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あけましておめでとうございます。クラシックブログは新年の書き初めにシュトラウスを取り上げることが暗黙の掟になっています。
 
<曲名>
ワルツ「南国のバラ」(ヨハン・シュトラウス2世)
 
<演奏>
フリッツ・ライナー指揮ピッツバーグ交響楽団
 
【フリッツ・ライナーのヨハン・シュトラウス2世】(ライヴ・放送録音を除く)
1941年 ウィーン気質、宝のワルツ★
1946年 南国のバラ
1950年 こうもり抜粋(英語歌唱)●
1957年 朝刊、美しく青きドナウ、皇帝円舞曲■
1960年 芸術家の生活、雷鳴と電光、ウィーン気質、南国のバラ、宝のワルツ■
★=ピッツバーグ交響楽団
●=RCAヴィクター交響楽団
■=シカゴ交響楽団
【参考】Fritz Reiner Discography
 
フリッツ・ライナーのウィンナ・ワルツと言えば1950年代のシカゴ交響楽団との録音が有名で、かのエリーザベト・シュヴァルツコップは「無人島に持って行く1枚」に挙げたとか(黒田恭一さんはこの話を「クリスマス・プレゼントで友人に贈るとしたら」というドイツのオペラ雑誌の記事だったと紹介しています)。
 
実はライナーは1940年代にもピッツバーグ交響楽団と3つのワルツを録音しているのですが、古い録音だし、また、上記の通りいずれもシカゴ響と再録音しているので、今となってはほとんど話題にも上らず、ぼくもレコード屋さんでたまたま見つけるまで存在も知りませんでした。
 
それで、こりゃあ新年の記事にちょうどいいとブロガー魂を発揮して買って(300円)聴いてみたら、最初の「南国のバラ」の序奏からしてアグレッシブで、特にラスト1分間の期待以上の非ウィーンテイストには思わず(喜びのあまり)絶叫したくなる。ここには舞踏会で優雅に踊るキラキラした貴婦人の姿は見えず、まるで修学旅行か何かで舞踏会の見学に来た男子高校生の群衆がギラギラした目で貴婦人を求めているような、猛獣のようなシュトラウス。
 
さらに凄まじいのが併録(当盤ではむしろA面)のハンガリー舞曲集。選ばれた8曲はすべて後年にウィーン・フィルと再録音しています。特に第6番、もともと曲自体が大ハシャギしたかと思えば次の瞬間にはこの世の終わりのごとく悲嘆に暮れ、わずか3分間のうちに気分もテンポもコロコロ変わって躁鬱気味です。
 
そこに全力で体当たりするピッツバーグ響はまったく素晴らしい。「全力」と言っても、人間というものはふつうは無意識のうちに体の何処かに余力が残ってしまうのではないかしらん。そんなリミッターが彼らにはなく、火事場の馬鹿力みたいなパワーに思わず(快感のあまり)絶叫したくなる。
 
♪ハンガリー舞曲第6番 https://www.youtube.com/watch?v=ajK8N_mGEN8 (3分22秒)
 
そんなわけで興奮気味のお正月を過ごしています。本年もどうぞよろしくお願いします。

閉じる コメント(14)

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こんばんは♪
レコード店でシュトラウスのレコードを新年の記事にと思って購入されたところ、私は強く共感しました!
ライナーのシュトラウスは、定番のシカゴ盤を持っておりますが、このレコードは初めてです。ウィーン風の演奏とは別の楽しさがあり、特に最後の盛り上がりは、個人的には「さあ、みんな飲めや歌え♪」といった楽しさがあり、正月にぴったりだと感じました!
「ハンガリー舞曲第6番」は、個人的に思い出のある曲なんですが、この曲は指揮者の解釈で実に様々な演奏が楽しめますね!

