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大好きなプラモデル屋さんが、この春いっぱいでお店をやめてしまうそうだ。
ご主人の健康上の理由だそうである。
ここ何年も行っていなかったので、矢も楯もたまらず行ってみたら、あの雑然とした店内があっけないほどスッキリしていた。
あのころから増えているものは何もなくて、あったはずのものがなくなっている、そんなスカスカ感だ。
店先で潰されて日に灼け、判読できないほど退色したパッケージ。ふやけて乾いて、またふやけて、クルックルにカールした水転写シール。
あのプラモデルは、いったい何のプラモデルだったんだろう。どこにいってしまったんだろう。
何時行ってもよりどりみどりだったはずのイデオンプラモは、今日はアブゾノールが一個あったきりだった。
まばらになった棚の武者ガンダムか何か、そのにぎやかな色づかいのパッケージが、今日はなんだか空回りしている。
ショーウインドーに飾られた完成品たちも、前来たときよりも白っぽく、寒々と感じた。
ガンプラでなければプラモデルじゃない、という時代にあって、いまでこそB級だのパチモンだのと珍重されているあれやこれやがなにかしら、何時行ってもあったんである。奇跡のようなお店だった。
ご主人いわく
「プラモデル・マニアって人はネ、不思議なんだけどもみんなね、『こんなプラモ、俺しか買わない』って思ってるみたいなんですよ。」
だから2度目に来たときに、この前自分が買わなかったのがつぎ来てみて売れてると「そりゃもう驚く」んだそうです。
ばれてたかー、という気持ちになった。
と同時に、私の狙っていたプラモデルを買っていった、顔を合わせたこともない誰かと握手でもしたいような気持ちになった。
いろいろ吟味して、そのお店に一番お世話になってた頃のプラモ、1/100ガンダムダブルエックスなんかを買って帰ったのだった。
あのお店で買った、という思い出自体がすでにコレクションのようなものである。
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とっても立派なブログですね。
参考にさせて頂きますね。
また、お伺いしま〜す。
2008/4/11(金) 午前 11:45 [ 山本かおり@元アナウンサー ]