日本に広がる幾多のフロンティアは、私たちの挑戦を待っています。社会の中で持てる力を十分に発揮できていない「女性」。二十一世紀の大成長産業となる可能性を秘めた「農業」「再生可能エネルギー」「医療」。海洋資源の宝庫である「海洋」。無限の空間的な広がりを持つ「宇宙」。産官学の英知を結集し、内外のこれらのフロンティアを「夢」から「現実」に変え、日本再生の原動力とします。 またまた、今年も昨年と違う首相による年頭所感です。政権が変わってもこの伝統は引き継がれたようです。
今回の年頭所感には、突っ込みどころはほとんどありません。
ただ、何もかも遅過ぎたという感じだけします。
我が国は、国家戦略を通じて、国民の持つ知識が相互に刺激し合うことによって様々な創造性を生み育てるような知識創発型の社会を目指す。ここで実現すべきことの第一は、すべての国民が情報リテラシー を備え、地理的・身体的・経済的制約等にとらわれず、自由かつ安全に豊富な知識と情報を交流し得ることである。第二は、自由で規律ある競争原理に基づき、常に多様で効率的な経済構造に向けた改革が推進されることである。そして第三は、世界中から知識と才能が集まり、世界で最も先端的な情報、技術、創造力が集積・発信されることによって、知識創発型社会の地球規模での進歩と発展に向けて積極的な国際貢献を行なうことである。
具体的には、次のような社会像を描くことができる。
10年以上前の戦略です。もちろん(日本の、特に政府の政策によるかは置いとくとして)実現しているものもありますが、冒頭に引用した年間所感に含まれている課題は、この e-Japan 戦略で大部分すでに実現しているべきではなかったでしょうか。
年替わり首相で目先の変化にこだわり続けた結果、気がつけば夏休みの最終日になっていて、(これまでのような夢のような夏休みの計画やなくて)あわててとりあえず明日提出せなあかん手つかずの宿題だけでも書き出してみたという感じを受けました。
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異郷に在りて祖国を想う
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「日本中を一匹の怪物がのし歩いている。グローバリズムという怪物が。」 |
新年恒例の首相年頭所感昨年の鳩山首相(当時)の妙に馴れ馴れしい、噴飯物の年頭所感よりはずいぶんマシですが…
※午前0時アップ 首相年頭所感「平成の開国元年に」(産経新聞)- Yahoo!ニュース
菅直人首相は1日付で、平成23年の年頭所感を発表した。「本年を、明治の開国、戦後の開国に続く、『平成の開国』元年にする」として、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)など貿易自由化に向けた交渉・協議を本格化させる考えを表明。「開国と農林漁業の活性化を両立させる政策」を、今年前半までに打ち出すとした。(産経新聞) それにしても、見事に毎年違う人が、首相年頭所感をするのですね。日本の政界は人材豊富ですね。
私が掲げる三つ目の国づくりの理念は、「不条理を正す政治」です。「平成の開国」、「最小不幸社会の実現」のためには、国民の信頼に足る政治が不可欠です。不公正や不条理をきちんと正す政治を行うことにより、政党や政権といったレベルにとどまらない、政治システム全体に対する国民の信頼を得て、大きな変革を推進することができると考えます。 不公正や不条理をきちんと正す、ですか。ならば、まずこの最大の不公正・不条理をきちんと正してくださいよ。
冒頭の転載記事で掲げたマニフェスト全面見直し民主党は2009年の衆院選マニフェスト(政権公約)を全面的に見直す方針を固めた。子ども手当や高速道路無料化など巨額の歳出を伴う政策を念頭に、来年8月をめどに結論を出す。財源捻出が限界に近づき、見直さなければ、12年度以降の予算編成が極めて難しいと判断した。 こういうのを羊頭狗肉というんじゃないですか。
もちろん、だからといって、予算の都合も考えず、ただやみくもに形だけマニフェストで掲げた政策を推進すればいいというわけではありません。しかし、以前記事にした通り、マニフェストに掲げられている政策はニュージーランドでは当たり前に実施されている政策なのです。つまり日本は、これだけ豊かな国でありながら、国民はその豊かさを享受できていないのです。
それが何故なのかを、しっかり考え直すことなく、表面的な政策として強行しようとしたから、今のような事態になったと思います。実は、以前記事にした通り、逆説的ですが、民主党のマニフェストを自民党なら実現できたと思います。しかし、今更言っても詮無いことになりつつあるようですね…
