|
このブログも一カ月以上放置していたが、いい加減更新したい。
なので、書きためていた旅行記を順次アップしていくつもり。
中国国旗を付けた日本製自動車。デモ隊に壊されないための自衛策であろう。(遼寧省・丹東にて)
「このレストランは100%香港資本で作られた企業です。」という横断幕が付けられた「吉野家」(遼寧省・瀋陽駅前にて) 釣魚島(尖閣)を守るための署名運動。女性ばかりの平和そうな雰囲気だったが、「駆除倭寇 振興中華!(倭寇を追い払って中華を発展させよう!)」というスローガンはなかなか激しい。(遼寧省・瀋陽の懐遠門近辺にて) 1、私が中国に行ったわけ
2012年9月、日中国交回復四十周年を目前として、これまでにない規模の反日デモが中国全土で繰り広げられた。
私はちょうどその時に中国旅行を計画していた。 「今中国は危険だぞ」「渡航はまた別の機会にした方がいいのでは?」という知人たちの忠告を受け、また自分でも中国ニュースを調べながら、渡航すべきか延期すべきかを思い悩んだ。 たしかにデモ隊が日本大使館・領事館や日本料理店を襲撃しているのは事実らしい。 また在中邦人たちもなかなか「日本人だ」と名乗れないような事態になっているとも聞く。 しかしそんな話を見聞きしても、中国行きを取りやめようという考えはわいてこなかった。 それは、一つには今まで準備してきたことを無駄にしたくないという思いによるものであり、もう一つは「こういう情勢だからこそ」見られるものがあるだろうという好奇心のためである。 私が中国に渡るのは単に楽しく快適な旅がしたいからではない。中国、ひいては東北アジアという地域についての理解を深めたいからだ。安全で快適な旅をしたいのなら、他の地域に行けばいい。 中国に行くからには、そこでしか見られないもの、そこでしか得られない経験をしたい。多少の不便や危険はもとより覚悟のうえだ。 今の中国が危険だというならどれほど危険なのか、自分の目で確かめてみたかった。 自分の目で確認もせずに、他人からの又聞きで知ったかぶりをする人間にはなりたくない。 10年前に「東アジアとともに生きていこう」と誓いを立ててからというもの、何らかの形で常に東アジアとの関係を保ちながら今まで生きてきた。 「反日」や「尖閣」をキーワードにして東アジアがにわかに騒然としてきた今、現地で何が起こっているのかを確かめるために中国に渡るのは決して意味の無いことではなかろう。 そういう思いから、周囲の反対にもかかわらず、私は中国に渡ることにした。 この文章はその中国旅行の行程の一部、中国と北朝鮮の国境の町丹東(ダンドン)を訪れた際の日記である。 荒削りで読みにくい部分も多い文章ではあるが、書いた当時の旅先の雰囲気を残すため、推敲は最小限に抑えた。 反日デモが吹き荒れているという報道ばかりが流されていた中国の、ちょっと変わった旅行記としてお読みいただければ幸いである。 (つづく)
|
全体表示
[ リスト ]





