、と思いつつも、紅茶はあきらめてコーヒーを買った。
価格は3000ウォン。
予測してはいたことだが、バスターミナルの売店はやっぱり高い。
コーヒー一本が3000ウォンとは高い。せいぜい2000ウォン程度が相場だろうに・・・と思いつつも買った。
バスに乗り込んでコーヒーを飲んだ。やけに甘い。まるでシロップを飲んでいるかのようだった。
韓国旅行は鉄道よりバスの方が便利である。
韓国は日本ほど鉄道路線が発達していないうえに列車の本数も少ないため(大都市地下鉄は例外)、地方に旅行しようという時はバスの方が便利である。
ソウルからなら、済州島(チェジュド)を除く全国どこへでもバスで行ける。
しかも大抵三列シートなので、ゆったり座れるのだ。
バスは3時半にソウルを出発した。
私がまず行こうとしている関東の都市は束草(ソクチョ)。江原道の代表的な港町である。
束草という町はもともと襄陽(ヤンヤン)という町の一部だったようだが、近代以降港町として発達し、市として独立したらしい。
(追記:束草は北の杆城と南の襄陽の間にあり、時期によって杆城に属したり襄陽に属したりしていたようですが、1963年に市として独立したようです。市になったのは意外に最近だったみたいです)
とりあえずは束草に行って、関東の北部をまわって見るつもりである。
バスは6時半頃に束草市外バスターミナルに着いた。
外はもう真っ暗。
初めて来る町なので、右も左もわからない。とりあえず適当に宿を決めて、そこに荷物を置いて、食事に出かけることにした。
バスターミナルから少し坂を下ったチョヌ荘(천우장)というモーテルに入ることにした。
韓国のモーテルは、日本でいえばラブホテルを兼ねたようないかがわしい雰囲気のところも多いのだが(加えて、変な名前のものも多い。昔見た中で傑作だったのは「イヴの宮殿」と「アダムの城」というのがあった。謎過ぎる)、ここは名前も普通で、外観や内装も普通だった。
(追記:宿を出るときにわかったことなのだが、この宿は男女の相部屋を禁止していた。 チョヌ荘がモーテルだと思っていたのは私の誤解で、ここは普通の旅館だったようである。旅館の中には男女の相部屋を禁止しているところも多く、連れ込み宿の機能を兼ねているモーテルとはずいぶん違っている。モーテルはアダルトビデオの貸し出しをやっていたり、テレビに成人チャンネルがあったり、堂々とコンドームが売っていたり、風俗の広告があったりするのだが、普通の旅館はずいぶん健全なようだ)
宿は1泊3万ウォンで、高くも安くもなく、部屋はまあまあで、宿の人も親切だったのだが、一つだけ難をいえばシャワーのお湯がぬるかった。
夕食は港のそばの食堂で焼き魚を食べた。ソウルで食べたことのないような、シシャモみたいな魚が出た。
ちなみにここで양미리(ヤンミリ。日本語では「赤魚」の意味)という単語を食堂の店主が教えてくれた。
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