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経営者が、社員を見る時、「性善説」で見るか、「性悪説」で見るかは、難しい問題である。
社員のモチベーションを上げようという考え方は、人間は本心では頑張ろうと考えている。
だから、頑張る環境やコーチングをしてあげることで、人間は頑張るという「性善説」の
考えが根底にある。
また、軍隊式のような管理体制、管理を強化する、組織を強化するという発想には、
「人間は管理しないと、仕事をさぼる。頑張らない。」という、性悪説の考え方に基づいている。
大抵、40代前後の社長は、「性善説」を取り、60代前後の社長は「性悪説」を取る。
60代の社長に、モチベーションという発想はないと言っても過言ではない程だ。
私のお世話になっている、ある社長は、
「人間は信用するが、仕事は信用しない」
だから、仕事は管理する、チェックする必要があると話をされる。
納得のいく話だ。
私はというと、
数字に責任を持っている部門の人は、「性善説」を適用し、
中間管理職には「性悪説」を適用する。
特に管理職についての話になるが、中間管理職になったとたん「サラリーマン病」が発病するのだ。
すなわち、数字に責任がないのなら、なるべく楽で、失敗しないように、リスクを避け、
責任を取らなくて良いような立場に身をおき、他の人に責任を負わせる。
そういう発想にならないだろうか?少なからず、なってしまうのである。
これがサラリーマン病である。
この、中間管理職にはびこる「サラリーマン病」が日本の企業をダメにする。
この考え方を社員から払拭しないと、経営がおかしくなっていく。
僕はサラリーマン病が大嫌いである。
こういう発想の人間が嫌いなのだ。
数十億の中小企業に中間管理職なんて、そもそもいらない。
みんなプレイングマネジャーであるべきである。
その方が健全に生きられる。
このサラリーマン病と対をなすものが、「経営者意識」。
経営者は全く立場が違う、責任は全部自分にのしかかってくる。
この意識を、社員にも持ってほしいのである。
特に若い社員に、お願いしたい。
「経営者意識とは、自分でリスクを背負い、環境のせいではなく自ら責任を持ち、
仕事を自ら創造して、成果を出すことにこだわる仕事の仕方といった感じだろうか。」
そんな仕事をしている男は、格好良いと思う。
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