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『20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人達へ』 著者であり Twitter 友達である @HAL_J さんから書評を書くという約束で献本していただきました。
20、20と数字がならぶタイトルとサブタイトルがいい感じですね。 @HAL_J さんのセンスを感じさせます。
と持ち上げておいて、いきなりケチをつけてしまいましょう。
作中で Tom Cruise は、利益ばかりを優先して顧客をないがしろにする会社に対して「このままの利益主義ではいけない! もっと個別の顧客に向き合おう!」と、自身の立場の全てをかけて書き上げた Mission Statement を会社に提出します。(中略)この Mission Statement という言葉が、字幕ではなんと「提案書」と書かれていたのです。私は愕然としました。 Mission Statement と Proposal (提案書)ではまったく意味が違います。「提案書」では Tom Cruise が人生を賭けて伝えようとした自分の想いを表現することができないではないですか! あんまりな翻訳に私は絶句しました。たとえば私なら、直訳風にすれば「使命宣言書」、意訳すると「自分の人生を賭けてやるべきこと」というようにします。(本書22ページ) @HAL_J さん、 Mission Statement の意訳のインパクトが弱過ぎますよ。ここはばしっと、
「檄文」 または 「行動宣言書」 といきましょう。これは、できれば次刷からは改めていただきたい。
なぜならば、この本自体が「使える英語をマスターしたいと考える」日本人全員に向けた「檄文」「行動宣言書」にほかならないからです。
国際社会の最前線で戦う日本人の一人として、この著書に書いてある内容は、私の経験と実感と照らし合わせても妥当なものであり、また丁寧に解説されているために、全く本の通りでなくても自分自身の環境や制約に合わせて自在に応用が効くものだと思います。
唯一の難点はすらすら読め過ぎて、それだけで英語が出来るようになった気がしてしまうこと。たゆまぬ実践あるのみですが、よくいわれる「騙されたと思って」がこれほど当てはまらない本も珍しいと思います。それだけ説得力のある本です。
ただし、この本による「最短」の方法であっても、「本書に書かれている内容を最初から全てをやりとげる場合は1500時間は投資する準備」(本書33ページ)が必要で、それでも「帰国子女でもない日本人が Native English Speaker のように完璧な英語、完璧な発音と豊かな語彙を使いこなすことはほぼ不可能」(本書14ページ)なのです。覚悟はよろしいですか?
この本で目指すのは、あくまで見せびらかすためでも、試験で点を取る為でもなく、あくまで英語圏で実際に通じる「第2言語としての英語」です。多くの英語圏の国々の移民向けの英会話プログラムもこの English as Second Language (ESL) または English for Speakers of Other Languages (ESOL) として行われています。この日本ではあまり意識されない「第2言語としての英語」に焦点を当てたところが、この本のもうひとつの大きな特徴だと思います。
この @HAL_J さんの渾身の 「檄文」「行動宣言書」を読んだ人が、一人でも多くその内容を実践し、英語を使いこなせるようになって国際社会で活躍することを祈ります。
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今週末の小惑星探査機「はやぶさ」の帰還に、金曜日あたりから背中がぞくぞくすると思っていたら、なんと風邪をひいていました(笑)
あまりに頭が痛いので、今日は仕事をお休みして一日寝ていましたら、なんとか復活したみたいです。
この数日やたら涙腺が緩かったのも風邪のせいかなあ。はやぶさ関係の動画やストーリーを見るたびに、目や鼻がぐしゅぐしゅ…
その中でも、何が感動したかって、これです。
「はやぶさ」最後の力で撮った故郷 (YOMIURI ONLINE)
小惑星探査機「はやぶさ」は大気圏突入の直前、最後の力を振り絞って、数千キロ・メートル離れた地球の写真を送ってきた。 まさに、『宇宙戦艦ヤマト』の沖田十三艦長の名セリフ、「地球か…何もかも皆懐かしい…」のままではないですか。
おなじく劇中の真田志郎技師長ばりの「こんなこともあろうかと」の神業運用で幾多の危機を乗り越えてきた「はやぶさ」の7年もの長旅は、まさにリアル宇宙戦艦ヤマトと呼んでも良いと思います。
実際に、将来の小惑星地球衝突の危機には、この「はやぶさ」で実証された技術が人類を救うことは大いにあり得るのですから。
神業運用の一例:
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