きものを愛する和服仕立て人の・・・毎日

京都で修行をし、1985年全国和裁技術コンクールで最優秀賞を受賞。 現在、全国からの依頼をお受けしています。

和裁教室♪

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出張和裁教室、無事終了しました。
このブログの古くからのファンの方や一ヶ月前に偶然に私の教室のことを知り、問い合わせくださった方がたの参加でした。

着物の袖をきちんとおさらいし、それを見本として残しておきたい方。
袷の着物を私(ひさえ)のやり方で、一から始める方。
長身の自分の為に、いろいろな身丈の足し接ぎの方法を学びたい方。
皆さん思いはそれぞれです。

初対面でありながらも、お互いの和裁歴や着物の話に花が咲いていましたよ。その様子を思い出すと、和裁ってマイナーなんかじゃない。まだまだこれからがある技術だ!なんて思った私です。

遠方から3泊4日というスケジュールで、連日参加し、どうしても教わりたい。と言っていたSさんは大満足の笑顔で帰って行きました。


部分縫い。
これだけを知りたい。
一からやりたい。
他所での和裁経歴があっても構いません。
何か?と思うことがあれば、HPよりお問い合わせください。

和裁大好き! 着物大好き! 皆さんのお役に立てる教室をこれからも続けて行きます。


次回は、6月頃の予定です。

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昨年秋の関東出張の和裁教室を受けてくださった方は、その授業で習得した技術でお仕事を増やしています。その方のブログ記事の紹介です。

プロであれば今更人に何かの教えを乞うといことは、なかなかできないものです。
自身の仕事に誇りを持つからこそ、お代をいただく仕事をしています。プロの方の授業内容や個人名は公表、口外することはございません。今回の記事公開は、ご本人様から了解を得ております。



授業を受けてくださったプロの仕立て屋おおわたりさんのブログ記事をご覧ください。



おおわたりさんは、この道30数年。そのお仕事ぶりは、丁寧誠実。豊な知識と確かな技術をお持ちです。和服仕立て人ひさえが推薦紹介させていただきます。

以下は、おおわたりさんのブログです。その時の授業内容の記事をコピーしたものです。*一部スマートフォンからの閲覧の時、画像が表示されません。その場合、画像が表示されているであろう四角い枠の中でタップしてみて下さい。別画面で画像が現れます。

【長羽織*接ぎの目立たない羽織衿】

昨日 仁井ひさえ先生の

きものから再生の長羽織の授業を受けました。

接ぎが目立たない羽織衿 

きれいに仕上げるコツを教えて頂きやはり見ただけでは解らない 

     *必見ですよ!

http://blog-imgs-91-origin.fc2.com/k/i/m/kimonositateya/P1010782.jpg


大事なのは羽織衿の接ぎ。

ここがポイント!

今回はきもののかけ衿と地衿を接いで芯を入れて作ります。 

この辺は再生に使うきものによって違ってきますね。

なんとか衿を折ったのでこれから身ごろに付けます。


いろいろ和裁の話を交え

楽しく学ぶ事ができました。



この日 ひさえ先生のお召し物が素敵でした。

写真を撮り忘れ残念!

*真綿入り長羽織。 中には矢絣柄きもの風の服は

きものっこさんの作品 「tantankimono」 。


わたしも作ってみたくなりました(*^_^*)。







【長羽織完成*初自撮り】

長羽織 完成しました。

洋服の上ですが・・・初めての自撮り。

仁井ひさえ先生から伝授して頂いた仕立て方。 

きものからの再生で長羽織を仕立てました。

羽織衿は背中心で接ぎを入れるのではなくて

「ち」もしくは「ち」から2㎝下くらいで接ぎを入れます。

 ・「ち」とは羽織紐を付けるところ。

身ごろにもポイントがあります。

裾が広がらず スッキリ!  (わたしのサイズLLですが・・・)


http://blog-imgs-91-origin.fc2.com/k/i/m/kimonositateya/P1010796.jpg



羽織衿をきれいに仕上げるポイントは○で囲ったところ。

 * 接いだところがまっすぐになるようにする。

 * 縫込みは厚みを感じさせないコツがあります。

この生地の場合厚みがあったのでつり合いが難しく

何度も縫い直しました。

http://blog-imgs-91-origin.fc2.com/k/i/m/kimonositateya/P1010799_20161107190657541.jpg


