動物園のなかまたち

タイトルを変えました。SCZも含みボチボチ再開。

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シラガガモの顛末

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ベルリン動物園のカモシリーズに登場したシラガガモの名前の由来がわかりました。もちろん頭の白い個体群がいることが原因ですが、普通は頭は黒色。ガンカモ類の和名の多くは亜種名も含めて1939年発行黒田長禮著「雁と鴨」にてつけられている。所持しているのは復刻版。こんな大著が部屋の中でみつからないのは、ゴミ箱化している私の部屋の乱雑さ故である。いっしょにToddのNatural History of
Waterfowlも見つかってうれしい。Toddのもうひとつの本が不明なのはなぜだろうか。それはよいとして。
 シラガガモもこの本の中で新たに和名がつけられている。そこに載せられていた図版は、なんと頭の白いほう、多分頭の黒い普通のやつの図版や写真がなくて、この図から命名してしまったんだと思う。気になっていたことがようやくわかり、一安心。
 カラーの顔の画像はToddより。

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 せっかくベルリン動物園にいったので、このさい買っておくかと注文した本が届いた。ベルリン動物園の150周年史。ドイツ語なので読めないのが難点であるが、興味深い、写真がたくさんあり、満足。そのなかで、ハシビロコウが薄汚いバスルームで飼われている写真があり驚いた。なんだこれはと、思ったが、数日前に読んだ文章を思い出した。第2次世界大戦で、甚大な被害を被ったベルリン動物園にも、最後まで生き残った動物たちがいる。戦争前には哺乳類385種1196点鳥類926種2519点という世界最大のコレクションがわずか93点のみとなってしまった。そのなかにはオスのアジアゾウ、カバ、10頭のマントヒヒなどのほか、一羽のハシビロコウもいた。それが、この写真の個体だった。このハシビロコウが、その後いつまで生きたか知らないが、爆撃の中、よく生き延びたものだ。終戦時、もう一羽のコウノトリの仲間が生き延びている。ニホンコウノトリで、この個体は、かなりの長期飼育記録をつくったはずだ。

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 保育社図鑑でヨーロッパバイソンの写真がいつ変わったかはっきりは知らない。この画像では、1冊が初版で1968年発行、もう一冊が(しまった、何版か見てくるの忘れた)少なくとも70年代のもの。名古屋の個体から西ベルリンの個体へ変更している。右向きオスは名古屋に入った日本初渡来の個体に間違いない。
ところがこの個体は、後になってピュアーなヨーロッパバイソンではなく、どうもアメリカバイソンの血が入っている個体と考えられるようになった。この個体の写真や実物を見て、ヨーロッパバイソンとアメリカバイソンはほとんど区別がつかんのではと思っていた知人もいる。ほとんどの人がヨーロパバイソンを見たことない時代だから、致し方ない。その後本物を見た人は、顔が小さく、ずいぶんお尻の位置が高いバイソンだと思ったはずだ。
 まだ著者に、確かめていないが多分70年代に、少しおかしいのではと考えられるようになり。写真も変わったんだろう。2冊並べるとこうです。皆さんはどちらをお持ち。なにしろ王道の図鑑だから。

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 昨晩は知らないうちに寝てしまった。完全にりんくんより早寝。
 りんくんの誕生日クイズのねた本。Estesの The behavior Guide to African Mammals、図はDaniel Otteというカワウソの字足らずの人。内容は有蹄類動物、食肉類、霊長類。動物猿人がもっていると便利。ペラペラ見ていたとき「豚足」の絵が目に入った。となりがオオミミギツネの図だったので、すぐ何か理解できたが、小さい絵なので単独で見たら豚足でしかない。
 行動が書かれているのでへーと思うことが書いてあるし、動物猿人がエンリッチメントを行うときなど参考になる。これまで私は動物園人と独りよがりで思っていたが、最近まだ進化途中の動物猿人であることがわかってきた。動物園の中心でばりばりやっていた時は動物エンジンか。
 この部屋のテーマの有袋類本、ほとんど紹介てないなあ。反応ないしなあ。

有袋類本3

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  フランスの博物学者ジョルジュ・キュヴィエのアニマル・キングダムのClass Mammalia(哺乳類の巻)は全5冊で発行は1827年。キュヴィエの業績にグリフスやハミルトン スミスなど加筆しイギリスで発刊された。1〜4巻目までは、手彩色の図版を含む種の概説。最後のパートは当時知られていた哺乳類の全種のリスト。1番のヒトから927番のクジラの仲間まで、簡単な解説や生息地、他の出版物で見ることのできるその種の図版などが記述されている。475番のキタオポッサムから530番のウォンバットまで56種が記載されれいる。
 
本文は3冊目に書かれてあり1〜60ページまで有袋類の記述となっている。キタオポオッサム、ミズオポッサム、フクロオオカミ、フクロギツネ、オオカンガルー(?)、コアラなどの12枚の銅板手彩色図版と額骨の図が2枚納められている。なぜかインドの出版社から復刻版が出ていて、手軽にその全貌を伺うことができる。わが蔵書にはその復刻版と手彩色図版の載る4巻目と銅板図のみの2〜3巻目がある。有袋類の項は残念ながら銅板図のみなのでコアラ等は単独のプレートのみで入手するしかなかった。

 ここまでくると全てオポッサムとするシンプルな分類から多くの属へと分類が複雑になってきている。1819年に記載されたコアラに関しては、まだその頭骨や剥製の記載に留まっているが、メス親は長い時間、背中に子を乗せて運ぶという行動の記述もある。ユーカリしか食べないはまだ判っていないようだ。この違和感のある親子の図は、もともとあったオスの図を拝借してでっち上げられたものらしい。

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