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しばらく台湾のニュースを定期的に翻訳していこうと思います。
今回紹介する記事は、台北市の警察が男性を射殺し、遺族が過剰な措置だったと批判しているという内容です。
本当はけっこう長い記事なのですが、私の体力と時間が十分ではなかったため、概要部分だけを翻訳しました。
出典URL:http://tw.news.yahoo.com/article/url/d/a/110712/143/2uwkk.html
(2011/07/12 06:30 蘋果日報)
<原文>
富家子揮刀追 警轟5槍擊斃 警事後嘔吐落淚 家屬罵:過當
台北市一名富家子昨凌晨在內湖住家旁叫罵滋事,轄區兩名警員獲報趕往處理,男子竟勒住老父脖子,再持刀瘋狂追砍警員,一名警員情急下連開5槍,2槍射中男子胸腹部送醫不治。
事後家屬批警員執法過當,質疑:「為什麼連開5槍?」並要求公布監視器還原真相。警局則表示,警員開槍是否過當已進行調查。
警方調查,死者林姓男子(39歲)住內湖區陽光街,街坊透露,林家在當地是地主,擁逾百筆房產,租金收入豐厚,林男上有多名兄姊、是家中么子,平常與家人同住在一棟公寓,父母住1樓、林男住3樓。
林男堂哥表示,堂弟當兵時卡到陰,退伍後精神狀態不穩定,疑患重度躁鬱症,不時會突然抓狂失控。
<訳文>
警官がナイフを持った男性を射殺。事件後警官は嘔吐・落涙し、家族は過剰な措置と批判
台北市の富豪の家の男性が、昨日の明け方に内湖区(台北市を構成する十二区の一つ)の住宅のそばで罵声をあげながらトラブルを起こしました。
その地区を管轄する警察官二人は通報を受けてすぐさま現場に向かい、処理にあたりました。
男性はついに父親の首をおさえつけて動けなくしたうえで、さらにナイフを持って狂ったように警官を追いかけて切りつけました。
警察官の一人はあわてて銃を五回連射し、二発が男性の胸部と腹部に当たり、男性は病院に運ばれましたが、死亡しました。
事件後、家族は警察の対処が過剰であったと批判し、「どうして五発も撃ったのか?」と問い詰め、監視カメラの映像を公開して真相を明らかにするように求めています。
警察当局は、警察官の射撃が過剰であったことを認め、調査を進めるとしています。
警察の調査によりますと、死亡した林さん(39歳)は内湖区の陽光街に住む男性です。
周囲の住民の話によれば、林家はこの地域の地主で、百件以上の不動産を所有し、高額納税者だったとのことです。
林さんは多くの兄と姉いるなかでの末っ子で、普段は家族と同じ一棟のマンションに住んでおり、両親が一階で、林さんが三階でした。
林さんのいとこの男性によると、林さんは軍隊に入ってからおかしくなり、退役後には精神状態が不安定になり、重度の躁鬱症をわずらったのか、時々突然に激しく怒りだして手が付けられなくなったとのことです。
<語句>
槍qiang・・・銃。
家屬jia shu・・・家族。
凌晨ling chen・・・明け方。
叫罵jiao ma・・・大声で罵る。
滋事zi shi・・・面倒を引き起こす。
脖子bo zi・・・首。
勒住le zhu・・・引きとめて動けないようにする。
瘋狂feng kuang・・・気がくるっている。
砍kan・・・切る。
情急qing ji・・・心が激すること。早まること。
開kai・・・銃を発射する。
街坊jie fang・・・隣近所。隣人。
透露tou lu・・・(秘密などを)漏らす。
房產fang chan・・・(不動産としての)家屋敷。
么子me zi・・・文脈的に「末っ子」の意味か?
公寓gong yu・・・アパート。マンション。
堂哥tang ge・・・「父方の従兄」のことであろう。
當兵dang bing・・・軍隊に入る。
卡到陰ka dao yin・・・俗語らしい。「おかしくなる」の意味か?
退伍tui wu・・・退役する。
抓狂zhua kuang・・・新語。「激しく狂う。キレる」という意味であろう。
失控shi kong・・・制御できなくなる。
もちろんナイフを持った男性に追いかけられれば警官も身の危険を感じて発砲くらいはすると思いますが、それでも五発も撃つのはやりすぎですね。
殺害を意図していたと見られても仕方がないわけで、家族の怒りも当然だと思います。
日本の警察は発砲しないことで世界的に有名みたいですけど、台湾は日本よりも発砲するんでしょうかね?
警官による発砲事件がどれくらいの頻度で起こっているのか気になります。
死亡した男性は軍隊に入ってからおかしくなったみたいで、やっぱり軍隊内のストレスみたいなものは世界共通なのでしょうかね。
いずれ台湾の軍隊についても調べてみたいのだけれど。
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