羽織は洋服でいえばカーディガン。

よそのお宅に伺った時コートは脱ぎますが

羽織は着たままで良いですね。


きもので着ていたけれど気分を変えて、

柄が派手に思えて手を通さずいたきものを羽織にするのはいかがですか。


今風に長めの身丈にするのがおすすめです。

長羽織を楽しみましょう(*^_^*)。



【きものから長羽織を仕立てました】

きものから長羽織に仕立て直ししました。

仁井ひさえ先生】から教わった長羽織の仕立て方です。

きものから羽織を作る時は衿の背中心で接ぎが入るのが普通と思っていましたが

背中心に接ぎは入れずに目立たないところに接ぎをして仕立てます。

一枚目は自分用に仕立て、洋服の上にも着たいので

袖丈は1尺。 袖丸みは船底。

まちは付けずポケットを付けました。  【長羽織


今回 2枚目に仕立てましたのは都内にお住まいのKさまの長羽織です。

若い頃からおきものを着る機会が多くあったのですが

このきものは着用すること無く、しつけが付いたまま数年経過。

「コートか羽織にでも直すといいかしら」 と相談を受けたので

「是非、長羽織にしましょう」 と提案させて頂きました。

たくさんある中から選んだ羽織裏は薄いピンク色。

表地と調和がとれてとても良い感じになっています。


http://blog-imgs-91-origin.fc2.com/k/i/m/kimonositateya/P1010877.jpg




ここは羽織紐を付ける [ち] のところ。

ここに接ぎをしています。

柄があるので分かりにくいでしょう。

http://blog-imgs-91-origin.fc2.com/k/i/m/kimonositateya/P1010878.jpg


基本形でマチを付けて

前下がり8分付けています。

http://blog-imgs-91-origin.fc2.com/k/i/m/kimonositateya/P1010880.jpg




きものから長羽織仕立て直すときの注意点として1つ。

後ろ身頃の内揚げの印(折スジ)は残らないほうが良いですね。

また隠れていた揚げの縫い代の色と表地の色が違っているとか。

羽織の後ろは大事。



1枚目も2枚目も着用していなかった為か色あせは無く

スジも私が消せる程度でした。

衿はかけ衿と地衿を使いますが多少キズがあっても

長羽織を仕立てるとき、衽分の生地は使わずに残るので

衽分のきれいなところも使えます。

これでタンスで眠っていたおきものが1枚活かされますね。

昨日 Kさまに長羽織をお送りしまして、今日到着のお知らせ頂きました。

今年の仕事納めになります。




皆さま 

【仕立て屋*おおわたり】のブログをご覧頂いきましてありがとうございます。

ただパソコンに向かって和裁について掲載していくなかで

コメントを頂いたり。

きものイベントで声をかけて頂いたり。

お電話を頂いたりするなか改めて
 
観て頂いているのだと身が引き締まる想いでした。

一つひとつお伝える事により私自身が学んでいるつもりでおります。

こういう風にゆるりといきますが

これからもどうぞよろしくお願い致します。

皆さま 良い年をお迎え下さい。



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羽織がブームです。

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昭和のビンテージ羽織を洗い張りし、長羽織に挑戦している方。

昭和の染めの素晴らしい羽織の身丈直しをしている方。



この教室も10年めに入ります。このお二人は、初めからずっと続いています。教本もカリキュラムも何もありません。ご自分のやりたいことから始め、運針は元より止めひとつにも納得する仕上げにはなかなかたどりつけませんでした。こつこつと積み重ねていくうちに、技術はあがり、知識も豊富になりました。今では多岐にわたり応用が利くほどに。

今回、長羽織をお仕立ての方は、私が考案した羽織の衿の新しい技術に挑戦です。仕上がった様からは想像できない難しさを伝えることができるか?私もちょっと不安です。来週は、いよいよ衿作りです。

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漆糸など金銀糸の織り柄が今では貴重なものです。昭和着物のビンテージものは、日本の誇れる絹の文化です。モダンな黒羽織に仕上げたいですね。
この裏地は、これまた昭和の型染め小紋の着物。
贅沢な逸品の仕上がりにご期待ください。




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今年最後の和裁教室 

今年は いろんなことが重なって お休みをいただくことが多かった教室ですが、12月14日無事終わりました。





いくつか仕上がっているものがあったのですが、 撮り忘れです。

画像として残っていたものをいくつか ・・・



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綸子の型染小紋 ・・・ 画像には見えにくいですが 鮫小紋です。

