きものを愛する和服仕立て人の・・・毎日

京都で修行をし、1985年全国和裁技術コンクールで最優秀賞を受賞。 現在、全国からの依頼をお受けしています。

和裁教室♪

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今夜も和裁教室でした。


早く眠りたいとは思いつつも 教室の終わりに戴く美味しいコーヒーやお抹茶が頭を冴えさせます。

以前は 夜中のコーヒーくらい平気でしたが、最近、コーヒーを全くと言っていいほど口にしなくなりました。

お茶すらも口にすることがなくなりました。

ただ ひたすら お水ばかりです。

好きなはずのアルコールも減りましたね。 

たまに外で戴く生ビールの味に格別な喜びを感じるようになりました。(やっぱりこれは止められないみたいです・・・笑)

そんな毎日だから、たまのカフェインが応えるのでしょうね。・・・と、言い訳。笑


と、と、と、と・・・・話がそれましたね。

元へ。

だから今夜は記事を。


今夜の和裁教室は いつもどおり和やかにそれぞれが楽しんでいました。

思えば、ここ数週間教室の記事を書いていませんね。<(_ _)>

三人三様それぞれのことを 簡単な記事にすることは出来ますが、やはりそれぞれの拘りを記事に書きたかったので、いつもまた今度って見送ってしまっていました。

全て書こうとするから前へ進めない。・・・今日は 一つだけに。

生紬の単の記事にします。

今月に入ってから 衿付けに取り掛かっています。

今回は 広衿に挑戦です。

今まで仕上げた単(ひとえ)着物は 全てバチ衿でした。

広衿というのは 衿に裏生地もつきます。

その付け方は 袷の着物とはまた違った独特のものがあります。

裏衿 云々よりも まず掛け衿の掛け方(回しかけ)を理解するのが、ちょっと大変かな。

衿丈を決め 掛け衿の回しがけをうんと考えながら衿の準備だけで 1回の教室が終わりました。

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そして、衿を身頃に付ける。 これだけでまた1回の教室が終わりました。

教室1回は この方は 日にもよりますが、3時間から3時間半くらい。


そして 今日は 付いた衿にこてを当てました。 こて当ては裏から 平ごてです。

衿のキセを手で探りながらのこて当ては、大変です。

特に掛け衿のキセを意識しながらはもっと大変かな。

そして、衿先を作り、衿を納める。

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洋服は必要な分だけ縫い代を残して余分なものは切り捨てますが、着物はそれをしません。

着物を解いた時に 断ち切りを繋ぎ合わせれば元の反物に戻ります。

そこが着物の「エコ」と言われる所以であります。

この余分なものである沢山の物を何の滞りもなく、着るときの邪魔にもならないようにきちんと且つ美しく納めていくのは 難しいです。

画像は 衿の真ん中辺りの納めの様子です。

バチ衿では まず真ん中から納めていきますが、広衿は 流れ(衿先から剣先まで)から納めていきます。

真ん中は 最後です。

そのコツや 注意点は またの機会に記事にさせていただきます。

今夜は 衿くけの針を打ち、くけの途中で終了しましたが、次回までにくけあがってくるでしょう。

いよいよ次回 袖付け、広衿に必要な引き糸・・・こまごまとした仕上げをして完成です。

秋の単の時期に間に合いましたね。

着るのが楽しみです♪









今日 出会った言葉。

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・・・出会ったお花。 ・・・懐かしく昭和を重ねてしまいます。

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「帳面をとる。」

81歳の生徒さんは、2組目のお袖の振りに難儀しながらも何とか仕上げ、いよいよ身頃です。


1枚目画像は 2組目の袖の袖口です。
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袖丸です。 躾の掛け方は ご自分のお好みで。(私の躾はシンプルです。)
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いよいよ身頃のへら引き。
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袖の時もそうでしたが、聞き知ったことをすぐ実践し、その後寸法書きに覚え書きまとめます。
そこまでは どなたも同じです。

でもこの方は その後 家で何度も何度も頭の中で繰り返すそうです。
頭の中だけでは まとまらないときや手勝手の難しいものは それに似たものを実際にやってみるそうです。

私達は 「ノートする。」とか「メモする。」とか言いますよね。
この方の世代は 「帳面する。」って。
同じ意味で使っている言葉でも 随分と受ける印象は違ってきます。
「帳面する。」っていうと、中身が濃く、書いた本人が自分で理解し尽したものがまとめられている印象を受けます。
事実、頭の中で何度も反復するほどですから、それをまとめた帳面なるものはそのものですね。
技術的なことは これから何枚か仕上げていくうちに身についていきます。
これからが 楽しみでもありますが、こちらとしては本当に頭の下がる思いです。





