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TRIO W-46 上に SANSUI AU-70 でのアンプを綺麗に解体し、出力トランス CRD-8 と電源トランス ST-250 を再利用して、一度は使用して見たいと思っていた GT管 6L6 全段差動プッシュプルアンプを組んでみることにした。なにぶんにも 7189A の音しか知らないので、どんな音が出るのだろうかと興味深々で、使われなくなったアンプを物置のこやしにしてしまうより、使えるアンプにした方がよいなどと屁理屈つけて、計画を開始した。木村氏のベーシック・アンプを参考に手持ち部品と相談しながら、回路を書き上げた。2SK30A(Y) - 6SN7 - 6L6 の三段構成で、7189A の回路図に手を加えるだけなので、そんなに手間は掛からない。
ロードラインをながめながら、6L6 差動アンプの参考記事をいろいろと物色するが、260〜280V 30〜35mA 位を使用している記事が比較的多いのだ。自分の納得するロードラインは 330V 45mA となった。ただ、今回使用するファイナル管は ロシア製の 6P3S なのだ。なにせ安い。木村氏の記事の中で、「管銘柄での音の違いは聞かないで」の一説や、ネット上の評判、評価などから問題無いと判断した。 8本オークションで調達したのだが、ちょっと作りがよろしくない。ベースとガラスの間が偏りしているのやら、管上のガラスの濃度がばらばら、ベース足とプレート金属の向きもそれぞれ若干違う。ペアー管でもない単品の新品なのだ。でもそんなの気にしない、と自分に言い聞かせる。6SN7は 4本 やはりオークションで調達した。これも同じくロシア製(EH)だが、値段は 6P3S の2倍なのだ。それでもそこそこ安い。6L6-GC の特性表でのロードラインに乗ってくれることを期待して計画は進む。シャーシは以前に鈴蘭堂 SL-10H を調達しておいたので、これを使う。2mmのアルミ板に30mm穴を 11個シャーシパンチであけたが、これがとにかく大変だった。普通のアルミ板よりは硬いのだ。その後数日間 手が痛かったし、シャーシパンチもへばってしまっている。組み立ては天版を外して出来るし、GT管なので組み上げはスムーズに出来た。
NFB用100ΩのVRは95ΩにセットDCバランスのVRはそれぞれ中点にセット、音量ボリュームを完全に絞って、ウオークマンを音源にして火入れ式。爆発なしで、音量ボリュームを少しずつ上げていく。緊張の瞬間だ。左右のテストスピーカーから美音が出てきて、一発音だしokで、やれやれだ。電圧測定はほぼ計算通りだ。DCバランスは 4本の真空管を入れ替えバランスが一番そろった組み合わせでVR調整を行った。テスターでmV表示にはなる。数値が結構揺れるが200mV以下位には出来た様である。スピーカーをJBL 4305H に 音源を CDに繋いでヒアリングに進む。ハム音等は皆無に等しい。ヒアリングに使用したCDが The Astrud Gilberto Album[Japan] だったこともあるので、感覚的にスピーカーから音の宝石がこぼれ落ちてくる様に感ずる。この感覚は 7189A でも同じだが、7189Aに比べ低域がダイナミックで音芯が太く感ずる。真空管は全て新品だが、新品の使用は始めてなのでエージングが進むと音が変わるのだろうか? 今のところロードラインに乗っているイメージだ。ロシア製 6P3S は順調にスピーカーを揺さぶってくれている。名の通ったメーカーの 6L6GC は知らないので、井の中の蛙状態だが、今のところ6P3Sに全く問題は無い。だけど管上方の熱量はかなりの物だ。シャーシに通気孔をあけるのを忘れてしまったが、平滑にチョークコイルを使用したので、シャーシの温度はあまり上がってこない。なので、このまま使用して様子を見ている。物置のこやしどころか、我がオーディオルーム(兼、作業場)の主たるメンバーとなってしまっている。
110112追記
6P3Sの1本のヒーターが切れたので、予備4本買い求め6P3Sに差し替え DCバランスを調整するが、結局2.3V〜-50mVまで10分弱で変化して -50mmV 位で安定しているようだが、数日観察するつもりだ。回路図に一部表記ミスがあったので差し替えた。電圧、電流は実測値。
110115追記
音は問題無くでているが、やはり片側のDCバランスがとれない。7本の6P3Sから1ペア選別できたが、2ペアそろわなかった。納得出来なくて結局ペア管の新品2ペアを買い求めた。値段は前球の3倍弱で6L6GCの太管だ。DCバランスは調整VRのセンターで200mV以下となった。良い経験をしたのかな??
110305追記
回路図の電源トランスTANGO ST-250のヒーターは 6.3V3.3A × 2 の誤りです。結果 EL-34の差し替えはこの回路では無理でした。リップルの計算が甘かった様で、47μF×2を(47Fμ+200μ)×2に変更した。かなり音質が改善された。
110417追記
クロス中和を施してみた。特に高音に不満があった訳ではないが、上の音が伸びるので有れば試してみたいと思ったからだ。木村氏の記事によると、5PF以上にしない方が良いと記されているが 手持ち部品から、10PFで行ってみた。同じ様なアンプが2台有るので、聞き取り比較をしてみた。視聴は CDで HEY,BRUBECK!TAKE FIVE!を使用した。このCDは JOE MORELLO(ds)のシンバル(クラッシュ)の響きがかなり強い。このクラッシュのが、クロス中和を施した方がやや強く出て、影響が耳で感じられる。超高音が少しシャリシャリしている感もある。これが本来のメディヤの音かもしれない。 |

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コンチワです!ペルケ様回路の応用ですが、私も一度トライしたい回路です。パワートランスST−250の場合はEL34を使用する
には追加¥4kでヒータートランスを追加すれば難なく6L6GC(5881)差替え可能と思いますが問題ありますか?差動増幅なので電流値は別にLM−317の抵抗を変えずともEL34の繊細さを取り出せるのではないでしょうか!ド素人ですが、回路を見させて戴きその様に思ったまま意見を述べました事をご了承ください。
2012/1/22(日) 午後 3:22 [ ponta ]