現代では あまり見ることもない 昭和の良き時代のものです。

これは 無地感覚で着こなすことができます。

とても良い仕上がりです。



この方の次の仕立ては ・・・

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無地ですが、織り柄が上前にある附下調のものです。












別の方は

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こちらは 大島 

こちらも 今では貴重な柄です。

バラ(ざる)柄の織です。 もちろん泥染めですよ。

生地質は 柔らかくとても軽いです。

軽いついでに 胴抜き仕立てにしました。

地球温暖化の近年 5月頃でも 涼しい顔をして着られます。





次の作品は ・・・


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紬ですが 今度はしっかりした張りのある織地なので 先の大島ほど難しくないでしょう。




お二人とも 気づけばもう何年?という経歴です。


時間がかかっても 自分で仕上げた着物が 増えていくのは 楽しいご様子です。




また別の方は ・・・

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絹の裾除けです。

昔の錦紗縮緬?の訪問着の生地です。

布巾も狭く、身頃部分しか残っていなかったので、裾除けにしました。

裾除けというより、二部式襦袢の下衣と、いうべきですね。<m(__)m>


最後の晒し付けですね。

新年には これが活躍しそうです。


この方、いつも着物で、お越しくださいます。

この日も 亡きお母様の単ウールをお召しです。

上に羽織っているのは、アンティークな羽織の袖を外したもの

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本当は 自分サイズの羽織にしたかったのですが、これまた布巾が狭く、生地も所々薄くなって限界でした。

気に入って購入したものだから捨てるには、心が悲しくなるので

 こんな形で  「 色 と とろんとした生地質感 」 を楽しんでいます。




現在 教室は 3人の生徒さん。

それぞれ皆さん、自分の思うものを楽しんでいらっしゃいます。



 来年も 楽しい教室を よろしくお願いいたします。



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生徒さんが仕上げたコートです。  ( 仕上がったばかりで 袖に引き糸が付いたままでした。<m(__)m> )

絵羽織りからの再生です。

洗い張り済のものを頂いたそうですが、マチと袖口布がありませんでした。

長いコートにしたいという要望に どんな衿型にしようかと色々工夫しました。

絵羽柄があるのでそれを無視するわけにはいきません

羽織の衿布から必要なものをどう工夫して捻出するか。


竪衿付の着物衿型に決めました。

竪衿を 「 かぎ衽裁ち 」 「 うば衽裁ち 」 にしました

竪衿の柄は合わせられません。 

これをここへ詳しく説明はまたの機会に。


コートの仕上がり身丈は 2尺8寸

羽織の衿布巾を2寸8分ほど欠きます。(裁ち落す) 

それで袖口布と着物衿の小衿を作る。

小衿を優先して取ると 袖口布は通常の巾半分になるでしょう。

衿巾の残り7寸巾のものを 竪衿 ( かぎ衽裁ち ・・・ 竪衿丈×2よりも短い ) にする。

竪衿の裏は 羽裏などのあまり布を足し接ぎます。


「 かぎ衽裁ち 」 とは、上前竪衿が2枚できるわけですが、下前の竪衿は折りつまむ接ができます。

そこは着たときには隠れます。

出来上がるまでは、大丈夫かしら?なんて不安でしたが、こうして着あがってみると、

「 素敵! 」 の声しか出ません。


カメラマンの腕が悪くて その素晴らしさが伝えられないのが とっても残念。


結び紐は共布ではできなかったので、今回市販のものを購入。

アクセントになって これも素敵ですね。

内紐は 「 ひさえ紐 」です。  ・・・  http://blogs.yahoo.co.jp/wafukukoubouhisae/53236080.html

前から見た衿元はすっきりピタッと決まっていますが 後ろ身巾にはゆとりがあります。

着物を着て帯があっても十分な仕上がりです。



これだけしかないと手にしたものでも 工夫次第で蘇り 形になる。

あなたの周りでも 再生できるものはまだまだあるかもしれません。






このコートに 約半年かかってしまいました。 ( 年末年始が入っているので・・・)

でも仕上がって 大満足のご本人。

次は 全く別なものを考えていましたが、これと同じ生地味の黒絵羽織の洗い張り物があることを思い出され

やっぱりそれでしょう!っと私。

この生地って 針が進みにくい。

今この勢いでやらなきゃ二度とかかれない。

次は全部揃っているそうだから、デザインには悩まないかな。

次週からまた始まります。







また別の生徒さん



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これは懐かしい大島です。

アンティーク好きにはたまらない!



洗い張りの接ぎ糸を解き、 八掛け(裾回し)を決め 裏絹も揃え 

来週から始まります。





新しい春です。











教室の外では

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雨に濡れた春の花。







満開の桜を しみじみ眺め ふぅ〜〜っと 深呼吸をした私。









これからも 生徒さんの再生へ挑戦は続きます。

お楽しみに。



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