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花祭りの史料の初見であり、古代からの風が残る「花の窟」を目指し、私は伊勢から車で向かったのですが・・・・その道のりは易しいものではありませんでした。当たり前ですが。
午前四時に起床し、潔斎の形である風呂に入り、髭を剃り髪を整え、スーツに着替え神棚に拝礼し玄関を出て車に乗り込みましたが・・・・。あかん、車の窓が凍結している!しかも氷が厚い!
伊勢の気候をなめていました。最近温かいので大丈夫かな、と思っていたのですが。仕方なく家に戻りやかんに水を入れ火にくべて暖めそれを車全体に掛けました。うーん、大阪生まれには慣れぬアクシデント・・・・・。近所の早起きばあちゃんがその間抜けな光景を見ていましたが、恥ずかしかったですねぇ。スーツ姿でやかんを片手に走っている光景なんて異様ですし。
さて、伊勢から熊野は有料道路無しで行けるのですが、道がすこぶる悪いのです。尾鷲市出身の友達が「あそこらへんの道は最悪」と言ってましたがその通りでした。・・・・そしてマナーも悪い。度会周辺でも暴走トラックが横行し、えらい煽ってくれました。勿論私はまだ捕まりたくないので法定速度を守っていましたが。(道が危ないからっていうのもありますが)
国道42号線という一本道に近い狭い道路を走りましたが、思いっきり崖や急カーブばかりの危険な道路です。ガードレールがところどころへこんでいます。熊野は世界遺産になりましたが気軽に車で行くのはまだまだ難しそうですね。熊野信仰は浄土への信仰ですが、こんな所で浄土へ行きたくないですよ・・・。(平成20年に新しい高速道路が出来るそうです。しかし、これの為に多くの山が削られる為あまりいい気はしませんが)
数々の車に煽られやっとの思いで長島に着きましたが、なんとも美しい透き通る海とそれを見下ろす山々。いやぁ、苦労した甲斐がありました。巨大な造船所もあり、下車しサークルkで買ったお茶を片手についつい長島の浜を歩いてしまいました。
その後、延々と山道・・・・・。尾鷲はさすがに栄えていましたが。日本一の降雨量を誇る尾鷲も今日は晴天とあって青空に灯台が堂々と立っていました。尾鷲から先は険しい山道ばかりで下を見るのが恐ろしい箇所ばかり・・・・・。熊野道は車で行く場合高所恐怖症の人にはお勧めできないです。地元の人はよくこんな恐ろしい道を100キロ近く出して走られますねぇ。
さて、念願の熊野市有馬町に着くと・・・・。そこは海が広がり奇岩が連なる、神々がおわす熊野の地でした。熊野の語源の説に「熊野→クム→カム=神」という説がありますがこの光景を見ればうなづけます。この息を呑むような美しい自然、ただ深い山の姿だけではないありとあらゆる自然の姿が「神」の姿である、と言えますね。
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