ケンジの人々

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ワシの英語史3

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ワシの英語史2( http://blogs.yahoo.co.jp/villamomo/23589333.html )の続編です。
これは作り話ではない。 現実にあった話である。

昭和56年3月、中学校に入学した私は、ちょうど40年前、上2枚の写真のような、
昭和16年当時の教科書を使った英語の授業を受けていた。

英語、と言っても英語リーダー1、英語リーダー2、英語セミナーと、3科目もあり、
このうちリーダー2のみが「ニュープリンス」という一般の教科書を使い、
後2科目はこの教科書であった。

日本地図では朝鮮と台湾が日本領!
なんで日章旗が出てくんねん!
なんで戦車が出てくんねん!
なんでcapは戦闘帽やねん!
なんでTaro is a soldierやねん!

と、bag以外全てツッコミが入れられる優れものである。

昭和16年と言えば英語は既に敵性語と見做されていたのだろうか、
こういう描写がないと文部省は通してくれなかったのかもしれない。
しかし自虐史観でないと検定パスしない今の状況はこの頃と比べても、
ハッキリ言ってもっと異常である。

実際、この後にはミスター・ブラウンやジョージと言った、
当時で言えばバリバリの鬼畜米英も登場する。
私が「戦前の教育が偏っていた」などという言葉を信じないのは
この教科書を暗記させられたからである。

毎週1課づつ丸暗記してセミナーの授業で小テストを行うのである。
この写真ぐらいの文章ならまだ尻は叩かれずに済む。

英語リーダー1を教えるのは、弁当箱のような四角い顔の先生。
上の写真の地図を「ミヤップ」と発音する。

「あんな!君らなぁ、地図はマップや思とおやろぉ。ちゃうんですぅ。
 じ・つ・は!このmapの発音はミヤ〜ップ、というんです。
 ええかぁ、一緒に言うでぇ!さんはい!ジス・イズ・ア・ミヤ〜ップ!!」

と、勿体付けた言い方をするが、ラーニンさんとセサミストリートで耳を慣らした私には、
カタカナを読んでいるとしか思えなかった。
教卓の前の生徒が先生の教科書を覗くと、果たしてカタカナで「ミヤップ」と書いてあった。

だがこの先生は、カルタ遊びのように手のひらを縦にして頬に押し付ける
独特なビンタを繰り出すのであった。やられると顔の半面だけボロボロにされてしまう。

「イエース!・イット・イズ・ア・ターンク」なんて、一生涯使うこともないような例文も
馬鹿馬鹿しく思ってると「ケンジ!何寝とんや!ホンマにもぅ。ちょおでて来い!」
とやられる。最初の半年ほどは脅威であった。

脅威でなくなったのは、2学期頃から、この先生が至極エエ加減であることが判って来たからである。
「明日は弁当持ってくるように」
「明日の試験は中止になったのでありませぇんー!」
これらが当日裏切られるケースが続出し、生徒はすっかりなめきってしまった。
「あんなぁ!じ・つ・は!」で始まるこの先生の情報が実話であったケースは極めて稀であった…

さて先述の通り、3課ぐらいならシバかれなかったものの、段々文章が長くなり、
挿絵が小さくなり、タンクも、ソルジャーの太郎さんもでてこなくなる。
丸暗記のテストの真骨頂は次回ゆっくりご紹介致します。
今回はこの教科書をご堪能下さいませ。

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