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◆組み紐


◆組紐
くみひも
糸あるいは糸の束を組合せてつくった紐。打ち紐とも呼ぶ。通常は絹糸などの繊維類を数本または数十本の単位とし,これを3単位以上そろえて,ある一定の方式 (組み方) に従って斜めに交差させ,細幅や丸い紐につくる。この交わり目を締めるために篦 (へら) で打込むことがあるので打ち紐の名が生れた。また,組み方の技法や配色によって唐組み,高麗組み,四つ組みなど 200以上の種類がある。古墳時代の馬具や刀装具,甲冑などに付着した遺品が発見されており,飛鳥・奈良時代の法隆寺,正倉院の遺品に中国,朝鮮伝来の組紐がみられる。用途としては,各種の工芸品,宗教用具,服飾品,調度,武具,芸能用具などに応用され,現在は広く趣味の工芸としても組まれている。
◆組紐
くみひも
1本以上、数十本をまとめて一つの単位(玉、条ともいう)とし、経糸(たていと)のみで組んだ紐をいう。偏平な紐を組むとき、糸の組み目を締めるために篦(へら)で打つので打紐(うちひも)ともいう。[原野光子]
種類
組紐は幅の狭い紐状のものをさすが、織紐や編紐に比べ、堅牢(けんろう)で伸縮性に富む。組紐は断面によって丸組、角組、平組に分けられる。最近は製紐(せいちゅう)機によって大量生産もされているが、装飾用の組紐は、組み目や色彩、さらに伸縮性や肌触りなどを重視するため、昔ながらの組台によって組まれるものが多い。[原野光子]
組具
組台には高(たか)台、綾竹(あやたけ)台、丸台、角台のほかに、唐組(からくみ)台、重打(しげうち)台、籠打(かごうち)台、内記(ないき)台、足打台、四つ打台などがある。
 高台は、木枠によって四角に組み立てられた台で、台上に座って組む。組台中央に固定させた糸の束を左右に分け、この糸を左右交互に移動させながら絡ませ、そのつど篦(へら)で、組み目を打って組んでいく。この台を小型にしたような台が綾竹台。高台同様、篦を使う。この台は、織物のような長尺ものを組むのに適している。
 丸台は「鏡」(円形の板の中央をくりぬいたもの)の大小によって、高台をはじめ他の台による組みと同じものが組める、利用範囲の広い台である。糸は錘玉(おもりたま)をつけて「鏡」の外側に垂らし、糸を移動させることによって、「鏡」の中央の穴から組み下げていく。これを組み下げ式という。角台はこれと反対で、四角い「鏡」の中央に大針を立て、ここに糸束を止め、針を中心に組み、組み進むにしたがって上へたぐり上げていく。こちらは組み上げ式とよぶ。丸台に比べて組み方の種類は少ないが、組み目が整うので柄(がら)出しに便利な台である。高台を除き、これらの組台は台を前に置いて座って組む。
 一般的な組台ではないが、特異なものには内記台がある。ハンドル回転を歯車に伝えて組ませる台で、江戸時代末期に考案されたという。製紐機のはしりであった。音がうるさいのでガチャ台ともよばれている。現在は、組台も、自動製紐機にコンピュータを組み入れる方式も試みられていて、実用も間近い。[原野光子]
歴史
組紐の原点である縄は、いまから1万年くらいも昔の遺跡から発掘されている。また、8000年前の縄文式土器に、三つ組や四つ組の縄の圧痕(あっこん)があるし、5世紀時代の古墳から出土した鎧(よろい)の威(おどし)糸は、8条の組紐であった。さらに、埴輪(はにわ)の帯や脚結(あゆい)の紐には、手のこんだ組み目が刻まれている。