2016/1/1(金) 午後 11:23 [ ポンちゃん ]

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明けましておめでとうごいます。

私も大曲ではなくてシュトラウスなどの軽い音楽を選びました
まず「オーストリアの村つばめ」「南国のバラ」
これをボスコフスキー、ウィーンフィルの定番中の定番で
そして「ウィーン気質」とヨーゼフ・ランナーの「ドルンバッハのレントラー」と「ロマンティカー」をアレクサンダー・シュナイダー他3人による演奏で聴きました。

一時この種の音楽から遠ざかっていましたが、また楽しめるようになりました。ただしニューイヤー・コンサートは今年も無視でした(^^ゞ
本年もよろしくお願いします

2016/1/2(土) 午前 6:13 パスピエ

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新年おめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

新年一番目の記事がJ.シュトラウスはなるほどと思いつつも、それがライナー盤というのに仰天しました。(CSO盤で呆れた記憶があります)
「舞踏会で優雅に踊るキラキラした貴婦人の姿は見えず、まるで修学旅行か何かで舞踏会の見学に来た男子高校生の群衆がギラギラした目で貴婦人を求めているような、猛獣のようなシュトラウス」というところは言い得て妙、まさにご自身の体験体験談を新年早々、そのままお書きになったものと理解しました(笑)

2016/1/2(土) 午前 6:15 gustav_xxx_2003

あけましておめでとうございます^^
音楽で興奮気味のお正月って‥いいですね〜!
いつもためになる記事をありがとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。。

2016/1/2(土) 午前 7:22 大津皇子 (オオツノミコ)

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ポンちゃんさん)
レコード屋さんで見つけたシュトラウスを新年用に…というのは、もともとぼくの行動パターンにはなく、Pちゃんさんの影響と思われます、間違いない
ぼくも、ライナーのシュトラウスは長らくシカゴ響との録音(中でも「皇帝円舞曲」)を愛聴していて、今年はそれにしようかとも思っていたのですが、ピッツバーグ響のあまりの衝撃に差し替えることにしました
いや〜、ラストは本当、飲むぞー!という感じですね。健全なフォローありがとうございます♪

2016/1/2(土) 午前 9:55 [ Loree ]

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パスピエさん)
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします♪
ボスコフスキー指揮ウィーン・フィルの「南国のバラ」は、かつて自分の結婚式の新郎新婦入場で使ったのですが、今になって、別の人にしておけばよかったと思っています。いえ、決して妻のことでなく、ピッツバーグ響にしておけばよかったという意味です。
アレクサンダー・シュナイダー五重奏団のシュトラウスは店頭で見かけて気になりつつ、まだ聴いたことがないのですが、いかにも素敵なアルバムという感じですね
あと、ベルクやウェーベルンが編曲したサロン風のシュトラウスも酒飲みには最高です

2016/1/2(土) 午前 10:12 [ Loree ]

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gustavさん)
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします♪
ライナー指揮シカゴ響のシュトラウスは父か母のどちらかの実家に昔からEP盤(青ドナ&村つばめ)があって、たぶんたまたま買ったのがそれだったんでしょうけど、あまり違和感は覚えず育ってきました(笑)
しかし決定的だったのはのちに自分で買った「皇帝円舞曲」で、この愛らしい演奏はぼくがシュトラウスを聴くようになった幾つかのきっかけの一つでした。しかし今回は野獣のようなピッツバーグに負けました。いえ、決して過去の体験談を書いているのでなく、ぼくは今もギラギラしています(自称は草食系)

2016/1/2(土) 午前 10:23 [ Loree ]

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大津皇子さん)
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします♪
いや〜、シュトラウスもですけどハンガリー舞曲にやられちゃいました
今日から大津皇子さんのような落ち着いた大人の男になりたいと思います。。。
頭を冷やすために今日も何処かに飲みに行きます

2016/1/2(土) 午前 10:31 [ Loree ]

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明けましておめでとうございます
早速聴かせていただきましたぁ
いやぁ新年早々から こんなに楽しい音楽を聴くことができるなんてぇ!Loreeブログ大好きです(^O^)/
元気が出て来たので 午後から市内に初もうでに行っちゃおうと思います 今年もよろしくお願いいたします

2016/1/2(土) 午後 0:03 torikera

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torikeraさん)
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします♪
早速、この肉食系のウィンナ・ワルツをお聴きいただきありがとうございます
昨日も今日も天気よく、お出かけするなら初詣もよいですがやっぱり飲み屋さん巡りです

