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先月ベトナムに行ってからというもの、ベトナム語の勉強がしたいと思って『ゼロからはじめるベトナム語』という参考書を買って少しずつ勉強しています。
といってもまだ三日目で、ろくに勉強する時間なんてとれないのが現実なのですけど。
まあ、所詮は趣味でやってる語学学習なのでマスターすることが目的ではないのです。
ただ、世界中の言葉がどんな文法的構造や発音的特徴を持っており、各言語間にどれだけ共通性や相違点があるのかが知りたいだけなのです。
(私は以前に満洲語の勉強もしていました。今やネイティブなどいなくなったような実用性ゼロの言語ですが、あの満洲文字独特の美しさに魅かれて書き取りの練習だけはひたすらやってました。文法はさっぱりですが、文字の読み書きだけはできますよ。笑)
まだベトナム語は母音を覚えたくらいのものですが、勉強しながらふと感じたことは、「ベトナム語の母音は韓国語の母音と似ている」ということです。
ベトナム語には単母音が11個ありますが、そのうち口の形が同じ2個を除けば実質9個となります。その9個の母音のうち、8個までが韓国語の母音と同じような口の形で発音することになります。
A(Ă)・・・口を大きく開けて「ア」と発音する。AとĂは音の長さが異なる。韓国語では「아」に相当。
O・・・口を大きく開けて「オ」と発音する。韓国語では「어」に相当。
Ô・・・唇を丸くして突き出して「オ」と発音する。韓国語では「오」に相当。
U・・・唇を丸くして突き出して「ウ」と発音する。韓国語では「우」に相当。
E・・・口を大きく開いて「エ」と発音する。韓国語では「애」に相当。
Ê・・・口を軽く開けて「エ」と発音する。韓国語では「에」に相当。
I(Y)・・・唇を左右に引いて「イ」と発音する。韓国語では「이」に相当。
Ư・・・唇を左右に引いて「ウ」と発音する。韓国語では「으」に相当。
<例外>Ơ(Â)・・・「ア」と発音するような口の形で「オ」という。中国語の「E」の発音に近いか。ちなみにƠとÂは音の長さが異なる。
そういうわけでベトナム語の母音と韓国語の母音は発音する時の口の形が似ているのです。
私が韓国で知り合いになったベトナム人たちは韓国語がとても流暢でした。
「文法的には韓国語とベトナム語は全然違うのに、何故彼らはこんなに韓国語がうまいのか?」と私は当時不思議に思うとともに、うらやましがっていました。
でも「母音の発音(より正確に言えば口の形)が近い」という事実を知って少し納得しました。
母音の発音という点では、韓国語は日本語よりむしろベトナム語の方に近いような気がします。
そのため日本人は韓国語を勉強する時に韓国語の母音の難しさに苦しむのですが(特に어と오の区別は今でも難しい)、ベトナム人は案外すんなり飲み込めるものなのかもしれません。
韓国とベトナムの意外な共通点をまた見つけたような気がしました。
下はベトナムと韓国の写真。一枚目は夏のタンロン城遺跡(ハノイ)。二枚目は冬のキョンボク宮(ソウル)。気温差は50度近いです(笑)
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最近サブカルネタばかりですが、今回も性懲りもなくサブカルネタでいきます。
高度経済成長期以前のまだ貧しかった頃の日本を描いた漫画としては西岸良平氏の『三丁目の夕日』が有名です。
映画化もされたので知っている人も多いでしょう。
さっきネットで調べてみたところ、作品の時代背景は1950年代末だそうです。予想どおりでした。
韓国にもこの『三丁目の夕日』のような懐かしの時代を描いた漫画が存在します。
それが今回紹介しようとする『黒いゴム靴(검정 고무신、コムジョン・コムシン)』です。
これは1967年のソウル市麻浦区(マポク)鹽里洞(ヨムリドン)が舞台らしいです。三丁目の夕日に比べて時代が十年くらい後ですね。