 飛鳥(あすか)・奈良時代には、大陸の技術や技術者の渡来があったと思われる。正倉院に残る120条もの広幅の組紐は、色彩や技術からみて、その影響を受けているに違いない。組紐の著しい発展をみたのは平安時代であろう。衣冠束帯を着用するときの横刀(たち)を下げる平緒(ひらお)は、唐組とよばれる菱目(ひしめ)に組んだ帯状の組紐で、幅10センチメートル余、長さ4メートルに及ぶ。これを組むのに2年余、400条で組まれているという。ほかに、平組では厳島(いつくしま)神社や京都・神護(じんご)寺の経巻の紐、角組では大阪・四天王寺や中尊寺の懸守(かけもり)の紐などがあり、世界各国に伝わっている組紐技術のなかでも、わが国の組紐はずばぬけて高い水準にある。
 鎌倉初期の作とされる御嶽(みたけ)神社(東京都)宝物の鎧の胴締(どうじめ)(両面亀甲(きっこう))は、その複雑さでは組紐技術の頂点をなしているといわれる。そしてこれ以後、戦乱の影響もあり、じみな武具用として、量的な要求にこたえられるような組紐になっていった。室町時代になると、衣服の飾り紐や茶道具の紐、戸障子の取っ手の紐、髷(まげ)の結び紐など、しだいに日常生活用品として浸透していった。桃山時代に流行した丸組の名古屋帯は、日本国中に広まったという。
 江戸時代の組紐は、武士の刀の下げ緒と羽織の紐に代表されるが、ほかにも神仏の飾り紐、相撲の軍配や装束の紐、袋の括緒(くくりお)、箪笥(たんす)や鏡台など、至る所に用いられた。また、一般にも『糸組全書』『止戈枢要(しかすうよう)』など、組紐の技術書が書かれて広く流布した。
 明治になると武家そのものが崩壊したので、販路を新しく軍用と帯締にみいだした。軍服の肋骨とよばれた胸飾りや、らっぱの掛け紐、サーベルの刀緒など、需要は急速に拡大することになる。1882年(明治15)にはアメリカから16打(条)の製紐機が輸入された。一方、帯締はより高級化を求められ、工芸組紐としての道をたどることになる。1945年(昭和20)軍用を失ってからは、新たに産業用へ転進する。機械ベルト、電線の被覆、引き綱、医療用、ザイルや釣り糸などを開発、より量産化、自動化への道を歩んでいる。[原野光子]
産地
組紐の産地は古くは京都であった。平安末、武士の台頭によって崩壊した宮廷工房の職人たちが、京都に住み着いて独立したからである。やがて江戸に幕府が開かれると、職人たちも分かれて江戸に移り、明治になって、江戸から三重県の伊賀にその技術が移された。以後、この3地が組紐の中心となっている。現在、京都と伊賀の組紐は、国から伝統的工芸品に指定されている。わが国の組紐技法は、近年西欧への普及とともに、ベルトやネックレスなどにも用いられ、ファッション化していく反面、造型組物として、新しい工芸への道を開きつつある。[原野光子]
『原野光子著『組みひも』(1977・保育社)』
◆組紐の言及
【絣】より
しかし〈広東錦〉はその文様意匠が日本的でないこと,また技術的にも相当高度であること,さらにそうした技術が奈良時代以降の日本に根づいていないことなどから,渡来品であると考えられている。平安時代には絣糸を装束の平緒の唐組(からぐみ)などの組紐に使った例が認められる。室町時代中期以降になると絣糸による織物が熨斗目(のしめ)風な腰替りや,段文様の小袖などに見られるようになる。
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【ひも(紐)】より
細長く柔軟で,糸より太く,綱や帯より細いものをいい,物を縛ったり,貫いたり,垂らしたりするのに用いる。つる,樹皮,皮革,毛,布,糸,紙などを材料としてつくり,製作方法の相違によって組紐,織紐,編紐,裁(たち)紐,絎(くけ)紐,束(たば)ね紐などに分けられる。このほかにこよりや縄も広義の紐の中に含められる。
 
