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「拙者の名は椿三十郎。もうすぐ四十郎でござるが……」

言ってみたい映画のセリフナンバーワン!三十になったら言ってみようと思う。
(三十でもまだ早いか……)

僕は邦画にはてんで疎い。映画に入ったのが洋画からで、目に付くのもほとんどが洋画なので仕方がない。もう少し前に生まれていたら、それも少しは違っていたのではないかと思う。

一昨年あたりからやっと重い腰を上げて黒澤明監督の作品を見るようになった。と言っても見た作品は「羅生門」「生きる」「七人の侍」「生きものの記録」「蜘蛛巣城」「隠し砦の三悪人」「用心棒」「椿三十郎」「天国と地獄」「影武者」「乱」……だけ。そういえば「乱」とか「影武者」って小さい頃見た記憶があるんだなー。「乱」は確か親父と一緒にテレビだかビデオだかで見たんだ。仲代達矢の気のふれた姿は子供心に背筋にぞっとしたものが走る感覚を味わった。

以上の異黒澤作品はどれも好きだが、ダントツで一番大好きなのは「椿三十郎」。「用心棒」もカッコイイけど、「椿三十郎」は三船敏郎の見事なアクションはそのままで、そこに軽快などたばたコメディが加わってきて最高!小林桂樹演じる見張りの侍は抱腹絶倒もの。コメディの要素だけでなく、他にも椿を流す合図は粋で、役者陣では特に城代家老の奥方がいい味を出している。困ったちゃんの9人の若侍を始め、みんないきいきとしていていい。最後の三十郎と半兵衛の一騎打ちはすごい!

とまあ「椿三十郎」最高!なのですが、それもやはり「用心棒」で三船が演じた、ふらりとやってくる一匹狼、流浪人のくせに権謀術数にたけた凄腕剣士、人情に弱くて義に厚い、そしてとことん人間臭いおっさん、三十郎という擦り込みがすでにあったからなんだろうけどさ。でも、黒澤監督には悪いけど、僕にとっては、「椿三十郎を傑作たらしめるための用心棒」なんだな。

なぜ黒澤監督の作品を取り上げようと思ったかというと、昨日「スマステーション」で黒澤監督の特集をやっていたからである。爆笑問題の太田が、監督が久しぶりに(日本では10年ぶりに)映画を撮ることになって、日本の銀行は金を貸してくれなかったけど、フランスの銀行は喜んで出資してくれて、しかもプロデューサーにはコッポラ(番組ではスピルバーグといっていたけど)とルーカスがついたという話をしていた。そこで太田は「それが外人だったってのがくやしいじゃねえか!」と言っていた。

同感である。僕も「世界のクロサワ」とカタカナ表記されることに抵抗を覚える、ちんけな愛国者なのだ。

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「椿三十郎」ありきの「用心棒」という意見は鋭いですね。確かにこちらの方が軽快で方に力が入らない分リラックスして楽しめますね。僕は黒澤大好きで、中でも「天国と地獄」が最高です。

2006/4/6(木) 午後 3:12 yne*o*7 返信する

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