2016/1/2(土) 午後 1:08 [ Loree ]

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ロレーさん、今年もよろしくお願いします。41年、46年の三曲が、1960年の「ヨハン・シュトラウス・ワルツ集」で再録音されているところを見ると、ライナーの愛好曲だったのでしょう。ぜひ、聞いて比較してみたいものです。
シュワルツコップの発言については、57年盤と60年盤のどちらについて言っているのかが昔からの疑問です。というのは、この両盤はテンポも演奏スタイルも対照的といっていいくらい違っているからです。
速いテンポでカットの多いスコアで演奏された57年盤「ウィーン!」は一種の企画物で、本来のライナーのスタイルではないのでは、と推測しているのですが…

2016/1/2(土) 午後 1:55 [ yositaka ]

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「南国のぱら」拝聴させていただき、60年盤と比較してみました。
楽器の独特の目立たせ方や、ワルツの後半が駆け出し気味になるところなど、基本スタイルはほぼ同一ですが、思い切ったリタルダントや音のキレは60年盤だけの特色と言えますね。旧盤のやや焦ったような、ロレーさんの言われる「猛獣のような」荒々しさは、むしろ57年の「皇帝円舞曲」の終わりの部分に似ています。
話は変わりますが、私はこのロレーさんがお好きだといわれるライナーの「皇帝円舞曲」、実を言いますと、聞くたびに頭がカッと来てしまうのです。
ライナーのせいではなく、譜面のせいかもしれないのですが、この曲最高の聴きどころである「コーダ」をあっさりカットしているからです。そんなライナーが、60年盤では繊細緻密な演奏をしているのは、私には全く不可解としか言いようがないのです…こんなことをコメントすると、嫌われてしまいそうですが。

2016/1/2(土) 午後 2:38 [ yositaka ]

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yositakaさん)
こちらこそ、今年もよろしくお願いします♪
ぼくはこれまで1957年と1960年の内訳を意識しなかったのですが、今回初めて気づいたのは再録音はどちらも1960年ということ、また、わが家のCDは≪Vienna≫というアルバムタイトルですが、余白に1960年の録音も追加されていて、しかし「芸術家の生活(芸術家の生涯)」がカットされている(!)ということです。残念すぎます
シュヴァルツコップが挙げたのはひょっとして後年の再発編集盤で、2つのアルバムから抜粋したもの(うちにあるような)という可能性もありますね。この話に限ったことではないのですが、プロの音楽評論家の方はこういった話を引用するなら出典を明らかにしてほしいとつねづね思います。
ピッツバーグ響の録音はどれも元気いっぱいで、「ウィーン気質」も冒頭からして勢いが違います。シカゴ響と同じ指揮者とは思えません。好みが分かれるところです

2016/1/2(土) 午後 2:48 [ Loree ]

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yositakaさん)
「南国のバラ」のご感想、ありがとうございます♪
「猛獣のような…」は特に序奏の終わり頃(0分50秒過ぎ)を聴いて思ったのですが、ラスト1分間(6分50秒過ぎ)もポンちゃんさんがうまいことおっしゃいましたが、宴会のドンチャン騒ぎのようでなんとも微笑ましいです(笑)繊細緻密には確かに程遠いですが
「皇帝円舞曲」は、実はぼくはこれが初めて聴いた演奏だったのでカットも知らず(←知らぬが仏)、冒頭からしてオーボエなどの木管楽器の対旋律がチャーミングに絡んできて、まるでマリオネットの踊りのようなメルヘンを感じるんです
いろんな聴き方・感じ方があるのが音楽のおもしろいところで、このブログは長年お付き合いさせていただいている方ばかりで悪意ある方は皆無ということもよく分かっていますから、どんなふうに感じられたかを率直に書いていただけることはうれしいです!ぼくも皆さんのところで好き勝手なことを書かせていただいています。いつもすみません(汗)

2016/1/2(土) 午後 3:25 [ Loree ]


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