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先日、戦後、田中角栄氏が最初に作った会社である田中土建工業の創業メンバーである
小林氏の米寿のお祝いに参加させて頂いた。
当時、田中氏と田中氏のいとこと小林氏の3人でこの会社をスタートさせたそうだ。
小林氏は三井物産に勤務していたが、戦争が終わり日本に帰国して、田中角栄氏に会い、
その人に惚れて、岡山から新潟に移住し、生涯を共に生きたということであった。
田中角栄氏は、焼け野原の日本を目の当たりにし、もう一度、昔の日本に戻そうと決意をし、
会社を創業。数年後に選挙に出ることになる。
当時の人はみな他界され、小林氏だけが生き証人だそうだ。
88歳の老人が最後の挨拶の場で、大きな声で昔を振り返り、こう言った。
当時、「金持ちも貧乏人も、同じ3度のご飯を食べられる国にしよう。」と言って戦ってきた。
今の、格差が広がっている社会は、間違った方向に進んでいる。
そして、こう締めくくった。
「私達は、戦後の焼け野原で、日本の再生を志し、日本列島改造論を進めてきた。
これから、私たちの志しを引き継いで、後の若者達が、日本のことを思い、日本の
将来を担ってくれることを、心から期待したい。」
88歳の老人に大きな声で、このように言われると、自分の生き方の小ささを感じずにはいられない。
現代は、個が重視されている時代で、国という考えも当時とはだいぶ違う。
価値観も多様化し、国という意識は、サッカーのワールドカップ開催期間中が、マックス状態だろう。
しかし、より大きな志しを持って生きた、この老人達には頭が下がった。
こんな爺さん達の努力のおかげで、今日の日本もできてきたようだ。
最近注目の、小沢民主党代表や田中真紀子さんに、このような精神は受け継がれたのだろか・・・???
そんなことを考えてみた。
そして、私は小さな声で、「ご苦労様でした。」と、つぶやいた。
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