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(写真)雪の東大門(トンデムン)。ちなみに東京大学の門じゃありませんよ、念のため。東大門は、ソウル城郭にあった東西南北の四つの大門の一つです。
私より年配の韓国ウォッチャーの人たちの著書なりネット上での発言なりを見てきて、これまで不思議に思っていたことがある。
これらの中のある特定の人々は(あえて誰とは言いませんが)韓国(北朝鮮を含む。以下同様)をやたらに批判し、韓国社会や韓国文化の否定的側面を延々と書いていたりする。
ひょっとしてこの人は韓国がきらいなのだろうか?
という疑問がわくこともある。
もちろんきらいではなくても批判する人はいる。
「愛ゆえの批判」というものもこの世にはあるからだ。
しかし、時には「愛ゆえの批判」が行き過ぎた結果なのか、韓国を嫌うレイシスト的な人々が喜んで引用しそうな記事を書く人もいる(これもあえて誰とは書きません。笑)。
もしこれが「愛ゆえの批判」なら、ずいぶん破壊的な愛だなあと思う。
多分こういう傾向の韓国ウォッチャーの中には、本気で韓国をきらっている人も多いのではないか。
「嫌韓流」の作者さんとかが何を考えているのか知るべくもないけれど、ああいう本を出しておきながら自分はちゃっかり韓国旅行はしているのだから、何か矛盾しているような気がする。(まあ、あの人の場合は「敵情視察」の精神なのかもしれませんが)
何にせよ、韓国をきらいつつもしっかり韓国との関係を保ち続けている韓国ウォッチャーたちの姿を見るたびに、わたしはどこか歪なものを感じざるを得ないのです。
すごく個人的な主観を述べさせていただくと、
きらいなら韓国と手を切ればいいじゃねえか。(太宰治風に)
と思ってしまいます。
別に韓国はあなたを求めていないでしょうし。
本人にとっても嫌いな国と関係を保ち続けることは精神衛生上よろしくないでしょうし。
まあ、「嫌よ嫌よも好きのうち」という倒錯した愛情表現なのかもしれませんけど、あまり健康的じゃない気がします。
むしろ私としては、韓国嫌いの韓国ウォッチャーたちが、日本における韓国イメージを歪めているような気がしてならないのです。
そういう人たちってかなり理論武装していることが多いですから、その人たちの書いた文章の内容が全て事実として受け入れられやすいんですよ。
単なる事実関係だけじゃなくて、韓国に対するネガティブな主観までがそのまま事実として受け入れられるようなことも起こりやすいんです。
そうやって、日本国内において韓国に対するネガティブイメージばかりが再生産されているのではないでしょうかね。・・・私の思い込みかもしれませんが。
韓国社会の重たい面や暗い面、それから否定的な面ばかりを強調して書くのは何故なのでしょうかね。
特にある大手新聞(どことは言いませんが)なんかは、同じような事件が他の国で起こっても報道しないくせに、韓国で起こった時だけ報道するという徹底ぶりですよ。
実はその新聞社は日本のじゃなくて韓国の新聞社なのじゃないかと本気で疑ってしまいます。(苦笑)
そりゃあ勿論、韓国にだって欠点はあるでしょう。
批判されてしかるべき点もあるでしょう。
でもそんな欠点はどこの国や社会にだってあるものだと思うのですが?
以前からずっと気になっていたことなのですけど、日本人でありながら韓国(しつこいようですが北朝鮮も含む)について詳しい人たちって、歴史的問題などから韓国に対して贖罪意識を持っている人か、韓国嫌いで批判の種を探しているような人たちが多いと感じます。
むしろ「単に韓国が好きだから」という純粋or能天気な理由で韓国について学んでいる人ってあまり多くないような気がします。
これって外国に関心を持つうえでかなり異常なことじゃないかと思うんですよね。
好きだから、もっと知りたいから、とかいう単純な理由で学ぶのが一番自然で理想的な姿だと思うんですよ。
なのに韓国についてはどうしてそうならないのでしょう?
そういう意味で、わたしは『冬ソナ』以降、日本社会に巻き起こった韓流ブームを肯定します。
ドラマや映画という加工された媒体であれ、韓国人の生活や韓国の町並みが日本のお茶の間にいながらじかに見られるようになったことは大きな変化です。
このブーム以降、「ドラマを見て韓国を好きになった」とか「食べ物がおいしそう」とか、政治的な目的でない、もっと俗で単純な理由で韓国について学び始める人が増えました。
こういうブームが火付け役となって、「ただ単純に韓国が好きで」韓国を学ぶ人たちがもっと増えていけば、日本社会に蔓延している韓国に対する(いくぶん誇張された)ネガティブイメージが払拭されていくのではないかと期待しています。
ただ、韓流ブームで韓国にあこがれた人たちの中には、実際に韓国に行ってみて「韓流スターみたいなイケメンにたくさん会えると思ってたのに、フツメンばっかりだった」とか言って失望する人も多いみたいですけど。(笑)
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