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元治元年(一八六四)八月
勝海舟に紹介され 龍馬が西郷隆盛と会ったときの感想です
「西郷というやつは わからぬやつでした」
「釣り鐘にたとえると、小さく叩けば小さく響き
大きく叩けば 大きく響く。
もし、バカなら大きなバカで、
利口なら大きな利口だろうと思います。
ただ、その鐘をつく撞木が小さかったのが残でした」
西郷を「釣り鐘」に
自分(龍馬)を「撞木」(鐘を叩く棒)
にたとえて評してみせるところは、
さすが人物眼の備わった龍馬です。
一方、勝海舟も
「評される人も評される人、評する人も評する人」
と感じいったから、これもまた人物です。
龍馬三十歳、西郷三十七歳、勝海舟四十一歳のとき。
「太鼓は撥で大きく叩けば大きく響き、小さく叩けば小さく響く」
「相手の反応は こちらの出方や接し方によってちがってくる」
という対人関係の要綱を教えたものです。
日本で太鼓といえば お祭りや盆踊りでお馴染みの長胴太鼓です。
別名「宮太鼓」とも呼ばれ、社寺祭事などで用いられています。
和太鼓の歴史は古く、天岩戸に隠れた天照大神を引っ張りだすため
百万のの神々が哄笑しながら楽しそうに踊って見せますが
このとき桶を伏せて音を鳴らしたと伝えられています。
太鼓を叩くこと自体は簡単で幼児が叩いてもドンという音は出ます。
ですが太鼓は“生き物”でいかに叩くかによってその音は
いかようにも変化する。まさに対人関係と同じということなのです。
向谷匡史著より
笑顔で心ある言葉を
かわしていけたらと思います
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