日本のバンドオブブラザーズ
ある82歳の戦争体験者の証言
南京大虐殺は事実だ!!
新聞に報道がされなかったからといって、南京大虐殺はなかったと主張する者がいる。
そんな主張は愚かなことだ。兵士たちは口止めされていたようだが、人の口は閉ざすのは不可能だ。
彼らがどんな残虐な行為をしてきたのか、南京から帰ってきた当事者の仲間から、私たちは聞いている。
新聞は、なぜ報道できなかったのか。できるわけがない。
それは今と違い政府からの規制があり、意にそむくことを書くことは決して許されなかったからだ。そんな状況下で新聞社が書けるわけがないだろう。否定する者は、記者の置かれた環境が今とはまったく違っていたということに気づくべきだ。
日本の兵士は従軍慰安婦に、とんでもないひどいことをしてきたのだよ。どんなことをしてきたのか、私は、帰還した当事者から話を聞いた。
戦争は悲惨だ。絶対にまた戦争を起こしてはいけない。
虐待が行われたのは外国人に対してだけではない。
軍隊では、上官による日本人兵士への虐待は、ひどかった。
歯が折れるだけではない。友人の故郷に送ってきた写真は、上官の暴力により顔が変形し、顔が横に曲がってしまったものだった。
私の部隊では、上官の暴力に耐えられず逃げ出したものがいたが、捕まり、戸外にロープにつるされ、首に「我は日本人にあらず」という札を首にかけられ、真冬に頭から水をかけられ辱められた。脱走者に対する仕打ちと暴力は、私にはとても見るに耐えなかった。
「上官の暴力は耐えられない、かといって脱走してつかまり屈辱を受けるのも耐えられない」といって、自殺してしまったものが3名、脱走して捕まり辱めを受けてそのあと自殺したものが3名。上官の暴力が原因で6名が自殺した。
私たちは、戦場にいったらその上官を撃ち殺すことを計画した。戦場でならなんだって可能だ。
私は海外へ行かなかったので、結局それを実現することはなかったが、戦争が終わってある時、ひとりの戦争体験者と知り合った。少尉をやっていた男だ。彼は足首の後ろに銃痕があった。
後ろに傷があるというのはふつうならあり得ない。戦場で弾は腹から入って背中へ抜けていくものだ。
私にはピンときた。
「仲間から撃たれたのか?」と聞くと、そいつは「そうだ」と答えた。
米軍は、ひどい。東京大空襲を知っているかい。
私はそのとき埼玉にいた。
米軍は、あらかじめ四方に四角く焼夷弾を落とし、火の壁を作り市民の逃げ場をなくした上で、中に閉じ込められた逃げ惑う市民をじゅうたん爆撃し、火の海にしてみな殺しにした。あれは原爆と同じだ。
我々は侵略戦争に利用されただけなのだ。国のために戦ったなどと日本の政府の言う奇麗ごとなんてくそくらえだ。あれは侵略戦争なのだ。
戦争は二度と起こしてはならない。そこには正義なんてない。狂気があるだけだ。
このままにしておくと、日本はまた戦争を起こしてしまう。
あなたたちは戦争を知らない。戦争を知らないものが戦争を起こそうとしている。
戦争を体験してきたものの話を聞くがいい。
学校は子供たちに戦争の悲惨さを教えるべきだ。
中国や朝鮮が攻撃してくると思うかい?
攻撃してくるわけがない。
攻めてきたっていいじゃないか。仮にやられたって、ほうっておけばいい。やりかえさなきゃ、それで終わりなんだから。
兵士としての戦争体験者は、80才を越え、年々、生の声を聞く機会が失われてきています。
この方は、82歳、とても博識な方で、人生の成功者でもあります。文学家でもあるので、戦争体験についての執筆を頼みましたが、伝えたいが自分には時間(余命)がないし、病に伏している。
ということで戦争の悲惨さを伝えるために、今日、聞いてきたばかりの話を私が代理で彼の話をここに紹介しました。
戦争は二度と起こしてはいけません。
恐怖感をあおられて戦争は始まります。
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