日本の春を彩るソメイヨシノ。 だが、無理な植樹や粗末な扱い、地球温暖化で危機が忍び寄る。 これからも花見を楽しむことができるのだろうか。 【江口一】 505本のソメイヨシノが並ぶ横浜市南区の大岡川プロムナード。 今年、倒木の危険がある8本を住民募金で植え替えた。 第二次世界大戦後に整備された並木だが近年、枝が枯れたり、キノコが生えて朽ちるのが多い。 全体の半数が治療や植え替えが必要だった。 横浜市だけの問題ではない。 財団法人「日本花の会」(東京都港区)が富山市と埼玉県で1069本を調べ、樹齢60年以上の約8割で「倒木の恐れあり」と診断した。 「最近、診断依頼が増えている」と話すのは、緑化事業会社「東邦レオ」(大阪市中央区)の樹木医、永石憲道さんだ。 車に接触されたり、根が路面を持ち上げて傷つく事例が目立っているという。 傷から幹を腐らせる菌が入る。 早く並木らしくしたいと、10メートルは必要な間隔を狭めて植樹してしまうケースも多い。 枝が伸びず、最後には枯れてしまう。 新たな脅威もある。 小指から拳ぐらいの大きさの「こぶ」で、90年代末に見つかった。 類似のこぶは70年代にヤマザクラで報告され、こぶが大きくなると枯れるため、ソメイヨシノへの影響が懸念される。 日本花の会が07年から情報提供を呼びかけ、昨年3月まで36件の情報が寄せられた。 同会の西山正大研究員は「原因は不明だが、監視が必要」と話す。 また、開花には最高気温10度以下の寒気に2カ月間さらされることが必要で、九州大の研究チームは「今後、温暖化で咲かない地域が出現する」とみる。 一方で、ソメイヨシノが起こす生態系の危機もある。 向井譲・岐阜大教授(森林遺伝学)は静岡、岐阜両県内でソメイヨシノを中心に半径100メートルに分布するヤマザクラなど216個の種子を調べたところ、29個でソメイヨシノ遺伝子が入り込んでいた。 ソメイヨシノは、花が咲かなくなるテングス病にかかりやすく、野生桜への感染が懸念されている。 向井教授は「遺伝子交雑を防ぐ植樹ガイドラインを作りたい」と話す。 千葉大の中村郁郎准教授(植物遺伝学)によると、かつて桜の花見は遠くから眺めるものだった。 野生桜の多くが巨木になるためだが、ソメイヨシノの登場で花の下で花見をする文化が誕生した。 江戸時代末期に園芸品種として作られ、戦後復興の象徴となったソメイヨシノ。 ちまたで言われる「寿命60年」を迎えた。 一方で弘前公園(青森県弘前市)などには樹齢120年以上の樹木も存在する。 森林総合研究所の勝木俊雄主任研究員は「寿命60年説は俗説だ。良好な環境と人が適度な手入れをすれば、いつまでも元気なはずだ」と強調する。 危機の脱出は私たちの行動にかかる。 桜の下で「花見の宴会」をするのは〜。 「桜」は「サ」の「クラ」 「サ」は古語で神様の事らしい。 その「クラ」で神様と今年の五穀豊穣を願う「前祝」だとか〜。 だからチューリップやひまわり等、他の花ではやらない。 花見の宴会は「桜」と決まっていたのだが〜。 最近は他の花でも宴会をするらしい。 酒が飲めれば、何でも良いか〜。 「ソメイヨシノ」は花が先に咲いて、見事に散った後に葉が出る。 「サ」の「クラ」として、最もふさわしい品種なのかも〜。 「向井譲・岐阜大教授(森林遺伝学)は静岡、岐阜両県内でソメイヨシノを中心に半径100メートルに分布するヤマザクラなど216個の種子を調べたところ、29個でソメイヨシノ遺伝子が入り込んでいた。」 ・・・。 江戸末期から明治初期に、江戸の染井村(現在の東京都豊島区駒込)で、人工的に育成され「染井吉野」と命名された。 一代雑種で、接ぎ木じゃないと育たない。 「ソメイヨシノ」って子供が出来ないから、日本中の「ソメイヨシノ」はクローンだと思っていたけど・・・。 事実、子供の頃に「ソメイヨシノ」の種を植えたが、ひとつも芽を出さなかった。 近年では100種近い亜種が確認されているとか・・・。 つまり「偽ソメイヨシノ」がかなり有るらしい。 確かに桜並木をよく見ると、木によって花の色が微妙に違っていたような・・・。 「ソメイヨシノは成長が早いので、その分老化も早い」
街路のように排気ガスなどで傷む、公園と言った荒らされやすい場所に植樹されているということも、寿命を縮めている。 接ぎ木の台木とされたヤマザクラが腐って心材腐朽を起こし寿命を縮めている。 諸説あるが、どれも納得しそうで「60年寿命説」も頷ける。 でも・・・。 みんな枯れちゃったら〜。 神様と一緒にお祝いが出来ないのかな・・・。 |
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ソメイヨシノは見ていても育つにつれ幹が割れ、最近などの進入しやすい形ですね。長く育てるのは難しいかも。
公害や虫害、細菌にも強いきれいな品種の出現が望まれますね。
2009/3/18(水) 午後 10:41
としこばさん。
せっかく育った桜並木が枯れて行くのは残念です・・・。
2009/3/19(木) 午前 0:27
戦前は桜の名所といわれて中央線に臨時列車がでたほどの人出があった多摩川上水の「小金井桜」や、桜の名所といわれた神田川の「江戸川橋」はともに桜の寿命がきて衰退していったと聞いています。
散り際の美学で尊ばれる桜花ですから、桜の木の寿命が短いことも日本人の美学に合っているような気がします。
短い寿命だからこそ大切にしたいですね。
2009/3/19(木) 午前 9:33
アローマさん。
「桜」は何百年も生きると思っていました〜。
桜の名所が消えたのは、都会化のせいだと思っていました。
事実、各地には数百年も生き抜いた「桜」の巨木が存在します。
弘前の「桜」は手入れが行き届き、当面は大丈夫だとか・・・。
人間の努力次第かも〜。
2009/3/20(金) 午前 2:16
今日、NHKでちょうどこの話、取り上げてました。
全国の桜の75%が危機的状況とか・・・
観光地はやっと本格的に調査に乗り出した、と。
2009/5/19(火) 午後 5:31 [ pilopilo3658 ]
pilopilo3658さん。
戦後に植えられた桜が、寿命を迎えようとしています。
手入れをしていなかった「桜」は、今から慌てても助からないそうです・・・。
2009/5/20(水) 午前 0:26