生紬の方は 裾です。 
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裾の第一線を決めてから 嵩張る縫い代を処理し (だからといって切り落としてはいけません) 仕上げの折巾をまとめていきます。
裾線をいかに見極めるかで仕上がりは 随分違ってきます。
袷も単も同じですね。





銘仙の再生で対丈着物を仕上げている方も 裾です。
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単(ひとえ)の方々は この夏一度でもお袖を通すことが出来るよう頑張っています。
着姿 拝見できるといいですね。







今日のお花は ・・・ 。
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余談
2枚目の着物の柄の「毘沙門亀甲」を見れば、誰のものかがお分かりかと。
そう! 私の着物です。 これは 再生着物です。
前の持ち主さんが すごくお気に入りだったらしく 再度の再生痕があります。
落ちない汚れは勿論 色焼けもかなりのもの。   
でもね。 それだけ着込んだものは、紬でも生地は柔らかく軽いのです。
まるで上質の結城紬のようです。
身丈も足りないので 接ぎをしていつか形にしようと温めていました。(温めっ放しのものがどれだけ・・・笑)

自分で仕立てるつもりだったので 裏生地も有り合わせで。
今思えば 縫い難い生地だったかも知れません。
この生徒さんは 振りを何度も縫い直していました。

ゆっくりと進めながらも今度の袷の時期には仕上がるのではと期待しています。
今から 帯や小物(大した物はありませんが)を何にしようと楽しみです。
素敵な姿? お披露目したいですぅ〜。笑♪









では、また。

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和裁教室 袖完成!

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先日の和裁教室はいつものように 粛々と進みました。

とは言え、それなりに世間話と共に笑い声も・・・♪

81歳の方の進み具合はといえば、

圧しをしてあったお袖の振りを縫い、「袖完成」

急ぐものではないので、ゆっくりじっくりです。

ご本人も 一つ一つ注意すべき点を書き残し、次のものはわかるところまで自分でこなして来るおつもりです。

今回の「振り縫い」では、へらの寸法を覚え なぜそのような寸法でへらを引くのかご自分なりに頭の中を整理しているご様子でした。

出来上がった「振り」を見て、「なるほど」と頷いていらっしゃいました。

まだまだ完成度は?ですが(私が厳しすぎる!)裏生地が吹き出ていないだけご本人は満足しておられました。


どの部位を仕上げるにも、まず「へら」を正確にひく。

これが一番の課題です。

何気なくへら引きをしてきた今までとは 其処が違うとご本人がおっしゃいます。

「 1分 」(いちぶ)ではなく その半分の 「 5厘 」(ごりん)です。

それを引き分けるのです。 5厘くらいなら へらつけそのものの巾であったりします。

その厳しさを身をもって体験し、実感すると、へらの引き方一つも重要になってきます。

へらの握り方 さしへのへらの当て方・・・・。


縫いは 正確に 真直ぐが基本です。  それは ゆっくりでも良いのです。

中身がいい加減のものは 後からどうにもなりません。

たとえその場は 誤魔化されても 時間が経過すると現れます。




以前の記事です。

「過去の仕事 … 変わりない存在」 … http://blogs.yahoo.co.jp/wafukukoubouhisae/40439452.html

 



この方は 袷着物10枚が目標のようです。

「どれだけ(歳月が)かかるかしら?」 「元気なうちにやり遂げたい・・・」 「もう5年早かったら・・・」が 最近の口癖(ご本人は独り言のつもり)です。


私達も 「いつまでもお元気でいて欲しい」想いがいっぱいです。

私達周りのものは この方の姿勢に いつも励まされます。



私自身 このところ季節感も無く、時間の早さに ただただあせるばかりで この方に刺激されます。


次回までに 次の「 袖の回しがけ 」まで縫ってきます。



それでは、また。

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7月2日の和裁教室

今日は 久しぶりに雨も上がり 爽やかな風薫る一日となりました。

夕方から 夜にかけては 肌寒いくらいでしたよ。( ・・・私だけかな。笑 )


教室は 皆 真剣に取り組み それぞれに 一歩 二歩 ・・・ と、前進です。

 


生紬(なまつむぎ)の単(ひとえ)の方は 衽(おくみ)の額縁(がくぶち)を作り 立て褄のくけ。 脇縫い。

次回までに 脇・衽の立て縫いとくけを仕上げてきます。( 多分・・・ )

  