ゴム靴というのは韓国の人たちの日常的な履き物で、貧しい時代を象徴するもののようです。
(今でも年配の方々はよく履きますけどね)
1967年頃の韓国といえば朴正熙政権下での工業化政策がようやく軌道に乗り始めた頃でまだまだ貧しかった時代です。
そんな時代の懐かしさを描いた漫画で、私も韓国滞在中から知っていたのですが、今回ネットサーフィン中にアニメ映像を見つけました。
それで少し紹介してみる気になったのです。
この動画はこのアニメの第二回で、「冷蔵庫とコーヒー」という話です。
韓国語がわかる人には私の下手な解説など必要ないでしょうが、わからない人のために一応解説しておきます。
舞台は小学校。先生がやって来て生徒たちの生活環境調査を始めます。
「家にテレビのある人」とか「家にラジオのある人」というような質問を投げかけ、生徒たちに手を挙げさせます。
当時はまだラジオやテレビのある家庭は珍しかったのです。
そこで先生が「家に冷蔵庫のある人」と尋ねた時、貧乏な家の子が「はい」と手を挙げたのでみんなが不審がります。
みんな持っていないのにこいつの家には冷蔵庫があるだって?と他の生徒たちは「嘘つくなよ」とその生徒をなじります。
そんな中ある生徒が「冷蔵庫ってどんなものですか?」と質問をしますが、先生も実は見たことがないので、うまく答えられません。
そこでみんなで「冷蔵庫を持っている」と言い張る子の家に冷蔵庫を見に行くことになります。
その子の家に行ってみますが冷蔵庫が見当たりません。
みんなはやっぱり嘘だったんだと思いますが、その子はそこにやって来た叔父さんに「冷蔵庫はどこに行ったの?」と泣きつきます。
叔父さんは先生が美人なので、「売ろうとしてた冷蔵庫ですが、いくらでも見せて差し上げますよ」と言って冷蔵庫を見せてあげます。
本当に冷蔵庫が出てきたので、その子は大威張りで冷蔵庫の解説をします。みんな初めて見る冷蔵庫に興味津々。
主人公(キヨン。頭がギザギザになった子)のガールフレンドのかわい子ちゃんが、「私、冷蔵庫のある家にお嫁に行きたいわ」と言い出したので、主人公は驚いて「それならぼくも冷蔵庫を買ってやる〜」と決意を固めて家に帰ります。
すると家には客人(アメリカから来たという母の後輩)が来ていて、コーヒーをおみやげに持ってきていました。
主人公はコーヒーを飲みたいと言うのですが、「子供の飲むものじゃない」と母親にたしなめられます。
そこで主人公は茶碗を片付けると言って台所に入り、ちょうど帰ってきた中学生の兄(キチョル)と一緒に親に隠れてコーヒーを飲みまくります。
結局全部飲んでしまい、両親に見つかって怒られることを恐れた二人は「犬に餌をやらなきゃ」と言って家から逃げ出します。
結局夜遅く二人はこっそり戻ってくるのですが、昼間飲んだコーヒーのせいで一睡もできず夜を明かすのでした。
内容を説明しちゃうとつまらないですね。
このアニメの中では、おばあちゃんが傷口に味噌を塗るシーンや、コーヒーカップが無くて茶碗でコーヒーを飲むシーンがお気に入りです。時代を感じますよね。(ちなみにお母さんは「コーヒーカップをお隣に貸しちゃってて・・・」と見栄ぱりな弁解をしていますが)
ちなみに主人公たちがコーヒーに角砂糖のようなものを入れていますが、これは砂糖ではなく、タンウォン(당원、漢字では「糖源」)というサッカリンで作った砂糖の代用品です。
当時は砂糖が高くて手に入らなかったため、こういう人工甘味料が用いられたのだと思います。(今では全く見かけないんですけどね)
このアニメは劇場版も作られているようで、劇場版のオープニングも紹介しておきます。
主人公の兄が父親と喧嘩して家出をするシーンの後、昔のソウルの盛り場の風景が出てくるのですが、それがやけにリアルで気に入っています。
私がこのアニメにやけに共感してしまうのは、物語の舞台である麻浦区鹽里洞の近くに住んでいたこともあるのですが、もっと根本的な理由として、今ソウルから貧しかった時代を感じさせる風景が次々と消えていっているからです。