◆かすり【絣】
織る前にあらかじめ文様にしたがって染め分けた糸(絣糸)を用いて織り上げた模様織物。
製織の技術そのものは単純な平織であっても,経糸(たていと)に絣糸を用いた〈経絣〉,あるいは緯糸(よこいと)に絣糸を用いた〈緯絣〉,
また経・緯両方に絣糸を用いた〈経緯絣〉によって多様な文様を織り出すことができる。
このため古くから世界の各地で行われた。
日本での〈かすり〉という名称は,織り出された文様の輪郭が絣糸の乱れによって,かすれたように見えることから名づけられたとされている。
◆かすり【絣】
加寿利、飛白、纃などの字に書くこともあるが、現在では「絣」をあてるのが普通である。この絣とは、模様がかすったようになることからつけられたという説と、琉球(りゅうきゅう)絣をカシィリィということから、これが語源であるとする説とがあるが、まだいずれとも確言しうるに至っていない。
欧文表記としてはインドネシア語のイカットikatをそのままあてている。
技法からみると、防染技法による模様染めの一つであり、糸の段階で部分的に染色したのち織り上げ、その後模様を表すものである。
 絣の起源は、インドの所産といわれているが、古い時代の遺品が少ないため、なんとも確言しがたい。ただインドのアジャンタ壁画のうち、7世紀ごろの天井壁画のなかに、着衣の模様に絣らしいものがみられること、日本でも法隆寺裂(ぎれ)に、太子間道(たいしかんどう)(広東錦(カントンにしき)ともいう)といわれる経(たて)絣があって、古くから絣が使われていたことを物語っている。
この技法がインドから各地へ伝播(でんぱ)したものか、独立的に発生したかは不明であるが、エジプト、ペルシア、インドネシア、メキシコ、ペルーなど世界各地に特色のある絣を生んだ。
とくに東南アジアのイカット(絣)はよく知られている。日本では、中世から近世にかけて、段染め、手綱(たづな)染め、熨斗目(のしめ)という大きくだんだらに染める方法がとられ、単純化の方向へと進んだが、近世中期ごろから庶民の間に普及した木綿とともに絣技法が展開していった。
その伝播経路は、南方の琉球からしだいに北上していき、それが各地の木綿生産地に伝わった。
この展開過程において、絹・麻系統へも摂取されたし、初め簡単な十字、霰(あられ)などの模様であったものが、しだいに複雑な絵絣まで織り出すこととなった。
その最盛期は比較的新しく、明治時代に入ってからである。
 絣は大別して、防染によるものと捺染(なっせん)によるものとに分けられる。
また構成糸の染色方法により、経(たて)絣、緯(よこ)絣(緯総(よこそう)絣)、経緯絣に分けられる。
絣糸をつくる方法は、表出される図柄の違いや、各地の生産事情により異なるが、麻糸・綿糸(合繊糸をも含む)などで、まえもって絣つけした部分をくくる「手くびり」、締(しめ)機を使い、織物の緯糸を防染する部分だけ堅く織りつける「織締(おりしめ)」、文様を彫り込んだ2枚の板の間に絣糸を入れて防染する「板締(いたじめ)」がある。
また、絣は防染技法を伴っているという原則からは外れるが、経糸あるいは緯糸を仮織りした布面に型染めし、それを織る方法がある。
そのうち経糸に捺染したものは「解織(ほぐしおり)」という。
同じように絣つけをしたのち、刷毛(はけ)、ブラシ、ときには簡単な絣つけ道具で染料を摺(す)り込み絣をつけるものを「摺り込み絣」という。
最近の染色技術は、織物の上に絣柄をそのまま捺染でき、外観上なんら絣と変わらないものまでつくりだせるので、追加される技法かもしれない。
 絣の文様は、染色技法に制約を受けて輪郭部分は、いわゆる絣あしというぼやけたものとなり、独特の雅味を呈するのが特徴である。
経あるいは緯、そして経緯の絣糸を製織により文様構成させるので、単純な霰のようなものから、十字、井桁(いげた)、亀甲(きっこう)、矢柄、模様絣(絵絣)など種類が多い。
経緯絣のように柄合わせのむずかしい複雑な絣は、インドネシア、バリ島のグリンシンにもみられるが、日本の各地に多くつくられた。
世界各地にみられるものは、イカットのように経絣のものが多く、その地域独自の民族的特徴をもつ図柄を表現している。
 現代における絣の主要な生産地はインド、インドネシア、グアテマラで、その伝統は失われていない。
日本の絣の生産は、木綿の生産地におこり、絹、麻、絹綿交織へと展開した。
したがって綿では久留米絣(くるめがすり)、伊予絣、備後絣(びんごかすり)など、絹では琉球絣、結城紬(ゆうきつむぎ)、大島紬などがあり、また麻では越後上布(えちごじょうふ)(小千谷縮(おぢやちぢみ))、能登(のと)上布などにみられる。
 用途は、発展理由からみて庶民の衣料として普及し、明治から大正にかけて着尺地に盛んに使われたが、最近では紺絣は農家の仕事着に限定され、複雑な絣柄は高級品に使われ、用途も分化している。
しかし絣はあくまでも普段着であり、正式の着物とはなりえない。[角山幸洋]
 
