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中学生の頃から、母親が嫌いでした。 夕飯に何が食べたい?と聞くから、 「スパゲティ」と言うと、 困ったように、 「スパゲキか・・・」 「違〜う。スパゲティ」 「ああ、スパゲッチな」 「違うよ〜。スパゲティ」 「判った、スパゲキな」 あきれて、話をしない事が多かった・・・。 ある時は 「あき・は・ばらに、行ってくる」と言うと 「あき・ば・はらか、気をつけていくんだよ」と言う。 「あ・き・は・ば・ら」と言って出かけて行った。 「そこのテイ字路は、車が多いから気を付けるんだよ」と言うから 「テイじゃなくてティだよ」と言っていた。 勉強も出来ず嫌いだったオラでも、母親の言葉にいつも呆れていた。 しかし、「清く・正しく・美しく」育ったオラは、社会に出てから大人たちの知識や歴史認識がバラバラなのに気が付いた。 そうか〜、歴史を学ぼう・・・。 思い立ったら行動が早いオラは、60巻はあったと思われる膨大な書籍、横山光輝の「三国志」を1夜にして読破したのだ〜。 それ以来、歴史書と思われるマンガを次々と読破した〜。 読んでいるうちに、ふと昔交わした母親との会話を思い出す事が多かった・・・。 山手線の「秋葉原駅」は、秋葉神社の有った場所で「あき・ば・はら」が正しい呼び方だった・・・。 当時、国鉄(JRの前身)のアホが「あき・は・ばら」とひらがなで駅名を書いてしまった為に間違いが定着してしまったのだ〜。 ちなみに「東京駅」も同じで、太政官公布令では「とうけい」(京の字の口が日)と定めたのだが、やはり国鉄のアホが「とうきょう」とひらがなで駅名を書いたので定着してしまった。 しかし、知識人は「とうけい」と言っていたので、外国からは日本の首都は「とうきょう」なのか「とうけい」なのかと質問が来たらしい。 これは「日本」の発音が「にほん」なのか「にっぽん」なのかで、近年まで揉めていたのと同じで、表音文字の国では大変な問題だった様です・・・。 テイ字路の問題もオラはアルファベットの「T」の形をした交差点だと思っていたのだが〜。 日露戦争の日本海海戦で「丁字作戦」があるように、甲、乙、丙、丁の「テイ」が正解だったのだ〜。 「失敗した〜!」 「あきばはら」にしろ「丁(テイ)字路」にしろ〜、 母の方が正解だったのだ・・・。 自分の間違いに気が付いたオラは、素直に母親に謝ろうとしたのだが〜。 すでに母親は、この世の人ではなかった・・・。 「噂を信じちゃ、いけないよ〜」 山本リンダの歌が身にしみた〜。 若い時に、しっかりと勉強しておくべきですね・・・。 |
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2009年03月13日
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