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(画像1)「クレヨンしんちゃん」の中国語版(繁体字)。連載初期の絵柄がなつかしい。
(画像2)「クレヨンしんちゃん」の中国語版字幕の映像(簡体字)。「ぼくは動物園くらい何度も行ったことあるけどね」という風間君お得意の自慢シーン。
あけましておめでとうございます。
みなさまいかがおすごしでしょうか?
私は風邪をひいたようで、休日というのにどこにも行かず、一人おとなしくひきこもっています。
「なんだ、いつもどおりじゃないか」とか言わないでくださいね(笑)
最近ずっと中国語の勉強をしています。
基本的に先生もいなければ話し相手もいない完全な独学ですが、単語を覚えてみたり文法の練習をしたりしています。
しかし会話に関してはアニメを見るのが一番の上達の早道ではないかと最近思っています。
アニメは子供が見るものですから(日本の場合は必ずしもそうとはいえないが)、内容的にそんなに難しくもなく、ドラマよりも声を聞き取りやすいというメリットがあります。
ドラマの俳優さんは声のプロなわけではないので聞き取りにく場合も多いのですが、アニメの声優さんは声のプロなので、わりと聞き取りやすいのです。
そういうわけで最近アニメを見ながら中国語を勉強しています。
とはいっても中国のアニメってほとんどが日本からの輸入品なので、結果的には日本のアニメの吹き替え版を見ることになります。
最近よく見ているのが「クレヨンしんちゃん」です。
この漫画の作者の臼井儀人氏は子供の目と大人の目をあわせ持った稀有な漫画家さんだったと思います。
本来大人向けの漫画として始まっていながら、子供たちにもこれだけ長い間愛されている作品は他になかなか無いのではないでしょうか。
(「クレヨンしんちゃん」の魅力について語り始めると長くなるので、この話はまたどこか別の機会にでも語ります)
「クレヨンしんちゃん」は中国語で「蜡笔小新(ラービーシャオシン)」といいます。
「蜡笔(ラービー)」は「クレヨン」で、「小新(シャオシン)」は「しんちゃん」のこと。
原作ではしんちゃんは「しんのすけ」と平仮名表記ですが、中国語では全てを漢字で表記するので、「新之助」になっています。
私が見ているのは台湾で吹き替えられ、その後中国にわたって簡体字中国語で字幕が付けられているアニメです。
キャラクターの名前は基本的にそのまま漢字化されているのですが(ちなみに漢字をつけにくい「ネネちゃん」は「妮妮(ニーニー)」となっています)、こりゃひどいと思ったのは「ボーちゃん」で、「阿呆(アーダイ)」という名前になっています。
「阿(アー)」が「〜ちゃん」の意味で、「呆(ダイ)」が「ボーッとしている」ということらしいのですが、日本語にすればそのまま悪口になってしまいますからね。
日本人の目から見ると、いじめみたいな名前ですよね(汗)。
それから、名前の翻訳で疑問だったのは、しんちゃんのお母さんの「みさえ」さんが「美伢(メイヤー)」となっていること。
日本語でこんな名前はないと思うので、どこからこんな名前が出てきたのか疑問です。
「美伢(メイヤー)」の名前の由来は、これは私の推測なのですけど、おそらく翻訳の際のミスによるものではないかと思います。
「みさえ」という名前を漢字で表記しようとした時、一つの候補として「美冴」という漢字があり得ます。ちなみに「美冴」は中国語で「メイフー」と発音します。
つまり台湾で吹き替えを行なった際に、「美冴(メイフー)」を「美伢(メイヤー)」と間違えたのではないかと思うのです。
漢字の形がよく似てますからね。
ちなみに台湾では「冴」の字を「冱」と書くので、「冴」を「冱(フー)」ではなく「伢(ヤ―)」と間違えたとしても全然おかしくないと思うんですよ。
(さっき「美冱」で検索してみたら、クレヨンしんちゃんについて述べた台湾のサイトが引っ掛かりました。やっぱり「美伢」はおかしいということで、今は「美冱」に修正されているのかもしれません)
まあ、アニメ見ながら言葉の勉強するのもなかなか楽しいものですよ。
こんな風にキャラクターの名前の違いから言葉の問題を考えることができたりしますので。
次は中国語版の「ドラえもん」について語ります。
長くなりすぎたので、今日はここまで。
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