|
10【所居絶島 方可四百餘里】
原文【所居絶島方可四百餘里】 (對馬國の人々は)孤島に住む。
島の大きさは、円周にして四百餘里。
絶島とは【孤島】あるは【離れ島】という意味です。
また【方】とは【円周】のことですが、對馬國 (対馬下島:295k㎡) の大きさは円周にして【61km】です。
漢書には次の様な文章がありますが【方】の意味を解く参考になるでしょう。
『漢書』卷二十八下地理志第八下 (抄) 自呉至黄支 原文【自合浦徐聞南入海、得大州、東西南北方千里、武帝元封元年略以為儋耳朱崖郡】
華南広西から雷州半島を通って南シナ海に入ると、大きな島があります。
漢の武帝の元封元年(BC110) に初めて中国の領土とし、儋耳郡と朱崖郡を置いた。 大州とは、現在の【海南島 (ハイナンタウ)】のことです。
海南島は南シナ海に浮かぶ卵型をした【東西約300km、南北約180kmで、面積は32,200k㎡】の島です。 【東西南北方千里】とは【東西と南北を合せた距離は千里、そして島の大きさはその円周】という意味です。
そこで島の直径を【5百里(千里の1/2)】とすれば、円周は【1,570里 (直径×3.14)】となります。
漢の一里は【410m】ですから、円周【1,570里】は【644km】になります。
海南島の面積は【32,200k㎡】ですから、円周は【636km】です。
東西南北方千里から計算した円周は【644km】そして現在の海南島の面積から計算した円周は【636km】です。
実に見事な値です。
紀元前の測量で、これほどの精度を出せたとは驚きです。
|
全体表示
[ リスト ]





