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何とも勇ましい言葉ではありませんか。
ホルムズ海峡において、日本のタンカーが襲撃された。誰が仕掛けたのか不明のままだ。仕掛けた組織が、何故あの程度で収めたのか。その後一切、この件に関する情報は出てこない。調査のしようがないのか。する意味がないのか。してはいけないのか。してはいるが、新たな事実が出てこないのか。そういったことすら、知らされることなく、日が過ぎている。
そして、突如現れたのが、有志連合である。
自分の国の船は、自分で守れ。それはイコール自分の国を守れに繋がる。そして、日本国民は、日本を守ると声を上げようとしている。
日本を守ると言うことは、どういうことなのか。国益を守ると言うことなのか。物理的に守ると言うことなのか。勇ましい言葉が発せられると、情緒的に反応しがちである。それは極めて危険なことである。
日本の国土が、軍事的に攻められたわけではない。したがって、軍事的に守る必要はない。今回の場合、意図も相手も判らない状況で、タンカーが襲撃された。大変な状況ではあるが、だからといって、自衛鑑なりがホルムズ海峡に出て行くことにはならないだろう。仮にそうすれば、余計に緊張が高まり、国益を守ることにはならなくなる。
冷静に判断できそうでない人がリーダーに居り、その取り巻きが冷静に判断できないとなると、「日本を守る」のではなく、「日本を壊す」ことにならないか心配である。
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