◆かすり【絣】
世界各地の〈絣〉を総称する用語。語源はマレー語の〈縛る〉とか〈括(くく)る〉を意味するムンイカットmengikatである。
 
◆組み紐の作り方
http://kumihimo-asobi.com/?mode=f2
組み紐は、誰でも簡単にお手軽に楽しんでいただける伝統的な遊びです。
 基本をしっかりマスターすれば、自分だけのオリジナルもどんどん作れます。
ぜひ一度チャレンジしてみてください。
もちろん、基本からキチンと習いたいという方のために教室や講座などもご紹介していますので、そちらにもぜひ足を運んでみてください。
◆「君の名は。」三葉の組紐の簡単な作り方!?厚紙で挑戦  | 物語を追いかけて
https://yuemoon.blue/archives/4655
映画「君の名は。」を観て、三葉が作っていた組紐を自分も作ってみたい!と思いました。
本格的な組紐づくりに必要なお道具は結構お高いのですが、手芸店で手軽に購入できる「組紐プレート」を使って作ってみました。
こちらは
http://tohoanimationstore.com/shop/g/gTASG00231/
東宝公式ストアサイトに掲載されている「君の名は。組紐」です。
 細かい模様まで完全再現されています!
 さすが伝統工芸品、美しいですね。
そしてお値段はなんとびっくり¥12,000(税込)!!
映画を観て感動した思い出に購入するにはかなりお高い。
 では自分で作ろう!
【組紐とは】
 組紐の歴史は古く、衣冠装束の組紐や武具甲冑の紐など様々に使われてきました。
 美しい絹糸は組台の上を行き来しながら一本の組紐へと姿を変えます。
 そして、組紐は伸縮性に優れ、結びやすく緩みにくいという特性を持ちます。
 
◆組紐の簡単な編み方:厚紙で組紐ディスクから作ってみよう! | いろんな雑貨の作り方 | STUDIO PACOT 手作り小箱と雑貨たち
http://studiopacot.com/diy-tutorials/making-kumihimo-with-a-round-cardboard/
みなさん、小学生くらいで、刺しゅう糸を使ってミサンガとかプロミスリングづくりにはまったことはありますか?
今日は、それと似たような感覚で、簡単にできる組紐の作り方を解説していきます。
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ハマナカ 組ひもディスク H205-568
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かわいい組ひもの教科書: はじめてでもかんたんにつくれる 50通りの組み方とアクセサリーのつくり方
 
総額: ¥3,603
ポイントの合計: 49pt (1%)
3点
これらの商品のうちの1つが他の商品より先に発送されます。

対象商品:オリムパス製絲 組みひも クミッキーキット Star(ブルー) KM-3 ¥1,296
ハマナカ 組ひもディスク H205-568 ¥687
かわいい組ひもの教科書: はじめてでもかんたんにつくれる 50通りの組み方とアクセサリーのつくり方 - 多田 牧子 単行本(ソフトカバー) ¥1,620

◆組紐道具 : シキのブログ
http://shikiprime.cocolog-nifty.com/kumihimo/shiki1.html
私は、組紐は、丸台で作っています。
丸台、玉糸、重り、刺繍糸で、作成しています。
準備には、時間は掛かりますが、組む時間、組紐の出来映えは、
丸台を使うと、綺麗に早く、出来上がります。
複雑な配列、複雑な組み方の物にしなければ、
比較的楽に、組紐を作ることが出来ると思います。
組紐の種類は、様々ですが、昔から組まれているもの、
比較的新しい組み方の物など、多岐にわたります。
一つの組み方で、配色を変えることで、多様な柄を、作ることが出来ます。
これから、始めたいという方は、ご紹介した多田牧子さんの書籍を参考にされると、
一通りの組紐の作成方法が紹介されています。ご参照下さい。
よろしくお願いします。

 
◆オーダーメイドの組紐屋 彩組 〜Ayakumi〜
http://ayakumi.com/kumihimo_goods/
組紐関連情報
組紐に興味があってもどう始めていいかわからない方も多いのではないでしょうか?
ここでは組紐を組むのに必要な本、道具、材料等を紹介していきたいと思います。
 最近では初心者向けの本も出てきましたので、教室やワークショップに通わなくても簡単に組紐が始められるようになりました。
初心者におすすめの本
まずはこれから組紐を始める方におすすめしたい本をご紹介します。
『かわいい組紐の教科書』 多田牧子
 組紐ディスク、組紐プレートを使って簡単に組める50通りの組み方とアクセサリの作り方が紹介されています。組紐をはじめる始めの一歩におすすめの本です。

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