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花粉症

 みなさんが悩む原因の一位がスギ花粉症です。
 スギの花粉は2月半ばから5月半ばまで続きます。
 花粉の飛散量は、前年7〜8月の気候の影響を受け、一般に冷夏の場合は花粉の量が少なく、猛暑の場合は増えます。スギに限らず、植物は夏に日の光を浴びて光合成を行い、十分な栄養を蓄えながら花や葉を作ります。
 スギの場合は、雄花の中に花粉ができますから、夏に十分な太陽を浴びればたくさん花を作り、花粉もたくさんできるというわけです。逆に、7〜8月が冷夏で長雨、日照時間が短い場合は光合成ができないため、栄養分は木を維持するほうにまわり、十分に葉や花を作ることができなくなります。そのため花粉も少なくなるというわけです。1993年の冷夏、1994年の猛暑では、これが如実に現れ、1994年の花粉は少なく、1995年は観測史上最も花粉が多い年になりました。つまり、春に飛散する花粉が多いか少ないかは、前年の夏の気象条件が影響するため、事前に予想することができます。
 前日、晴れていて気温が高く、当日も晴れていて空気が乾燥し、山側からの風が強い日は花粉の量が多くなります。前日雨が降っていても、翌日晴れて、開花に好都合な条件が揃った日は、2日分の花がいっぺんに開花するため、そんな日も花粉の量は多くなります。その地域の地形や風向きによっても花粉が飛ぶ量が違います。
 例えば仙台市や福岡市では、海側から風が吹く日は花粉は飛びません。東京の場合、海(東京湾)はありますが、海側からの風でもその下の神奈川県や千葉県のスギ林から花粉が飛んでくるため、どちらから風が吹いても花粉は飛びます。東京は、他の大都市に比べて平均的に花粉の量が多い都市なのです。
 
花粉症とは?
 植物の花粉が原因で起こる、アレルギー性の病気です。
 人間の体には、体内に侵入しようとする外敵(異物)をやっつけようとする働き(免疫機能)がありますが、この外敵に過敏に反応して、無害な花粉にまで免疫機能が働いてしまうと、アレルギー反応が起こります。
 花粉症はアレルギー体質の人に発症しますが、遺伝的な素因に加えて住環境や食生活などのさまざまな要因が重なって起こります。
 アレルギー反応によりヒスタミンなどのアレルギー症状を起こす化学物質が細胞などから放出されると、神経や血管を刺激します。
 これらの化学物質で知覚神経が刺激されると、「くしゃみ」、「鼻みず」や「なみだ」が出て、さらには「目のかゆみ」、「鼻のかゆみ」なども起こります。
 血管が刺激されると血管が拡張します。また、血管の壁が緩んで透過性も高まり血液中の水分が周囲の組織に浸み出てくるために、むくんできます(浮腫)。
 鼻でそのような現象が起こると、鼻の内部が腫れて「鼻づまり」を起こします。同じようなことが目の血管に起こると「目の充血」となります。

花粉症を予防するには?
 <普段からの心がけが大切>
アレルギー性の病気は、自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスがよくないときに症状が悪化するため、日頃からの心身の鍛練も重要な花粉症対策のひとつとなります。
 少しの刺激で体が過敏に反応しないように皮膚を鍛えるには、乾布摩擦・冷水摩擦や薄着の習慣が効果的です。また、運動を積極的に行うことで鼻の粘膜の血行が良くなれば鼻づまりは軽くなりますし(ただし花粉シーズン中の戸外の運動には注意が必要)、十分な睡眠やストレス解消も大切です。また、栄養のバランスを考えた食生活を送ると共に、喫煙や香辛料、飲酒を控えるといった心がけも必要です。
花粉症に対しては、病院でアレルギーの原因となる抗原(スギ花粉のエッセンスなど)を注射でごく少量づつ体内に入れながら、抗原への抵抗力をつける「減感作療法」があります。現在、根治が期待できる唯一の治療法ですが、効果が現れるまでの継続的な治療が必要です。

<何といっても早めの対策>
また、花粉症を抑えるためには、早め、早めの対策が効果的です。
 花粉情報をもとに、本格的に花粉が飛び始める1〜2週間程まえから、あるいは少しでも症状がでた時期に医師の診察と指導を受けて病院でいただく薬を服用し始め、花粉シーズン中も続けることで、症状を軽くすることができます。
 病院でいただく薬の中には、眠気の極めて少ない、第2世代の抗ヒスタミン薬とよばれるものや、鼻用ステロイド噴霧薬があります。
また、受診する時間がない時などは、薬局で相談して、内服薬・点鼻薬・点眼薬などでもある程度はアレルギー症状を緩和することもできます。

★内服薬
一時的にくしゃみ、鼻みず、鼻づまり、目のかゆみなどを抑えるには、症状を起こす原因となるヒスタミンに拮抗する内服薬(第1世代の抗ヒスタミン薬)を服用します。第1世代の抗ヒスタミン薬は副作用として眠気が起こることもあるので、運転などは控えてください。

★点鼻薬(鼻用噴霧薬)
鼻みず、鼻づまりを速やかに止めることができます。鼻の粘膜の充血、腫れを抑えて、鼻のとおりをよくします。抗ヒスタミン薬の入っていない点鼻薬は眠気を催すことが少ないという利点があります。

★点眼薬
目のかゆみや充血を抑えます。

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