例の光沢のある紬に見える・・・多分 銘仙(めいせん)の方は 同じく単なのですが、身丈に足し布をしても

思い通りの寸法に納まらないので 対丈で着る方向へ見積もり変更。

袖は 出来上がっているので 袖の柄を見ながら身頃の「天」の位置決め。

何度も繰り回しながら やっと決まり、衽の柄も納まり 額縁から始りました。

そこらあたりで 本日終了。
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反物から裁ちはじめる苦労もわかっていますが、再生着物で裁ってあれば、あったで 

柄や寸法をそろえていくのが大変なことを今回のことで つくづくと感じたようです。




10本の帯を終え、袷着物にかかった81歳の生徒さんは お袖の続きです。

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今日は 両振りの手前まで。

前回の紬の急ぎものの時には お袖は お任せでした。

今回 一つ一つゆっくりと ・ ・ ・ 念願の袖口の納まりにもご本人は・・・。

今までなら 続きを出来るところまで( と、言っても 我流で・・ご本人もそれを認めています ) 

やってきてしまう勢いでしたが、今回からは 「我流は 一切しない」と、決めているらしく、

両袖振りの縫いの前で 圧しをして 置いて帰られました。

今回 袖口最後の仕上げのこては 私がしました。

こての握り方 当て方をじっくり見ていただくためです。

でも そのこてを当てる前の段階から ご自分の目で見て ご自分の以前の仕上がりとの違いを確認しています。

つまり こてを当てる前から 違いがご自分の目に見えていたのです。

次回の振り縫いも 楽しみにされています。

両袖が仕上がれば その身頃にかかるのですが 今回は 続けて別の着物のお袖にかかります。

同じ事を続けてかかるほうが 良いに決まっています。

その材料も 用意しました。

帯の時のように 先走りせず ゆっくり・ゆっくり 進めていく覚悟を決めているご様子。

私も 頑張らねば。(*^_^*)



ここまで書くと 皆 「口をへの字」にして 静かな教室の雰囲気を感じるでしょうが、

実際は 結構 面白おかしな話題で ケラケラと笑い声も。


 皆さん 次回の教室をお楽しみに〜♪




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6月25日の和裁教室

今日は 梅雨の季節には珍しく 爽やかな風香る一日でした。

今日の教室も 楽しい時間があっという間です。

気が付けば 11時 ( 23時 ) を回っていました。


生紬の単の方は 身頃のへら引きも無事終わり、 今回初めて身丈の調節のための内揚げをしました。

今までの反物は どれも丈が切りきりいっぱいだったので内揚げの無いものばかりでした。

揚げの寸法を計算し、裾に余る身丈の分も足す・・・なんていうことが理解し難く 今までのようにはすんなり進みません。


もうおひと方の単は ・・・
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穴の補修をしながら 柄合わせをしっかりして、袖丈のあまりを身頃に足す段取りをして・・。

やっと お袖から始りました。

次回は 身丈の足し布を上手く剥ぎ合わせるところからです。



いよいよ袷着物へと進んだ 81歳の生徒さんは 今日は お袖から。

袖のへらを引き まず一つ目の課題 袖口布の「回しがけ」です。

「回しがけ」の段取りのへら引きから 今までとは違うやり方に 細かく説明。

いざ縫い始めれば 始めたで 回しがけの角の針運びに難儀していました。

袖口布が 今までのご自分のやり方とは違うやり方で ぴたっと納まっているのを眺めながら

頭の中で お勉強していらっしゃる姿は こちらのほうが 頭が下がります。

画像は 袖口合わせまで済んだところ。
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この仕上がりも コツをお伝えすると ご自分で縫ったものなのに ただただ感心していました。


お袖にかかる時 本当は へらくらいは ご自分で出来るはずです。

私が 他の方にかかっている間 振り返れば じっと待っていらっしゃる。

「我流は 一切せず。 一つ一つ 先生のやり方を教えていただきたい・・・」と。

其処までおっしゃるのなら・・・それに応えなければ。と、私も・・。


今日は 3つの机をうろうろ〜。

3人3様 それぞれ全く違うことを 違うポイントでは なかなか私の口も閉じている暇が無い。笑

楽しい時間は あっと言う間でした。




「なでしこ」  この花を見ると 幼い頃 誂えてもらったピンクのレースのワンピースを思い出します。レースの模様がなでしこの花を並べたような柄でした。
お気に入りのそれを着て 家の前の線路で転んでしまい、どうしようもない真っ黒の油汚れに 転んだ痛みより辛くって涙した私でした。
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今夜も もうこんな時間。

皆さん 夢の中でしょうか。

おやすみなさい。

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