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光化学スモッグは中国原因」裏付け…九大などシミュレーション
... 九州大応用力学研究所(福岡県春日市)と国立環境研究所(茨城県つくば市)は16日、九州から東日本にかけて8〜9日に観測された光化学スモッグは、中国大陸東岸で発生した大気汚染が主原因とするシミュレーション結果を発表した。日本の光化学スモッグは、経済発展が著しい中国で排出された汚染大気に起因するとの見方が強く、それを裏付ける結果となった。
光化学スモッグを起こす光化学オキシダントは、工場の煙や自動車の排ガスに含まれる窒素酸化物などが紫外線で化学反応を起こして発生する。オゾンが主成分で、濃度が高くなると、のどが痛んだり目に刺激を感じたりする。
シミュレーションでは、アジア各国、各都市の大気汚染物質の排出量をエネルギー消費量や自動車台数などから推計。風向、風速などの気象条件と合わせ、高濃度オゾン域の形成と移動の様子を解析した。
その結果、7〜9日、中国東部の東シナ海にある高気圧の北側で吹いていた西風の影響で、汚染大気が大陸東岸から東へ流出。朝鮮半島南部を経て、日本の広い範囲に高濃度オゾン域が形成される様子が再現された。
...韓国や日本の汚染大気もオゾン濃度を引き上げる要因となっており、シミュレーションは実際に観測されたオゾン濃度の分布とほぼ一致したという。
九大の鵜野伊津志教授は「光化学スモッグの発生予報も技術的には可能。中国や韓国と協力し、対策を練る必要がある」と話している。
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/ne_07051704.htm
yomiuri onlineより
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