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漢文には【存現文】というのがあります ?
存現文には、事物・事象の存在と、出現・消失を表す「現象文」に大別されます。 【到其北岸狗邪韓國 七千餘里】 其のとは倭國を指します。 したがって訳文は 「倭の北にある韓國の狗邪の海岸に、七千餘里で到」 になります。 漢文は孤立語ですから、どこから数えて七千餘里になると記載する必要があります。 ところがこの文章には出発した地名がありません。 こうした場合は 「存現文」 と見なされ、先に記述された 「帯方郡」 が出発地になります。 【倭人在帶方東南大海之中 依山島為國邑】 さらに狗邪韓國から對馬國へ、次は一大國へ、次は末盧國へ、次は伊都國へ、次は奴國へ、次は不彌國へ、次は投馬國へ、次は邪馬壹國へと移動して行きますが、いずれも存現文になっています。 次々と新しい國が記述されると、先に出現した國名が出発地に代わっています。 したがって 「放射読み」 などという、読解法は通用しません。 こうした読み方をするのは、よほど漢文を知らない人物といえます。 |
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