もちろんこれは韓国が豊かになったことであり、喜ぶべきことなのですが、それでもやはり昔の風景が消えていくことに名残惜しさを感じざるを得ないのです。
最後にアニメのオープニングの訳詩を載せておきます。
할아버지 할머니 어렸을 적에 신으셨던 추억의 검정 고무신
ハラボジ ハルモニ オリョッスル チョゲ シヌショットン チュオゲ コムジョン コムシン
(おじいちゃんおばあちゃんが幼い頃に履いていた思い出の黒いゴム靴)
엄마 아빠도 어릴 적 신던 헐렁하고 못생긴 검정 고무신
オンマ アッパド オリル チョク シンドン ホルロンハゴ モッセンギン コムジョン コムシン
(母ちゃん父ちゃんが幼い頃に履いていたぶかぶかで格好悪い黒いゴム靴)
지금 다시 생각해 보면 웃지 못할 이야기 정다운 얘기 검정 고무신
チグム タシ センガッケ ボミョン ウッチ モッタル イヤギ チョンダウン イェギ コムジョン コムシン
(今もう一度考えてみれば笑えない話、心温まる話。黒いゴム靴)
이제는 지나버린 꿈 같은 이야기 미워도 했고 사랑도 했고 원망도 했지만
イジェヌン チナボリン クム カトゥン イヤギ ミウォド ヘッコ サランド ヘッコ ウォンマンド ヘッチマン
(今は過ぎ去ってしまった夢のような話。 憎んだり愛したり、怨みもしたけど)
지난 시절 다시는 오지 않아도 모두 다 아름답고 정다운 얘기
チナン シジョル タシヌン オジ アナド モドゥ タ アルムダプコ チョンダウン イェギ
(過ぎ去った時代は再び来ないとはしても、全てが美しく心温まる話)
꿈 같은 얘기 검정 고무신
クム カトゥン イェギ コムジョン コムシン
(夢のような話。 黒いゴム靴)
当時流行りだったロック調に仕上げてますね。
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風邪が治らないので、家でおとなしくネット徘徊していたら、以前にこのブログでも紹介した「ミホ・イヤギ」がアニメ化されていました。 「ミホ・イヤギ」の内容については以前にも紹介しているのであまり説明する気はないですが、かいつまんで言うと。。。 オスの九尾の狐が九人の女人に子供を産ませて、その女人たちと賭けをした。 一旦は女人と子供を逃がしてやるから好きに逃げるがいい。その子たちが成長した頃に捕まえにいくから、子供たちを隠しとおして見ろ。もし狐が子供を捕まえたら子供たちは食われる。もし狐が子供を捕まえられなかったら、女人も子供も生かしてやる。 という「リアル鬼ごっこ(かくれんぼ)」的な賭けです。 その子供たちの一人であるミホは自分の出生の秘密を知り、狐から逃れるために他の子供たちと一緒に寺に隠れます。 子供たちは果たして狐の魔手から逃れられるのか?それとも? というのがおおまかなあらすじ。 作者のヘ・ジニャン(혜진양)氏のブログはたまにチェックしているので、アニメ化することは知っていたのですが、もう公開されていたとは知らなかった。 私はTooniverseという韓国サイトでこのアニメを見ました。 全25話分の漫画をわずか30分に縮めたものなのでものすごく展開が早いです。原作を読んでいないと韓国人でも多分理解できない。 原作に似せて絵を丁寧に仕上げている点はありがたいのですが、ストーリーが原作の単なる縮約版になっているのが残念。 もう少しアニメ独自のストーリー展開を見たかったです。 特にラストがなあ・・・。原作のあの悲劇的結末をもう少しハッピーエンドにしてくれたらと思います。 とりあえずYoutubeにアップされた予告編だけでもここにあげておきます。
途中で絵が変わるのは「安いよ!千里馬マート」という別のアニメの予告だからです。 混同しないように注意してくださいね。 |





